新築の庭にフェンスを施工する時の選択肢と注意点

庭にフェンスを施工するのはどんな時?

土地探しをしていると、隣家からの距離が近かったり、接している道路に人通りが多かったりして、視線が気になるのでは…と懸念を持つことがあります。周りの視線等が気になる場合、設計段階でフェンスの施工を検討することになります。

フェンスというと、家の外周を囲むもの、脇役というイメージもありますが、実は適切に視線を遮り、庭や家の中を居心地の良い空間にするためには不可欠である場合もあります。
しかし、考えなしに施工してしまうと、眺望が悪くなってしまったり、圧迫感を感じてしまうという怖さもあります。
ここでは、フェンス施工の基本的な考え方と材質についてまとめています。

庭に施工する「目隠しフェンス」「境界フェンス」

フェンスには、目隠しのためのものと、隣地との境界の位置を主張するものの2種類があります。目隠しの場合、その機能はフェンスの高さで決まりますが、「外から庭を見えなくする」と言うことは、イコール「庭から外界への眺めが失われる」ということになるので悩ましいですね。
庭から外の風景が見えなくなり寂しい、圧迫感を感じるという理由で、高いフェンスを施工してから後悔することも多いので、外への視界がどの程度開けていて欲しいか、お施主様の希望をしっかりヒアリングしてくれる業者を選ぶことが大切になります。

特に狭小地の場合、自宅の庭の面積を取りにくいため、隣地などの周囲の景観を借りることで眺望を作ることがあります(借景)。高い目隠しのためのフェンスを立ててしまうと、借景ができなくなる点がデメリットとなります。

庭に木製フェンスを施工する

木製フェンスは、自然の材質が求められるイングリッシュガーデンでは特にオススメです。主な材質はハードウッドです。フェンスは雨風に晒されるので、腐りにくく、劣化しにくい丈夫な木材を選ぶことが大切です。
腐ったり劣化したりして、みすぼらしい外見になってしまって後悔したという例も多いので、丈夫な材質を選び、メンテナンスをしっかりすることが大切です。

庭に樹脂性フェンスを施工する

樹脂製フェンスなら、木製のように腐ったり劣化したりということがありません。木の質感に似せたデザインのものが主流なので、デザイン面の心配は無用です。見た目が木材のようなので、植栽ともよく調和します。

庭にアルミ製フェンスを施工する

アルミというと金属質で冷たいイメージがありますが、今は木に似せたデザインのものなど、オシャレなデザインの製品が多数あります。加工の自由度が高いので、完全目隠しのフェンスから、ルーバー型まで自由に選ぶことができます。

お施主様の思い描く、家の外観や庭の風景に合わせたフェンス選び

家の周りをぐるっと囲むフェンスは、脇役と思われがちですが、家の外観を作るとても大切な要素です。
目隠しや防犯性など、役割・機能も多く、フェンスの選び方によって庭の雰囲気が変わります。お施主様のイメージをよく聞いてくれる外構業者を選び、後悔のないようにしましょう。
リガードでは、打ち合わせの初期段階から外構についてもお施主様にお話を伺っておりますので、総合的なプランニングが可能です。勿論、外構業者の紹介も行っております。ご家族のプライバシーを守りながら、庭の風景も楽しめる家ならリガードにご相談ください。