土地区画整理事業が家づくりに関わる 暮らしやすい都市の計画手法とは?

土地区画整理事業って何のこと?

「土地区画整理事業」と聴くと、「お役所の仕事かな?自分には関係ないかな」と思われるかもしれません。

でも、区画整理は施主にとって、避けて通れない「土地選び」との結びつきが深いのです。

土地区画整理事業とは、道路、公園、河川等の公共施設と宅地を総合的に整備することで、多様な目的に対応した優れた都市空間を形成する事業のことです。

こうした事業による経済波及効果は大きく、防災性や市街地の空洞化などの課題を解決して、活力のある豊かな社会づくりが期待されています。

土地区画整理事業の流れ

土地区画整理事業が終わると、空き地が一斉に売り出されることになります。

区画整理事業がマイホームを取り巻く「よい都市環境づくり」に一役買う、というのが国交省の主張です。

土地区画整理事業の流れは、以下の通りです。

地元住民と街づくり案を検討し、都市計画を決定

施行規程や定款、施行地区、設計、事業施行期間、資金計画など事業計画を決定

土地区画整理審議会、施行地区内の地権者の代表を選挙により委員選出

仮換地、将来換地される土地の位置、範囲を指定

建物移転を実施、道路築造、公園整備、宅地整地等の工事を実施

土地建物の登記

清算金の徴収交付

事業の完了

土地区画整理事業のことならプロに相談しよう

土地区画整理事業は、平成17年度末までに全国で約40万haの市街地整備を実施した実績があります。

戦前の例になりますが、板橋区の常盤台は区画整理の傑作と呼ばれています。

曲線を多用した「きわめて計算に手のかかる」区画によって、独自の美しい街並を形成しています。

東京にお住まいの方は、一度足を運んでみるとよいかも知れません。

まとめ

暮らしやすい都市計画の手法として、土地区画整理事業が実施されています。

土地区画整理事業について理解して、快適に暮らせる住まいづくりを実現しましょう。