迷宮のような配管にならないために 給排水管等の保守点検に関する等級とは?

配管工事の作業は想像以上に大変!

建物は構造躯体などの比較的耐用期間が長い部分と、配管や内外装などの比較的耐用期間が短い部分とが組み合わされてできています。配管工が施工する給水管・排水管・ガス管・給湯管などは、かなり狭い専用スペースに設置するため、配管工事の作業は想像以上に大変です。そのため、給排水管には劣化を軽減する対策を講じたり、日常の維持管理を容易にしたりして、配管工が頭を抱える迷宮にならないようにする必要があります。ここでは、維持管理対策等級(専用配管)について、分かりやすくご紹介したいと思います。

維持管理対策等級(専用配管)ってどんな対策なの?

維持管理対策等級(専用配管)とは、給排水管、給湯管およびガス管の維持管理を容易とするために必要な対策の程度のことです。等級には特に配慮した措置である等級3、基本的な措置である等級2、その他の等級1で表示されます。等級2では、共同住宅等で他の住戸に入らずに専用配管の維持管理を行うための対策や、躯体を傷めないで点検及び補修を行うための対策が講じられています。等級3ではさらに、躯体も仕上げ材も傷めないで点検や清掃を行うための対策や、コンクリートの中に配管が入り込んでいない等の条件もあります。

給排水管のことなら専門家に相談してみよう

維持管理対策等級3は、長期優良住宅の要求事項にもなっています。とくに、増改築の場合や修理の際に、床をはぐったり壁を取壊したりできない場合、より狭い空間で配水管の作業をすることになりますから、給水管の洗浄や更新・つまり・掃除・取り替えなど手入れし易い配管にしておく必要があります。給排水管に関しては専門的な知識が必要ですから、住宅の専門家に相談してみるとよいでしょう。給排水管の施工のことなら、セミオーダー住宅のプロ・リガードに気軽にご相談ください。

まとめ

給排水管は狭い専用スペースに設置するため、配管工事の作業は想像以上に大変です。メンテナンスのしやすい配管スペースを設計して、快適な生活環境を実現しましょう。

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