建築事例WORKS
家じゅう全部お部屋~廊下のない家~
- 家族構成
- ご夫婦・お子様一人
- 建築地
- 東京都
- 建物価格
- 2600〜2900万円
- 坪数
- 21〜25坪
Kさま夫妻が家づくりを始めたきっかけは、一枚のチラシで知ったリガードの“マイホームの基本セミナー”でした。「いつかはわからないけど、自分たちの家をもちたいと夫婦で考えていました。せっかくだから少しずつでも情報収集をしておこうと、とりあえず参加してみたのが始まり。参加する前は、家づくりと言っても一体どこから始めればいいのか見当もつかなかったのに、帰る頃にはもう住みたい家のイメージができ始めていました」とKさま。セミナーでは思いがけず断熱性と気密性のテーマに引き込まれ、がぜん家づくりに興味が湧いたのだそうです。セミナー後にそのまま相談、土地探しからリガードに依頼して家づくりをスタートさせました。「部材は何を使って、どんな間取りで、と考えるのが楽しい反面、出産時期も重なったので、将来の資金面を考えると不安がありました。でも、子どもの成長や将来の収入・支出まで見越して、何度も資金シミュレーションをしてもらい、安心して家づくりを進めることができました」と、奥さま。また、セミナーから1ヵ月と経たないうちにモデルハウス宿泊も体験し、間取りの開放感や快適性に驚いたそうです。「玄関あがってすぐリビングでいいんだ!と、目からウロコです。はっきり言って、衝撃的でした。廊下がないことでこんなに開放的な家づくりができるんだと、無駄のない空間に感動しました。玄関が広く、吹き抜けの光で家の中はとても明るい。そのまま参考にさせてもらいました」と、ご夫妻そろって終始笑顔で話してくださいました。
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吹き抜けからの、あたたかな光が広がるワンフロアのLDK。「どこで過ごしていても、お互いの様子がひと目でわかります。私たちが離れて座っていても気配が伝わるぶん安心できるのか、子どももご機嫌です」と奥さま。フローリングには、一目惚れだったという木目が鮮やかなアカシアの無垢材を使い、キッチンの仕切り壁にモルタル風のクロスを張って、アクセントにしました。
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キッチン腰壁のリビング側には、床と同じアカシア材をあしらったディスプレイ棚を造作しました。機能性だけでなく雑貨や雑誌などのディスプレイを楽しむ【見せる収納】です。「これだけ広い空間にしてもらえたので、モノを散らかして狭くしては意味がない。ディスプレイ棚なら置くモノや置き方にもこだわりますし、生活のうえでも必要以上に余計なモノを増やさないようになりますね」と奥さま。
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すりガラスの大きな地窓からもたっぷりと光が入る土間玄関は、ベビーカーを置いても広々としています。「テニス用品などアウトドアグッズもたっぷりと置ける場所が欲しかった」とKさま。玄関扉正面の黒い壁(写真左側)はマグネットウォールになっていて、簡単にラックをとり付けたり、家族の連絡板にしたり、子どもが大きくなったら学校のプリントを貼っておいたり、自在な使い方ができます。
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ガルバリウムの黒が印象的なキュービックでモダンな外観は、街並みにひと際映えます。道路側には開口部を少なくしてスタイリッシュに仕上げました。「フラットルーフにして、太陽光発電を載せています。気密・断熱性がいいので、昼間は電気もほとんど使わず、日中は売電しています。HEMS(家庭で使用するエネルギーを「見える化」する管理システム)で確認するのも密かな楽しみになりました」とKさまご夫妻。
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二面に開いたワイドスパンの窓から光が射し込み、広々としていて心地がいい2階のセカンドリビング。「子どもがもう少し大きくなったら、好きなだけ走り回れるように、ここはプレイルームにしようと思っています」とKさま。部屋のサイドには収納があり、内装壁を入れれば2部屋にわけることもできます。
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箱の隅を切り取ったような玄関回りには、硬質でインダストリアルな外観とは対照的に、木の質感を活かしたぬくもりを感じさせるデザインに。素材の対比がおもしろい遊び心のある意匠空間に仕上げられています。玄関から中へと光を通す大きな窓は、すりガラスにしてプライバシーに配慮しました。
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見上げるとモダンアートのような刺激的なイタリアンレッドの壁紙が印象に残る階段室。大きく開いた高窓からの光がほんのり赤く色づいて反射し、まるで異空間を通り抜けるような不思議な感覚に包まれます。階段の踏み面はフローリングと同じアカシア材。階段手摺りはスチール製のシースルーにして、リビングの開放感を損なわないように配慮するとともに、階段とLDKの相互に光を通すことで、家全体を明るくしています。
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リビングの吹き抜け。2階の窓も二面採光になっていて、日中は時間を問わずリビングに光を落としています。「夕方、陽が落ちるまで電気をつけることはないですね」と奥さま。あちこちにあたたかな陽だまりができています。「この吹き抜けは、リガードさんからの提案でした。2階の1部屋をなくしても、住まい全体で考えると、それ以上の広がりを感じられます。私たちの大好きな場所ですね」とKさまご夫妻。
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Kさまの希望だったという広いテラスは、テニスの練習をするのにも十分な広さ。ボールが飛びださないように囲いの柵は高くしています。「友だちを呼んでBBQをしたりするにも十分な広さ。子どもが大きくなったら、夏には花火をしたり、ビニールプールを出して水遊びできるようにしてあげたい。できれば、一緒にテニスをしたいですね」とKさま。