建築事例WORKS
KAKUREGA
- 家族構成
- ご夫婦・お子様二人
- 建築地
- 東京都中野区
- 建物価格
- 2600〜2900万円
- 坪数
- 26〜30坪
「最初に買った建売住宅では、満足のいく暮らしができなかったんです」というご経験から、注文住宅への住み替えを考えたというKさまご夫妻。希望に適う土地を探しながら、家づくりを任せられる会社を探すうちにリガードに出合いました。建つ家のイメージや必要になる費用の総額が最初から明確で、住まいのベースとなる仕様も選択肢が多く、必要十分。デザインも自分たち好みのテイストだったと、納得のうえで家づくりに進むことができたと言います。お気に入りの住まいの中心は、2階のLDKです。細かな造作にまでこだわり、シックなテイストでまとめあげられた、家族の“KAKUREGA”です。一転して、3階は白でまとめられた清々しい空間が広がり、広々したホール空間は、そのままキッズスペースに。気密性が高く防音性も高いおかげで、ピアノを弾いたり、おもちゃを広げたり、子どもたちがのびのびと自由に過ごすことができます。Kさまの強い要望だった広い玄関は、駐車場からひと続きの土間フロア。汚れの目立たないカラーコンクリートを採用して、大容量の収納スペースも確保。玄関や扉の多くを引き戸にするなど、限られた都市部の生活空間でもすっきりとストレスなく暮らせる仕上がりに、家族の誰もが大満足です。
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都市部の狭小地に建つ住まいながら、広がりのある2階LDK。キッチンの背面には天井高までの収納を配置しました。スライドドアで限られた空間を使いやすく有効活用しながら、目に入る要素を減らして、視線が抜ける設計です。デザイン面でも、天井に色の深い木目のクロスを張り、スイッチ類は鈍色(にびいろ)のメタル調に統一するなど、細部にまでこだわった家づくりを実現しました。
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2階リビングのソファには、家族が自然と集まってきて、一緒にくつろいで過ごしていることが多いのだとか。写真左手の造作のTVボードの背面壁はエコカラット。ソファ背面の壁際にはカウンターを造作して、子どもたちのスタディコーナーにしました。「キッチンにいても目が届きますし、宿題を教えてあげることができます。食事前にダイニングテーブルが散らかることもないので、助かります」と奥さま。子どもたちが使わないときは、ご夫妻のPCスペースに早変わり。
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屋上のルーフバルコニーは、都心にありながらも開放感とくつろぎを堪能できるプライベートガーデンです。「道路では子どもたちを遊ばせられないし、身近な遊び場として、ここなら安心できます。最近は縄跳びが子どもたちのブーム。夏場ならプールを出してあげると喜びます」と奥さま。「気候のいい季節にはテーブルとチェアを持ち出して、ここで食事したりするのもいいですね」と暮らしの夢もふくらみます。
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トップライトからたっぷりと降り注ぐ光に満たされた、陽だまりの3階ホール。ピアノを置いたり、絵本やおもちゃをしまう棚を置いて、子どもたちの遊び場にしています。窓のある壁にはシャビーなアクセントクロス。フロアごとにテイストを変えて、変化のある空間構成にしました。「子どもたちが友だちを呼ぶときは、ここで過ごすことが多いですね」と奥さま。普段から家族の目が届く場所なので、自分たちの場所は自分たちで片づける習慣が身に付きます。
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落ち着いた仕上がりの奥さまのワークスペースには、シャビーな木質のクロスをあしらって、ショップのようなデザイン空間を演出しています。レールのスポットライトや家具などのインテリアも造作に合わせてチョイス。「自分たちだけの、思い通りの家づくりができました」と奥さま。
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奥行きのある1階の階段ホール。木の質感あふれる階段は、手摺りをスチールにして、光を通すオープンなデザインに。コントラストの効いた、しっとりとした落ち着きのあるモダンな空間を演出しています。
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トイレのしつらいにもKさまご夫妻のこだわりが。モダンなモザイク調のアクセントクロスを使って、メリハリのあるデザインに仕上げました。手洗いも埋め込み型にして、空間自体をシンプルに。
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間口の狭い土地ながら、3ナンバーの大型車を停めても、玄関回りには余裕があります。2階の張り出した部分の構造材には耐力壁パルテノンを採用し、都市部の限られた敷地を最大限まで有効活用しています。アウトドア用品をしまっておくストレージが設置できたうえ、車だけでなく、自転車3台を停めておけるゆとりがあります。
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玄関回りには、耐力壁として強度を負担できるパルテノンを採用しました。間口が広くとれて、大型車でもスムーズに出し入れできるようになっています。「外装にも、かなりこだわりました」というKさまの言葉通り、カースペースにはタイヤの跡など汚れの目立ちにくい色の濃いカラーコンクリートを使用しました。駐車場まで伸びた深い軒天も濃色でまとめ、天地をつなぐ柱は外壁と合わせてベージュに。手彫りのような味のある仕上がりです。
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広々とゆとりのある土間玄関は、家族の自転車を停めておくのにも十分な広さを確保しました。大容量のトールタイプのシューズクロゼットのおかげで、収納量も十分。玄関回りを常にすっきりと保つことができます。土間フロアには駐車場と同じく、色が深く汚れの目立ちにくいカラーコンクリートを採用しました。収納扉だけでなく玄関扉も引き戸にしたことで使いやすく、デッドスペースをつくらずに、空間を広く有効に使えます。