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アフターメンテナンスAFTER MAINTENANCE
排水口まわりを掃除して、シンクの水たまりを解消しよう。
気になる、排水溝の詰まり
洗い物をしていて気になるのは、シンクにできる“水たまり”。以前はスムーズに水が流れていたのに、いつの間にか排水の勢いが失われ、シンクに水がたまりやすくなることがあります。
時間が経てば排水は完了しますが、水たまりができるのは危険のサイン。しばらくすれば流れるからと放置すると、流れたと思った水が排水溝から逆流することも。そうなると、排水溝にたまった生ゴミが腐乱して、イヤな匂いがキッチンに充満するといった悪循環に陥ります。
この状態を解消するには、まず水たまりの発生原因を調べることが大切です。シンクに水がたまりやすくなる原因は以下の3つが考えられます。
・水切りネットに生ゴミがたまっている
・排水溝の器具が目詰まりしている
・水道管の内部に汚れがこびりついている
水切りネットは便利なアイテムですが、いつまでも交換せずに放置すると、ゴミがネットの穴をふさいで排水の勢いを鈍らせる原因になります。毎日料理をする家庭では、1日1回、洗い物を終えたあとに交換するとよいでしょう。
排水溝は、器具を取り出して掃除します。ほとんどの排水溝は、排水口カバー、ゴミ受けカゴ、排水トラップで構成されています。カゴの下にあるのがトラップで、底にあるつまみを時計と反対方向にまわすとはずれます。カゴやトラップにこびりついた「ぬめり」は目詰まりを引き起こす原因になるため、スポンジでしっかり除去しましょう。汚れが落ちにくい場合は、使い古しの歯ブラシを使うのも一つの方法です。ごしごし磨けば、目詰まりや臭いの元となるぬめりをきれいに取り除くことができます。掃除後は、40~50度の湯を器具にかけて細かな汚れを洗い流すとよいでしょう。
また、約10㎝にカットしたアルムホイルを丸めてゴミ受けカゴに入れておくと、ぬめり防止につながります。水に濡れたアルミホイルから発生する金属イオンが細菌やバクテリア、カビなどの繁殖を防ぐからで、アルミホイルは1週間に1回交換しましょう。
これらの手段を講じても、なお排水の勢いが改善しない場合は、水道管の清掃を行うことになります。
水道管をクリーニングする
水道管の清掃には主に3つの方法があります。
①洗浄剤を使う
排水溝の器具を取り外した後、パイプクリーナーなど市販の洗浄剤を水道管に流し込みます。使用する前にボトルごと湯につけて温めておくと効果がアップします。約300ミリリットルの洗浄剤を流して1時間くらい経ったら排水溝の器具をリセットし、鍋1杯分ほどの湯を流して終了です。
②湯を一気に流し込む
シンプルですが有効な方法です。手順としては、洗浄剤のケースと同様に排水溝の器具を取り外します。そのうえで雑巾やタオルで排水口にふたをして、40~50度の湯をシンクにためます。8割程度たまったらふたをはずし、湯量と水圧で水道管内の汚れを一気に洗い流します。排水がきちんと行われるようになったら、1か月に1回程度の割合でリピートするとよいでしょう。
③ワイヤーブラシで汚れを解消
上記の①②でも排水の勢いを取り戻せない場合はワイヤーブラシを使ってみましょう。女性でも簡単に扱える便利器具で、ネット通販を利用すれば2,000円以下で購入できます。やはり排水溝の器具を取り除いた後、ブラシの先端を水道管にゆっくり差し込みます。先端が何かに当たって進まなくなったら、それが目詰まりの元になっている箇所と考えられます。手元の取っ手をまわすと、その回転が先端のブラシに伝わり、水道管の内部にこびりついた汚れをそぎ落とします。この作業を何度か繰り返して清掃は終了。ワイヤーを回収して排水溝の器具をリセットしたら、そぎ落とした汚れを湯で流しましょう。
アフターフォローで清潔で使いやすい住環境を
毎日使うキッチンだから、つねに清潔な状態を保ち、気持ちよく家事に取り組みたいもの。危険なサインを見逃さずに早めの対処を心がければ、専門業者に頼らなくても水まわりの清掃を行うことができます。
掃除方法などお家のアフターメンテナンスのお困りごとについても、ぜひお気軽にお問合せください。
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