収育と行動動線にとことんこだわった
収納王子コジマジックの自宅が完成いたしました!
家を建てるときに造作してもらった収納や、
建てたあとの収納テクニックを余すことなく大公開。
ちょっと恥ずかしいのですが……
我が家を丸裸にしてしまいます!
難しいことは、なにひとつありません。
収納で大事なのは“アイデア”と少しの“工夫”。
これから家を建てる皆さんのお住まいにも、
取り入れていただけるもの
ばかりです。
アイコンをクリックして
収納ポイントを見て
みてね!
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我が家の土地は元々、傾斜がついていて、この部分が1m上がっていたんです。
でもただただ階段を作るのはもったいない……ということで、階段下にも収納を作ってしまいました!
洗車グッズや自転車・アウトドア用品など、意外と「外に収納したいモノ」ってありますよね。このちょっとした「フック」
なんなんだろう?って思いますよね?
これが、非常に便利!
濡れた傘をかけたり、鍵を開ける前に荷物をかけたり。
ちょっとワンちゃんのリードを
つなげたりするのにもいいですね。
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玄関で収納するのって、靴だけだと思っていませんか?
でも実際には、靴以外に収納するものはたくさんあります。
たとえば、シューケア用品・防災用品・ベビーカー・子どもが外で遊ぶおもちゃなど。玄関はお家の顔であり、一番お客さんが多く来る場所でもありますので、いつもスッキリした状態を保ちたいですよね。玄関ドアには、マスクケースと鍵や印鑑が収納できるキーケースをマグネットでくっつけています。
出かけるときに「マスク忘れた!」ということがありませんし、カギをなくすこともありません。郵便物の受け取りも、すごく楽ですよ。
※車のスマートキーを狙った「リレーアタック」という車両盗難が多発しています。車の鍵は、電波を遮断するケースに入れるなど対策をしてから玄関に置くようにしてください。靴箱の多くは、奥行きが「約35cm」。そして、靴箱の棚板の奥行きは「約30cm」。つまり、棚板と扉の間には「約5cm」の隙間があるわけです。
この隙間も無駄にはしません。わずか5cmでも、
スリッパ収納や小物入れを設けることができます。いくら収納があっても、子どもたちはどこにしまえば良いのかわからないんです。
ですから我が家では、子どもが小さいうちは「靴の帰る場所」をわかりやすく示してあげるために、このようなあしあとシートを作って貼っていました。散らからないし、靴をそろえてしまう習慣もつくので一石二鳥ですよ。 -
使用頻度が高い靴は靴箱に入れていますが、靴が多い我が家では到底すべての靴が収まりきりません。僕は靴が好きで、子どもの靴も含めたらなんと「約80足」あるんです。
ではどこにしまっているかというと…この「シューズクローク」。
およそ「2.3畳」のスペースに、80足の靴が収納できます。「シューズクローク」といっても、
靴だけを収納しているわけではありません。
ここ実は、外の駐車場の上のスペースを利用した収納なんです。
ちょっと収納したモノが取り出しにくい高さなので、あまり使わないスーツケースを収納しています。外で着ていたコートって、意外と汚れや花粉が付いているものなんですよね。
できれば家の中に持ち込みたくない……ということで、シューズクローク内に靴を脱ぐ前に掛けられる場所を作りました。子どもって、泥だらけで帰ってきますよね。
ですから “家に上がる前に” ”靴を履いたまま” 外で遊んだ縄跳びやお砂場グッズも収納できるようにしました。これ、意外と置く場所に困っているのではないでしょうか?
地べたで充電している方も多いかもしれませんが、電動自転車のバッテリーって重たいのでしゃがむのが地味にストレスなんですよね。
この台は、高さ「70cm」。コート掛けの下のデッドスペースを使っています。 -
ここは僕がいる時間が長い場所。わずか「2.1畳」の書斎です。
狭いスペースでもいいんです。
在宅ワークされる方が増えた今、家で作業できるスペースを作っておくと非常に重宝すると思いますよ。狭い部屋なので、少しでも空間を有効活用できるよう、造り付けの机・棚を3Dで配置して快適に!顔を向けるほうの壁には、鉄板を入れています。ホワイトボードやタスクを書いた紙をさっと磁石で貼れて便利です。 -
「階段下」って“三角形”のデットスペースができるんです。
うちではこの三角形をフル活用しています。まず三角形の一番端っこは、ロボット掃除機の基地にしています。
階段の一番下のステップの中をくり抜いてもらうと、約16cmのちょうど良い高さになったんです。続いて、三角形の一番高さがある部分。ここにトイレを持ってきました。
トイレの天井部分は、階段。吊戸棚が作れないので、壁をくり抜いてトイレットペーパーや掃除グッズを収納するスペースにしました。
座ったままトイレットペーパーが変えられるので、意外と便利です。トイレとロボット掃除機基地の間の部分も、無駄にはしません。
とはいえ高さがある収納にはできなかったので、使用頻度が低い季節物や撮影機材などを収納しています。 -
我が家の洗面台は「ダブルボウル」。忙しい朝にも2人並んで洗面できます。
今はまだ子ども達が小さいですが、大きくなったら絶対、洗面台を取り合うようになりますからね。
家を建てるうえでは“将来のこと”を考えるのも非常に大事です。
他にも、この洗面台はこだわりがいっぱいなんですよ!洗面室のゴミ箱って、足元に置くとけっこう邪魔じゃないですか?我が家は、洗面台の中に入れちゃいました!
洗面台をくり抜いてゴミを入れる穴を作ってもらい、ゴミが落ちる先は引き出しの中。
引き出しの奥の部分って、使いにくい部分でもありますからね。水栓は、ドイツ製のものをチョイス。
僕のこだわりです。
壁付けにしてもらったので、お掃除がすごく楽ですよ。僕、長年、ドライヤーの収納にストレスを感じていたんですよ。
なんとかコンセントを差したまましまえないかな……と考え付いた先がこれです。
コンセントは、コードに負担がかからなければ差しっぱなしでもOK。
取り出したまま、すぐに使えます。ヘアアイロンも、コンセントを差したまま収納できます。
ヘアアイロンって、使用後、熱を冷ましてから収納しなければならないのが非常に面倒。
ですから、熱いままでも収納できるところを作っておくと便利ですね。色々な種類のビンやチューブ、パレットを出して、置いて、また閉まって……というお化粧の工程がすごく面倒臭そうだなぁと妻を見ていて思っていたんですよ。
これは、扉が物を置ける台になるから非常に便利。置きっぱなし・出しっぱなしも防げます。洗面台で顔を洗ったり、シャンプーされたりするときに、腰が痛くなりませんか?
すごく細かいのですが、洗面台の下にちょっとした空間を作ってあげて、そこにつま先を入れて洗面するとあら不思議!
すごく姿勢が楽になります! -
こちらも特別に作っていただいた、自慢のリネン庫です!造作で家具を作ってもらう一番のメリットは、やはりジャストフィットになるということ。我が家の洗面室は真四角ではありませんが、収納がピッタリ合いますので空間に無駄がありません。タオルって、使って、洗濯して、畳んで、一番上に重ねて……そしてまた一番上から使っていませんか?
これでは、使用頻度の高いタオルと低いタオルが出てきてしまいます。
どうにかして上に重ねたものを下から使えないかな……と思い、作ってもらったのがこれ!
下から引っ張って使用できて、しまうときには上に重ねる。
このことにより、すべてのタオルを順繰り使えます。 -
洗濯機から洗濯物を干す場所に行くまでに、階段を登らなければならないというご家庭も少なくありませんよね。我が家も、家を建てる前はそうでした。
でも、水を含んだ洗濯物の重さったら……
洗濯がしんどい理由の大部分は“洗濯物を干す場所に持っていくまで”が
占めているんです。ですから我が家では、洗面室にテラスを
設けました。洗濯ものを洗濯機から出して、わずか3歩で干せます!テラスにはスロップシンクが。「すぐ近くに洗面台あるのに、なぜ?」と思った方もいらっしゃるでしょうが、靴や子どもの上履きって、できれば洗面台で洗いたくないですよね?
テラスで洗えばそのまま干せるので、すごく重宝しています。梅雨時や急な雨に備えて、やはり室内に干せるところも欲しい……ということで、室内物干しを洗面室の中に作りました。ただ常に物干しがあるのは邪魔になりますので、必要なときにだけ降ろせる「ものほし上手(DAIKEN)」を埋め込んでいます。 -
お風呂はどこのご家庭にもある浴室なのですが、ここでも収納にこだわっています。
「お風呂場の収納???」とクエスチョンマークが浮かびますか?
ポイントは『床置きしない』ことにあります。お風呂場のカビやピンク汚れにお困りの方は多いのではないでしょうか?
汚れやカビの原因となるのは、残った水滴です。
床に何も置かず、乾燥しやすい状態にしておけば、カビも汚れも発生しにくくなります。
これらすべて、マグネットで壁面につけているんです。着脱も楽ですので、お掃除も楽ちんです。とはいえ、意外と強度もあります。シャンプーなどのディスペンサーには、マグネットとともに滑り止めのゴムが付いていますので、ズレることなく使用できます。ソープトレーやおもちゃラックは側面に穴が開いていますから、水が貯まることなくお掃除が簡単です。風呂イスはバスタブの淵に掛けることができるタイプのモノをチョイス。
湯おけは取っ手が付いているタイプであれば、マグネット式のフックを壁面につけて引っ掛け収納できます。 -
洗面所のすぐ横には、家族全員の衣類を収納できる「ファミリクローゼット」を作りました。
洗濯物が乾いた後もすぐに収納できるよう、こちらも「行動動線」を徹底的に追求しました。クローゼットの真ん中には、アイロンがけしたり、衣類を畳んだりすることができる作業台があります。
この作業台、キャスターが付いているのでお掃除するときには簡単に移動できます。
中には、アイロンやアイロン台、アイロン待ちの衣類などが収納できます。クローゼットの壁面には、ネクタイやサングラスが収納できます。
実はこの壁、たった15cmしか厚みがないので、収納の奥行き自体は7.5cm。
でもネクタイや小物を収納するには十分です。棚上には、バッグを収納しています。
使用頻度の高いバッグは、バッグスタンドに収めて、
あまり使わないバッグは、ほこりが被らないように収納ボックスに入れています。このボックス、フタが本体に収納できるタイプなのでバッグの出し入れが非常にスムースです。お子さんの衣類はとくに、引き出しに何が入っているかすぐわかるようにラベルを貼っておくといいですね。
引き出しの中は縦に衣類を収納し、出し入れしやすいようにしています。クローゼットをすっきりさせるためのポイント!
①ハンガーパイプの長さを知る
②ハンガーの数を決める
③ハンガーの色・素材を合わせる
ハンガーパイプの長さから、掛けられる
ハンガーの数を決めて、それ以上、服を
増やさないようにしておくと無駄買い防止にもなります。
またハンガーの素材が木製・プラスチック・針金……など
混在していると、それだけで散らかった印象になってしまいます。この部屋って1階ですぐ横がお隣さんの家ですから、日当たりが良くないんです。なので、湿気が非常に心配だったんですよね。そこで、この天井材を採用したわけです。
非常に優れもので、まるで呼吸をするように湿気を吸収し、放出してくれて、なんと匂いまで吸着してくれるんです。 -
キッチンは、ダイニング・リビングがすべて見渡せる位置にあります。収納住宅を建てる前の賃貸住宅では、壁を見ながら料理していた妻。当時は、リビングで遊んでいる僕や子どもの輪に入れないことで疎外感を感じていたようです。
今はというと、家族みんなを見ながらキッチンに立てて とても喜んでいます。僕は常々「キッチンを制するものは 収納を制す」と言っております。
それでは、我が家のキッチン収納を見ていきましょう!このキッチン。実はリビング側にも大容量の収納があるんです。
ここには、ダイニングで使うお箸やスプーン、フォークなどのカトラリー、リビングで使う文房具類を収納しています。キッチンの下は、それぞれの場所で使うモノを直下に収納すると使い勝手がいいですよ。シンクの下は、ザル・ボウルなどを。
調理台の下には調味料を。ラップやアルミホイルは縦に収納すると省スペースかつ取り出しやすいです。コンロの下にはフライパンや鍋、油などを収納しています。炊飯器の横の引き出しには、行動動線を考えてお茶碗類を収納しています。ちょっと炊飯器の場所が低いと思われるかもしれませんが、これは子どもにとってはちょうどいい高さ。
お子さんにお手伝いしてもらうには、まず“手伝える環境”を整えてあげることも大切です。大皿って、重ねて収納してしまうと下にあるモノが取り出しにくいですよね。
「だったら“縦”にしまえばいいのでは?」と思い付いたのが、このファイルボックスを使った収納です。
重い大皿も、片手で取り出せます。キッチンのゴミ箱は、引き出しの中に収納しています。
ゴミ箱には「燃やすごみ」「燃やさないゴミ」のラベルを。
そしてラベルには“ゴミを出す曜日”まで書いています。
ゴミ出しのカレンダーなど冷蔵庫に貼っている方も多いと思いますが、
冷蔵庫になんでもかんでも貼ってしまうとごちゃごちゃしてしまいますよね。
ですから、ゴミ箱にゴミ出しの曜日を張り付けるんです。
ゴミを出す度に目に入るので、忘れることはありません。 -
我が家のキッチンがすっきりしている理由は、 大型の「パントリー」があるからです。
広さは「約3.3畳」。縦に長いパントリ―なのですが、 入り口が2つあって周回できるので非常に便利です。
キッチンに置くとごちゃごちゃしがちな、食材・ストック物・調理家電などを収納しています。パントリーの中もごちゃごちゃしないよう、収納ユニットと43個の収納ボックスを使って収納しています。
収納ボックスにはラベルを貼り、何が入っているかも一目瞭然。床に置くボックスはキャスター付きのモノにしていますので、お掃除も簡単です。家を建てるととにかく多くなるのが、説明書類。我が家ではパントリー内の一角に「1階」「2階」「3階」で分けて説明書を保管しています。
いざ使うとき見つからないことが無いように、見出し付きのファイルにラベリングしています。冷蔵庫に学校のプリントやホワイトボードを貼ると、便利なのですがごちゃごちゃ感が出てしまいますよね。そこで我が家では、パントリーの一角の壁を全面ホワイトボードにしています。買い物等のメモもできますし、マグネットでプリント類も貼れます。「ニッチ」とは、壁の一部をへこませた部分です。
キッチンとパントリーの間のこのニッチには、リモコン類を集約して、電話を置いています。こちらもマグネットがつく仕様にしましたので、写真やメモを付けられます。 -
リビングには、子どもたちのリビング学習デスクを設けました。東大生の約76%が、リビング学習を実施していたという統計も。
家族が集う場所で勉強することで、わからないことを親に質問でき、親は子どもの得意・不得意を知ることができ、さらに子どもの集中力が養われる……というメリットがあります。
ただ場所を確保することが難しかったり、リビングが散らかりやすくなったりするというデメリットの反面も。そこで我が家では、このデメリットを解消するためにあらゆる“工夫”を凝らしました。重くて大きくて、毎日使うランドセル。置き場所に困りますよね。
教科書等を入れたランドセルの重さは、平均「7kg以上」というデータもあります。そんなに重いモノを、フックにかけたり、箱にいれたりするのは、子どもにとっては非常に難しいこと。
さらに、お子さんの多くは、次の日の学校の準備をするのは床の上。
つまり、ランドセルは床に近いところに収納するのが正解なのです。
スライドして取り出せるので、そのまま教科書の出し入れができます。学習デスクの壁は、マグネットも付けられる全面ホワイトボードです。
ペン立てなどもマグネットでくっつけてしまえば、机の上は何もない状態が保てます。
また「○○を忘れないようにね!」と家族の伝言板としても活用できますよ!教科書置き場は、ランドセル収納のすぐ上です。収納スペースをつくるときのポイントは“使う場所のすぐ近く”。
床に置いたランドセルに教科書を入れるのであれば、座ったまま取り出せる位置、かつランドセル収納のすぐ近くというのが、教科書置き場として最も適していると考えられます。 -
これもまた僕がこだわり抜いたテレビボード収納です。
リビングって、収納スペースが意外と少ないんですよね。にもかかわらず、リビングで使いたいモノは多い……
こちらは「散らからない」「すっきり見せる」「不便じゃない」という両立が難しい3つを実現できるテレビボードだと自負しています!お掃除グッズって、奥へ奥へと隠したがる方が多いんです。
でもそうしてしまうと、お掃除から遠ざかってしまうんですね。
お掃除グッズは、リビングの取り出しやすいところにあるべき。
ですから我が家では、リビングど真ん中で、片手一つで取り出せるよう、テレビボード収納に掃除ユニットを収納しました。僕あまり、箱ティッシュを無造作に置いておくのが好きではなくてですね。とはいえ、取り出しやすいところにないと困るわけで……
思いついたのがこの場所。扉を閉めても下から手を差し入れると、ティッシュがさっと引き出せます。
見えないけど、取り出しやすい。そして無くなったら上のストックからすぐに補充できる。
我ながらとてもいいアイデアだと思っています(笑)ゴミ箱って、生活感が出てしまうNo.1のモノじゃないですか? これも我が家では隠しました。
とはいえ捨てにくかったらそれもまた困るので、上からポイっとしやすく、なおかつ扉を開ければすぐにキャスター付きのゴミ箱も取り出せるのでゴミの回収も簡単です♪ -
家を建てたら絶対取り入れたいと思っていたのが、吹き抜けとシーリングファンです。
ただ「どうやって掃除するの?」と、僕とても気になってしまいまして。
だからこのシーリングファン、
降りてくるんです。
昇降機を付けてもらったので、
手が届くところまで降ろして
いつでも簡単に掃除できます。 -
ゲスト用の布団、冬物の布団……すごく場所を取ってかさばりますよね。クローゼットでは幅が足りない、奥行きも足らない。だから「家に1つは押し入れを」と考えている方も多いと思います。
押し入れは、基本的に「奥行き約80cm×幅約180cm」です。
ただ布団を“横”ではなく“縦”に入れれば、そんなに幅はいりません。しかも布団を横に重ねて収納すると、下にあるモノが取り出しにくいですよね。
縦型収納なら、片手で、他の布団が落ちることなく引き出せます。 -
お子さんが小さいご家庭から、「子ども部屋ってどうしたらいいですか?」というご相談をよく受けるのですが、 僕としては真っ先に子ども部屋を造ってそこで寝起きしたり勉強したりさせるのではなく、 子どもが望んだタイミングでそのスペースが確保できるように考えておけばいいのではないかなと思っています。
これが、リビングに学習デスクを取り入れた理由の一つでもあります。
我が家の子ども部屋は、現在「8.2畳」の一間。
男の子と女の子ですので、将来的には2部屋に分けられるようにしています。子ども部屋を2つに分けたときのそれぞれの広さは「4.1畳」です。
多くの方は子ども部屋を「4.5畳の真四角」にするのですが、 それだとベッドを窓際に置いたとき、足元に微妙な隙間が生まれてしまうんですね。
4.1畳の子ども部屋は、ベッドが窓際にピタッと収まり、ムダなスペースがなく模様替えができます。それぞれの部屋にクローゼットを作っているのですが、扉はオーソドックスな「2枚扉」ではなく「3枚扉」に。
3枚にすることで開口部が広くなり、中の引き出しが扉に引っかかることなく引き出せます。「子どもが片づけない!」とお悩みであれば“片づけやすい環境”を作ってあげてみてください。「これはここに戻すんだよ」といっても、小さなお子さんにはなかなかわかりづらいもの。
我が家にもおもちゃや絵本がたくさんありますが、どこに戻せばいいのかわかりやすくするために、子どもが小さい頃は収納ボックスにラベルを貼っていました。
ポイントは、ラベルに写真やイラストも入れてあげること。視覚的に「このおもちゃの帰る場所はここ」と理解させてあげることで「おもちゃさんお家に返してあげて~!」と言うとすぐに戻してくれるようになりました。
乗用玩具は白色のマスキングテープで駐車場を作ることで違法駐車が減りますよ(笑) -
この部屋は、置き畳みを敷いてゲストルームとして使っています。
とはいえ毎日ゲストが来るわけではありませんから、使わないときにも有効活用できるよう、 日当たりが良いこの部屋の特性を活かして部屋干しもできる空間としました。
物干し竿は天井に収納できるタイプですので、ゲストが来たときにも邪魔になりません。天井の空間だって
有効活用!! -
こちらは、夫婦の寝室です。
間接照明を使って、ホテルライクな空間にしてみました。
ほぼベッドだけの空間ですが、僕的には寝室は「夜中に寝るだけ」の部屋ですのでこれで十分かなと思っています。1階にファミリークローゼットがありますので、寝室のクローゼットには夫婦の使用頻度の低い服を収納しています。 -
床の色は、家全体で統一していません。
1階が白・2階がブラウン・3階主寝室がダークブラウン。寝室が近づくにつれて濃くなっていきます。 これは「休む場所になるにつれて色を濃くしていくと精神的に落ち着くという心理」を意識してのこと。 注文住宅では床材や色までチョイスできますから、 色々考えてみると楽しいですよ!
「適切な行動導線」は、
ご家族の数だけ形があるはずです。
家づくりで叶えていただきたいのは、
ご家族のこれからのちょっとした”楽”や”幸せ”。
”ちょっとの楽”と”ちょっとの幸せ”が積み重なると、
それは大きな心の”ゆとり”へとつながります。
収納住宅を建ててから、妻と子どもの笑顔が増えました。
これまでも、我が家では収納の創意工夫はしていましたが、
やはり新築時に1から見直すとなると「生活」が
変わるのだと実感しています。
心のゆとりは、やがて人生そのもののゆとりへ
-この家で子どもたちが成長し、
僕たち夫婦も年を重ねていくことが、
楽しみでなりません。