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さまざまなスタイルに対応!瓦屋根の種類をご紹介
快適かつ丈夫な家を作るために重要な要素となる、屋根の素材。日本で古くから使われてきた定番の屋根材が「瓦」です。一口に瓦と言ってもその種類は多岐にわたります。「古臭い」とマイナスイメージを抱く方もいるかもしれませんが、種類や使い方によっては今時のおしゃれな家にもぴったりなんです。そこで今回は、さまざまなスタイルに対応する瓦屋根の種類をご紹介します。
陶器瓦
陶器瓦とは粘土瓦の一種で、粘土を瓦の形にかたどったものの上に釉薬をかけ、窯に入れて高温で焼き上げて作られます。うわ薬に釉薬を用いてコーティングすることから「釉薬瓦」とも呼ばれます。
陶器瓦には、大きく分けて以下の3つの形状があります。
- 和形(J形)
- 平板形(F形)
- スパニッシュ形
和形(J形)は、ゆるやかなカーブを描くような形で、日本では最もスタンダードな瓦です。Japanの頭文字をとって「J形」と呼ばれます。
平板形は、波がなくすっきりとした平面状の瓦です。”Flat”のFをとって「F形」とも呼ばれます。スタイリッシュな雰囲気や、モダンな和風住宅によく合います。
スパニッシュ形は、ぽこっと盛り上がった丸い山部分が特徴で、山と谷の部分が先細りになっています。地中海建築に代表されるような洋風の屋根になるので、従来の古風な瓦のイメージに抵抗がある方にはぴったりです。
いぶし瓦
いぶし瓦も、陶器瓦と同じく粘土瓦の一種ですが、焼成方法が異なります。粘土を瓦の形にかたどった後そのまま焼き、燻化工程にて瓦の表面に炭素膜を形成します。この行程により、瓦全体が銀色になります。
光が当たると白っぽくなる淡い銀色は「いぶし銀」と呼ばれ、年月の経過とともに味わい深く色ムラが生じます。
セメント瓦
セメント瓦とは、セメントと砂を主原料とした屋根瓦です。「厚型スレート」または「コンクリート瓦」とも呼ばれます。
耐用年数は30~40年と耐久性と耐火性に優れており、価格がリーズナブルなのが特徴です。伝統的な陶器瓦のフォルムと同じものから洋風なものまで、さまざまな形状・カラーのものがあり、住宅の雰囲気に合わせて選べます。
屋根瓦で理想の家づくりを叶えよう
今回は、さまざまなスタイルに対応する瓦屋根の種類をご紹介しました。丈夫で長持ち、多様なデザインに富んだ屋根瓦は、伝統の日本家屋はもちろん、現代のさまざまなスタイルの住宅に合います。屋根材の選択肢のひとつとして検討してみてください。
家づくりや屋根についてご希望がある方は、ぜひリガードへご相談ください。ご施主様とご家族のライフスタイルに合わせて、経験豊富なアトリエ建築家がご提案いたします。