東京で注文住宅を建てる時のポイントは？費用相場からおすすめのエリアまで一挙解説

東京で注文住宅の購入を考えるとき、住宅費用の相場や快適なエリアを、しっかりと決めて購入したいものです。本記事では、注文住宅を東京で建てるポイントや都内でのおすすめエリアを紹介していきます。後悔しない家づくりを考えましょう。

東京に理想の注文住宅を建てるには？

東京で理想の注文住宅を建てるには、どのような流れで決めたらよいのか迷うことはありませんか？注文住宅にかかる予算や土地、建物の相場など気になることはたくさんあります。これから、東京で理想の注文住宅を手に入れるポイントを紹介します。

注文住宅を建てるエリアを決める

はじめに、理想とする住まいのエリアを決めていきましょう。東京エリアは、場所によって環境が異なります。子どもをのびのび育てたい場合は、東京郊外のエリアがおすすめです。また、東京23区のエリアは通勤に便利で快適な住まいとなるでしょう。

 

しかし、都心で注文住宅を建てるには、土地代が高いことを把握しておきましょう。土地代と注文住宅の費用がかかるため、東京郊外で建てるより予算を多く準備しなければなりません。また、注文住宅の予算に合わせて東京エリアを決めることも、おすすめです。

住宅費用の相場から予算を設定する

東京で注文住宅を建てようとする場合、住宅費用の相場から予算を設定することが重要です。フラット35利用調査によれば、東京で注文住宅にかかる費用の相場は、注文住宅の建物だけで3,808万円。土地付きの注文住宅では、5,162万円になります。

 

注文住宅にかかる費用の相場を考えて、予算を設定をすることが肝心なポイントです。注文住宅や土地代のほかに、ローンを組むときの諸費用や土地を購入する際の諸費用が必要となります。あらかじめ予算に組み込んでおきましょう。

 

注文住宅の諸費用（土地をすでに購入している場合）	建物価格の3％～6％
注文住宅の諸費用（土地から探す場合）	建物価格の10％～12％

東京で注文住宅を建てる際の費用相場

東京で注文住宅を建てる際、エリアによって土地の坪単価は異なります。また、建物の建築工事費は契約した工務店やハウスメーカーなどで変わります。坪単価や建築工事費の相場を調べておき、目安にすることも必要なことといえるでしょう。

エリアごとの坪単価

1.中央区	1,405.6万円/坪
2.千代田区	726.6万円/坪
3.港区	659.4万円/坪
4.渋谷区	502.8万円/坪

東京での住まいづくりで重要な「住宅費用」ですが、総額費用の目安を確認するために、土地の坪単価も調べておきましょう。表でもわかるように、東京都心の土地価格と郊外での土地価格では、かなり価格の差があります。

 

東京の中心とされている中央区や千代田区では、坪単価はかなり高騰しているといえるでしょう。住宅メーカーや工務店の「住宅ローンシミュレーション」では23区に住まいを考えた場合、年収1,040万円以上が目安となり、月々の支払額は22万円前後です。

 

1.府中市	100万円/坪
2.立川市	79.2万円/坪
3.町田市	56.1万円/坪
4.青梅市	30万円/坪

一方東京郊外での坪単価は、東京23区と比べるとかなり安い価格といえます。地域の違いで土地価格は変わりますが、郊外だからといって住みづらい環境なわけではありません。自然も豊富で子育て環境が整っている地域といえるでしょう。

 

東京郊外は土地が安いので、住宅の間取りが広く作れます。ローンの支払額も軽減でき、子どもの教育資金にもあてられるため、子育て世代の家族にはおすすめな地域といえるでしょう。坪単価が安い分、理想に近いな住まいづくりができるでしょう。

建物の建築工事費

上記で坪単価の価格を紹介しましたが、坪単価50万円で延床面積40坪の住宅を建てようとした場合、単純計算では2,000万円の注文住宅ですね。しかし、建物の価格とは別に建設工事費がかかる場合があります。建設費用も調べておくことが必要になります。

 

設備の工事費に関しても、本体に含まれているものと、含まれないものがあります。工務店やハウスメーカーでは、敷地の形状や間取り、生活スタイルなどでプランが異なります。豊富なプランから決めていくため統一されているわけではないのです。

 

ここまで読んでみてまだまだエリア・土地や注文住宅について知らないことが多いなと感じた方もいらっしゃると思います。そんな方は注文住宅の良さや土地選び等がまとまったリガードの資料がありますので是非ご覧いただけると、後悔しない家づくりに一歩近づくかと思います！

東京で注文住宅を建てる際のエリア選びのポイント

ここからは、東京で注文住宅を建てるのに必要な「エリア選び」のポイントについて紹介していきます。東京都内だけでも、エリア数はかなり豊富な数になります。選び方のポイントをおさえて、快適な住まいづくりをしていきましょう。

建築コストと予算の兼ね合い

ハウスメーカーや工務店によって、注文住宅にかかる建築コストは違います。理想的なエリアに建てたいと思っていても、予算と合わなければ夢は実現しません。また、自分たちで予算内の土地探しをするのは至難の業です。ではどうしたらよいのでしょうか？

 

ハウスメーカーや工務店には、注文住宅の土地探しをするプロや、住宅コンサルタントがいます。注文住宅セミナーを開催している工務店もありますので、まずはセミナーへ参加して「予算内で建てられるエリアはどこなのか」をプロに相談してみましょう。

十分な土地の広さ

エリア探しで重要なのは「十分な土地の広さがあるのか」ということも大切です。都心に行けば行くほど、土地の値段は高く広い土地を確保することは難しいでしょう。夢のマイホームなので、土地の広さは考えておきたいですね。

 

東京郊外に家を建てる場合、車が必要になる場合があります。「自宅の敷地内に車が置けない」ということにならないよう、駐車場スペースも確保しておきたいですね。十分な土地の広さがとれるエリアを探しておきましょう。

近隣のトラブル有無

近隣のトラブルがあるかないかの判断は、素人では判断しにくいものです。しかし、一生住み続けたいと思っている我が家の横に、トラブルメーカーが住んでいたら最悪でしょう。マンションならすぐに引っ越しができますが、一戸建てでは簡単にいきません。

 

平和なエリアを探す場合は、工務店の相談会で、相談してみることもポイントです。工務店の得意とするエリアなら、その土地の特徴や情報なども把握している可能性があります。また、近隣トラブルにならないような間取りも、相談できるでしょう。

治安の良さ・犯罪発生率の低さ

東京の豊富なエリアで一番気になるのは、治安の良さと犯罪発生率の低さだと思います。子育て世代の家族の人は、子どもが危険な目に合わないことを考え家づくりをします。どのエリアが一番住みやすく、犯罪発生率が低いのか調べておくことも必要でしょう。

 

自然が豊富で静かな住宅街が立ち並んでいる、東京郊外のエリアでは治安がよいと言われています。犯罪発生率も低いため、小さな子どもがいる家族におすすめです。安心・安全なエリアで、家族を守りたいですね。

都心の主要駅への出やすさ

東京郊外で「注文住宅を建てたい」と考えたとき、都心へのアクセスがよいエリアを探すのもポイントです。乗り換えも少なく快速電車や、都心部へ直通する電車が出ているエリアなら、通勤や通学もしやすく便利でしょう。郊外でも快適な暮らしができるでしょう。

 

都心までアクセスしやすいエリアは、府中や八王子、町田市、立川などがおすすめです。東京郊外で注文住宅を考えるなら、通勤時間や職場までの距離、都心までアクセスできる路線が豊富であるか、駅から自宅までの距離などを考えておきましょう。

 

東京23区と東京郊外に住宅を持つことのメリット・デメリット

東京23区に住宅を持つメリットは？

東京23区に注文住宅を持つメリットは、交通の便がよいということがいえます。通勤や通学も快適で、買い物のアクセスも便利でしょう。その他、住まいの資産価値が下がりにくいエリアであることや、病院など医療機関が充実していることもメリットです。

東京23区に住宅を持つデメリットは？

交通の利便性もよく、通勤や通学のしやすさはあるものの、東京23区内は自然環境の乏しさがデメリットになります。常にせわしく動いている生活の中で癒しを求めたり、子どもをのんびり遊ばせるという子育て環境には向いていません。

東京郊外に住宅を持つメリットは？

東京郊外に注文住宅を建てるメリットとして、子育て環境が整っていることが一番のメリットでしょう。自然も豊富で、のんびりと子育てができる環境になります。治安もよく安心して暮らせる環境が、郊外で注文住宅を建てる魅力です。

東京郊外に住宅を持つデメリットは？

都心へのアクセスが悪いエリアに注文住宅を建てた場合、通勤や通学に時間もかかります。そのため、家族と過ごす時間が少なくなることがデメリットとなります。郊外で注文住宅を建てるときは、最寄り駅からの運行本数や乗り換えのタイミングなども調べておく必要もあります。

東京のおすすめ注文住宅エリア5選！

世田谷区

世田谷区は、東京23区のなかでも治安がよい地域といえます。高級住宅街が立ち並ぶイメージの世田谷区ですが、渋谷に近い桜新町などには、閑静な住宅が多くあるのです。都心へのアクセス条件もよく、住みやすいエリアといえるでしょう。

杉並区

杉並区は、都心へのアクセスがよく通勤や通学に最適です。また、都内への利便性だけでなく治安のよさもおすすめです。警視庁のHPによると犯罪発生件数は東京23区のなかで、第2位という治安の良さを誇ります。住宅を考えるエリアとしておすすめです。

国分寺市

国分寺は、東京都のほぼ中心にあるエリアになります。自然豊富で歴史的な建物が多く存在します。子育て世代の人が注文住宅を考えるときの、おすすめエリアといえるでしょう。都心へ向かう路線もおおいので、通勤や通学も快適で便利です。

八王子市

八王子には高尾山などもあり、エリア全体がのんびりとした雰囲気です。また電車やバスでの利便性もよく、東京駅や新宿駅まで乗り換え無しで行けます。自然が豊かなので、小さい子どものいる家族が注文住宅を建てるには、最適なエリアです。

小金井市

小金井市も八王子同様、子育て世代の人が注文住宅を建てるのにおすすめなエリアです。自然が豊富なのに、主要駅まで乗り換えもなく30分ほどで到着できます。子育て世代だけでなく、高齢者や女性の人でも住みやすくおすすめのエリアです。

 

土地探しは良い家づくりの第一歩になります。不動産会社で土地探しをする方もいらっしゃいますが、不動産会社は土地を売ることを目的としています。ですので、希望する住まいが建てられるは二の次になりがちです。リガードでは、「お客様が希望する住まい・暮らしが叶うのか？」という建築会社のプロの視点で候補となる最適な土地・エリアのご相談をお受けてしております。

東京で注文住宅を建てるポイントを理解して理想の住まいを手に入れよう！

東京で注文住宅を建てるときのポイントはや、費用相場から考えるおすすめのエリアを紹介してきました。注文住宅を建てる予算や要望により、おすすめエリアが変更になる場合もあります。エリア探しは、注文住宅取り扱いの工務店に相談してみましょう。

 

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