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階段と手すり合わせておいくら? 意外と階段にお金がかかる理由
二階建て以上の住宅に欠かせない階段にかかる費用について考えたことがありますか?階段の設置に必要な費用は、種類によって大きく変わってきますし、既製品にするか、新設するかによっても違いがあります。また、階段に設置する手すりの費用についても計算しておく必要があります。では、階段や手すりにはどんな種類があり、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、意外とお金がかかる階段と手すりについて、分かりやすく解説したいと思います。
階段に費用がかかるのはどうして?
階段と一言で言っても多くの素材で構成されているため、それぞれの素材に意外と費用がかかってきます。階段は基本的に、踏面(ふみづら)、蹴上げ板(けあげ)、ささら板という素材で構成されています。
蹴上げを作るのが蹴上げ板で、踏面を作るのが踏み板と呼ばれています。ささら桁とは、踏み板を下方から支える板のことで、ささら桁のある階段はささら桁階段と呼ばれています。カタログなどを見ると、長さ・幅・厚さなどの寸法が書かれており、一般的には長く・広く・厚いほどコストが高くなる傾向があります。見通しが良く低コストなのは直階段ですが、安全性とゆったりとした空間を確保したいなら折り返し階段を選ぶことができるでしょう。また、廻り階段の穏やかな段差で、上下階の独立した空間を演出するのもおすすめです。ボックス階段やオープン階段、ストリップ階段などを選ぶ際には、滑り止めを付けるなどして、安全にも十分に配慮するようにしましょう。
手すりにはどんな種類があるの?
家の中で起きやすい転倒事故を防ぐためにも、階段や廊下などのふさわしい場所に、安全で使いやすい手すりを設置しておく必要があります。手すりの部材には親柱と子柱がありますが、両端や曲がり角につくひときわ太い柱が親柱で、それ以外の柱が子柱と呼ばれています。
親柱と子柱には、コストに10倍程度もの差がありますから、全体のバランスや安全性を考慮して検討するようにしましょう。もちろん、親柱のない階段設計にすることも可能ですが、親柱は安全だけでなく装飾的な意味合いもあるため、ないと寂しいという意見もあります。
閉鎖的になりやすい階段スペースであれば、オープンアルミタイプの手すりを設置することで、モダンで開放的な雰囲気を演出できます。また、高齢者の方や握る力の弱い方のために、肘や体を預けて移動できる歩行補助の平手すりを設置できますし、立ち座りや姿勢の保持などの動作補助に最適な女性でも握りやすい32㎜径の手摺セットもおすすめです。
隠れたトラブルの元、「上段框」の設計に要注意
階段選びで注意すべきポイントは、上段框(じょうだんかまち)の種類についてです。上段框とは、階段の下り始めの板のことで、上階の床と違う色を使ってメリハリを付けることができる一方で、床と階段の色の違いが目立つ、気になるというトラブルが生じることも多くあります。階段の上段框とフローリングの境目が気になる方であれば、施工する前に上段框について相談しておくとよいでしょう。
階段や手すりののことなら専門家に相談してみよう
階段や手すりにかかる費用は、部材の組み合わせにより決まってきますが、平均的な相場は階段と手すりを合わせて15万〜100万程度と言われています。既製品もありますが、階段の構成を知った上で価格を議論出来るなら、より満足できる買い物をすることができるでしょう。階段や手すりの素材には意外と多くの費用と専門的な知識も必要ですから、住宅の専門家に相談してみると良いでしょう。階段や手すりの費用のことなら、セミオーダー住宅のプロ・リガードに気軽にご相談ください。
まとめ
階段や手すりの費用は、種類によっても大きく変わってきますから、施工する前にしっかりと確認する必要があります。気に入った階段や手すりを選んで、安全で心地よく過ごせるマイホームづくりを実現しましょう。