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介護生活における掃除の助けに? バリアフリー住宅の意外なメリット

バリアフリーの家は「日常清掃」もしやすい

介護が必要な人と暮らしていると、掃除などの家事に割ける時間はどうしても少なくなってしまいがちです。
被介護者本人ができる範囲で掃除をすることは、リハビリにも繋がる場合もありますが、お身体の状態によっては難しいですし、全てを本人だけで掃除することは難しいためにどうしても介助する側の負担が大きくなりがちです。

筆者(mai)も日常的に車いすで生活をしている者ですが、車椅子を操作しながらモップをかけたり掃除機をかけたりというのはとても難しく、どうしても家族に頼りがちになってしまうところでもどかしい気持ちになります。

色々と負担をかけていると日々感じてしまう部分があるので、少しでもお互いにとってより良い暮らしができないものかということを常日頃から考えておりますが、その中で車椅子でも過ごしやすい段差のない家は、日々の掃除の負担を減らせる優しい家なのではと考えるようになりました。

介助する側、される側双方にとってバリアフリー住宅がメリットになれば良いですよね。

バリアフリー住宅の意外なメリット

お掃除ロボットが活躍しやすい

段差の少ないバリアフリー設計の家では、ルンバなどのお掃除ロボットが活躍しやすいというメリットがあります。お掃除ロボットは仕事や介護で忙しい方の家事の時短にもなりますし、車椅子利用などで掃除機をかけるのが難しい方でもヘルパーやご家族に頼らず掃除ができるメリットがあります。

(お掃除ロボットのために)床にモノを置かなくなるので片付けが捗る

また、お掃除ロボットを導入した方がよく言われるのが、お掃除ロボットの邪魔にならないようにモノを散らかさないようになったということです。お掃除ロボットのために整理整頓をする、というのもちょっと面白い感じもしますが、それによって部屋をキレイに保つことに繋がるなら素晴らしいですよね。

ただ、最近の新築住宅ではバリアフリー設計にしなくても標準でほとんど段差のない家がほとんどです。
ですので、お掃除ロボットのためだけにバリアフリー設計にするメリットはあまり感じられませんが、将来への備えとしてバリアフリーを頭に入れながら住宅設計を考えると、意外なメリットとして掃除がしやすいなどがあるかもしれません。

既存住宅のリフォームでは段差をなくすことは住みやすさだけでなく、お掃除ロボットの活躍にも繋がって来るかと思います。

段差の少ないバリアフリー住宅は、ロボットにも優しいかも

今回お掃除ロボットを例に挙げてみましたが、今後家の中には様々なロボットが普通に活躍する時代になっていくでしょう。現段階では、ロボットも車椅子と同じように段差を登ることが苦手なようです。
もしかしたら、生活を便利にするロボット達と暮らすためにも、段差の少ないバリアフリー設計は役に立つのかもしれませんね。

 

著者プロフィール

maitoran(堀江麻衣)
ライター 堀江麻衣さん近影

不動産分野全般に執筆実績と関心のあるフリーライター。
2014年に中途で障害を持ち、以来「日々の暮らしの”不便”を”便利”に変える」をモットーに、家づくりについて研究中。
日々、住まいを改造・改築しながら、快適な家づくりを目指している。
趣味:スケート観戦、ハンドメイド(羊毛フェルトでなんでも作る)、間取り図を見ること、旅行。
2匹の犬と暮らして溺愛中。

・「車椅子ライターmaiのひとこと」一覧はこちら。

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