REGARD

車椅子ユーザーから見た「スマートハウスとIoTとバリアフリー」

スマートハウスをIoTで実現。その先にある「バリアフリー」の進化形

スマートハウス化とは、住宅内の様々な設備をインターネットなどで接続し、一括で管理・制御できるようなシステムです。
例えば、ソーラーパネルで発電した電気を HEMSで現在どれだけ発電しているか、どれだけの電気を使用しているかを見える化するなどがあります。
また、家電とスマホをつないで冷蔵庫の中身でできる料理を検索したり、洗濯の際には洗剤の量を最適に調整したりと、スマート家電を取り入れる事でさらにエコな生活が期待できるでしょう。

エコの観点でプッシュされていることが多いスマートハウスですが、この技術を応用すると住宅のバリアフリー化にも一役買ってくれることは間違い無いでしょう。

スマートハウス化には、IoTが欠かせません。

IoT(インターネット・オブ・シングス)とは

IoTは、インターネット・オブ・シングスの略称で、インターネットを通じて家電やスマートスピーカーなどいろいろなものを接続して、コントロールをしたり、モニタリングをしたりできるように知る技術です。

例えば、スマートスピーカーとエアコンをつないで音声でエアコンのスイッチを入れたり、テレビとつないでチャンネルを音声で変えたりすることができます。また、テレビとパソコンを繋いでテレビの大画面でパソコンの動画を見たりすることもIoTの一種と言えます。

スマートハウス化で実現できるバリアフリー

筆者はまったく立つことも歩くこともできないため、室内でも車椅子を利用していますが、家はほとんどバリアフリー化しておらず、細かな不便な点がたくさんあります。
玄関に段差があるので鍵を閉め忘れたら閉めに戻ることができなかったり、エアコンやテレビのリモコンが届かない場所に置いてあって使えなかったり・・

お風呂のお湯を沸かすボタンも届く場所にありませんし、電気のスイッチが届かない場所にあります。

このような自分ではできない部分は、家族にお願いするなどしていますが、それだと家族がいないときに困ってしまったり、なんでも頼むことが気まずかったりしてしまいます。

しかし、このような困っていることをスマートスピーカーやスマホなどと繋いで、全て手元で操作できるようになったら・・・

当事者も自分でできることが増えますし、家族の負担も減るのではないでしょうか?

未来に向かって進化し続ける家づくり

今後、ITによって当たり前の生活水準がどんどん変わって行くでしょう。
ITの技術は当たり前のように家づくりにも関わってくることになってきます。
新しい時代について行くのは年齢を重ねて行くごとに困難になって行くものではありますが、新しい技術というものは生活をより便利にするものです。

将来バリアフリーが必要になった時、家づくり当初は最先端と言われているような技術を取り入れていたことで、生活があまり不便にならずに済むことももしかしたらあるかもしれません。

家づくりの動向を知って、最新の情報を柔軟に取り入れて行くことは、将来の自分や家族へのプレゼントになるかもしれませんね。

 

著者プロフィール

maitoran(堀江麻衣)
ライター 堀江麻衣さん近影

不動産分野全般に執筆実績と関心のあるフリーライター。
2014年に中途で障害を持ち、以来「日々の暮らしの”不便”を”便利”に変える」をモットーに、家づくりについて研究中。
日々、住まいを改造・改築しながら、快適な家づくりを目指している。
趣味:スケート観戦、ハンドメイド(羊毛フェルトでなんでも作る)、間取り図を見ること、旅行。
2匹の犬と暮らして溺愛中。

・「車椅子ライターmaiのひとこと」一覧はこちら。

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