新築の庭づくり。土地探し・土地選びの段階で確認すべきポイントとは?

一戸建ての庭づくり、どうやる?

注文住宅の庭づくりでは、砂利敷きや芝生(人工芝、天然芝)、門や塀のデザインといったインフラに近い面から庭を設計することができます。
それは多くの人にとって、人生で一度だけ訪れる「作庭」の機会。理想の庭を叶えるための唯一のチャンスです。この機会を逃してしまうと、庭のデザインを大きく変更することは難しくなってしまいます。より理想に近いマイホームとするためにも、建物だけでなく、外構や庭づくりにも早い段階からアイデアを膨らませてみましょう。
記事の後半では、土地探しの段階で注意すべきポイントを紹介しています。

庭に何を敷く? – 砂利と芝生

庭に何を敷くかは、庭のイメージやお手入れのしやすさを決める重要な選択となります。代表的な選択肢としては、砂利と芝生が挙げられます。
砂利は色や形、大きさなど種類が豊富なため、和風な庭から洋風な庭まで様々なテイストの庭で利用可能です。敷き方の一例として、地面をしっかり固め、防草シートを敷いた上に砂利を敷くことで、雑草が生えるのを防ぐことができ、お手入れも楽な庭を作り上げることが可能です。
芝生の庭は、庭に緑が欲しい方にオススメです。レンガや石畳など、他の素材との相性も抜群です。東京近郊の気候であれば、暑さに強い高麗芝が育てやすいと言われています。
日当たりの悪い場所は芝生の庭は難しいと思われがちですが、比較的日当たりが悪くても育つ品種を植えたり、人工芝にしたりすることで、日当たりがあまり良くない場所でも芝生の庭を楽しむことができます。

新築のアプローチの設計

アプローチとは、門まわりから玄関ポーチへの動線のことを指します。アプローチは家族や訪問者が最初に通る場所、いわば家の顔のような存在です。毎日家族が快適に暮らせるように、またお客様がいらした際も気持ちよく迎えられるように機能やデザインを選びましょう。
もしも家族の足腰が不自由になっても、末長く住みやすい家を実現するためにバリアフリー設計にしたり、玄関の中が外から直接見えないよう塀や植栽で目隠しをしたり、雨が降っても水たまりができないよう水勾配を考えたりすることも大切ですね。アプローチは外構工事に含まれるので外構業者に依頼することになります。施主様の要望をよく聞いてくれ、納得のいく説明をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

狭小住宅の場合 – 小さくても愛せる庭

「猫の額ほどの庭ですけど…」と謙遜して仰る方の中にも、庭への愛情を感じる方は時々おられます。
そんな庭づくりができるよう、土地探しの段階で使えるテクニックを伝授します。

土地からわかる、庭の広さの目安 – 建ぺい率で考えよう

住居専用地域の場合、建ぺい率制限は30%, 40%, 50%, 60%のうちのいずれかが都市計画において設定されています。このことから、不動産屋で閲覧できる土地情報の時点で、庭の広さを概算することが可能です。
土地選びの際に参考にしてみてください。

ここでは、35坪の土地に建物を建てることを考えてみます。
建ぺい率制限が30%の場合、建物外敷地の面積は70%以上ということになりますね。

35坪 * 3.3m2/坪 * 70% = 80.85m2

だいたい80m2くらいの面積であることがわかります。
30%, 40%などの規制の厳しい土地の場合、上限いっぱいの建築面積で建物を設計しますから、建物外敷地の面積は、実際にこの数値に近くなります。

ただし、この面積は塀・門扉・門柱・駐車場等が占める面積も含むので、庭として扱える面積はその一部であることにご注意ください。

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