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床暖房に活かせる給湯器一覧 エコキュートとエコジョーズってどう違う?
床暖房ってどうやって選べばいいの?
給湯器の話になると、「エコ〇〇」という名称がいっぱい出てきますね。
「エコキュート」「エコウィル」「エコジョーズ」等々…。
それと、2008年頃から登場した「エネファーム」もあり、電気ウナギイヌのCMが印象的でした。
これらは床暖房にも活用できますが、給湯器としてどう違うのでしょうか?床暖房には多くの種類があるので、家族にあった給湯器を選ぶのは容易なことではありません。
今回は、床暖房に活かせる給湯器についてご紹介したいと思います。
自然冷媒を活用するエコキュート
実は、これらは「エコ」だけが共通項で、まるっきり違います。
エコキュートは、ファンから外気を吸い込み、自然冷媒を空気熱交換器で圧縮して、高温の冷媒によってお湯を沸かす給湯器です。
「冷媒」とは熱の媒体のことで、エコキュートではCO2(二酸化炭素)を使います。
外気の熱を利用するシステムを一般に「ヒートポンプ」といい、エアコンなどにも使われます。
高効率でお湯を沸かす大気熱を利用するので、電気エネルギーのみに比べて電力消費量を約1/3に削減できます。
夜間電力を使って昼間の電気使用量を抑えるため、オール電化の家に特に合った方式です。
排気熱を活用するエコジョーズ
エコジョーズは、排気熱を有効活用して、少ないガス量で効率よくお湯を沸かせる、省エネ性の高い給湯器です。
水をお湯に変える熱交換器は1500℃もの高温で加熱し、その際に200℃の排気が発生します。
この排気を捨てず、別の熱交換器(二次熱交換器)で使うのがエコジョーズのポイントです。
今まで捨てられていた排気熱を有効に再利用することで、ガス使用量を15%抑えて、効率よくお湯が沸かせるのです。
そのため従来よりもガス料金を節約でき、地球温暖化の一因となる温暖化ガスやCO2の排出量を削減できます。
クリーンエネルギーを使ったエコウィル
エコウィルは、自宅でのLNG(液化天然ガス)による発電を組み入れた給湯システムです。
自宅で発電して、熱をお湯に変えて活かせるため、エネルギー利用効率はぐんとアップします。
実は、エコウィルによるエネルギー変換後の電気エネルギーは23%程度なのに対し、熱エネルギーが59%程度となお大きいのです。
発電にクリーンエネルギーである天然ガスLNGを使うので、ガス料金は高くなりますが、それ以上に電気料金を圧縮出来る可能性があります。
太陽光発電と組み合わせた製品もあり、エネルギーを有効活用しつつ、CO2排出量を削減できます。
燃料電池を使うエネファーム
「エネファーム」は、お茶の間をいやした電気ウナギイヌのCMが印象的でしたね。
今流行りのエネファームは、エコウィルの別パターンと考えることが出来ます。
LNG(液化天然ガス)ではなく、電気自動車などにも使われる燃料電池を使います。
水素と酸素が結びつき、水になる反応で発生するエネルギーを使うのです。
電気エネルギーと排熱の両方使うところも一緒です。
エネファームは、化学反応を利用して安全・クリーンに電気とお湯を同時につくりだし、電気は照明や家電製品に、お湯はキッチンやお風呂に送り出されます。
給湯器のことならプロに相談しよう
今回ご紹介した給湯器はいずれも温水循環式で、床暖房のシステムに組み込むことができます。
エコキュート、エネファームは、その中でも電気ヒーター式の一種で、発熱体に電気を通し放熱する方式です。
エコジョーズ、エコウィルは、その中でもガス式床暖房の一種になります。
イニシャルコスト(設備費)だけでなく、ランニングコスト(燃料費)も比較して、ライフスタイルに合った床暖房を選ぶようにしましょう。
まとめ
床暖房は単に暖めるだけでなく、住まう人への安心と心地よさを実現することが大切です。
生活スタイルにあった給湯器を選んで、快適に暮らせる住まいづくりを実現しましょう。
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