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こはく色から飴色への変貌 ブラックチェリー家具の魅力
ブラックチェリーと聞くと、食べられる実のほうを思い浮かべる人が多いかと思います。
でも、家づくりにおいて「ブラックチェリー」が出てきたら、木材のことだと思ってくださいね。
ブラックチェリーは高級木材として世界中に知られており、人気のある素材です。
今回は住宅をオシャレに彩るブラックチェリーの魅力をご紹介します。
ブラックチェリー木材(チェリー材)の特徴
ブラックチェリーはアメリカンブラックチェリー、ワイルドチェリーとも呼ばれるアメリカ原産のバラ科の広葉樹です。
国産のさくらんぼより大きくて赤黒い実は、食用としても親しまれています。
木材としてのブラックチェリーは、ウォールナット材と並んで、昔から高級木材として親しまれてきました。
ブラックチェリーの色合いは、辺材は黄白色(こはく色)から乳白色、心材は淡い紅褐色から濃い紅褐色となっており、使い込むうちに飴色に変色していきます。
他の木材に比べて変化のスピードも早いので、早くから使い込んだ味を楽しむことができます。
また、ブラックチェリーの木材は家具だけでなく、楽器にも使用されています。
有名どころではイタリアはローマにあるオーディトリアム音楽公園内のコンサートホールです。
このコンサートホールの内装に、ブラックチェリーが使用されているのです。
ブラックチェリー木材の長所
木質がやや柔らかく加工がしやすい
やや柔らかく加工がしやすいため、複雑な形のものも作ることが可能です。
木肌が緻密で表面の仕上がりが美しい
節などがほとんどなく、きめが細かく艶やかな木肌は、家具に加工するとうっとりするほど美しいです。
高級感の漂う木材です。
心材に耐久性がある
心材に耐久性があるため、家具や床として長く使用することができます。
心材と辺材のついては過去記事で説明しています。
経年変化で色味が増していく
ブラックチェリーは経年での色の変化が他の木材に比べて早く、使い込まれた木材の味をより早く楽しむことができます。
ブラックチェリー木材の短所
辺材は虫害に弱い
心材は耐久性が高いのですが、辺材は虫害に弱いです。
表面に傷がついてしまう
表面に傷がつきやすい素材のため、小さなお子様がいらっしゃる場合には特に注意が必要です。
ウレタン塗装や専用のクリーナーなどを使用することにより、傷をつきにくくすることは可能です。
ブラックチェリーを使用した家具の例
ブラックチェリーは加工がしやすい素材のため、様々な用途があります。
例えば、フローリングに取り入れると、使っていくうちに飴色に変化してくるため、温かみのある雰囲気を楽しむことができます。
また、テーブルや机などにも適しています。
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ブラックチェリーを家具や床などのインテリアに取り入れれば、一気に高級感のある部屋を演出できます。
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