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すっきりしたデザインのスレート屋根 地震に強い屋根のポイントと注意点は?

瓦葺き屋根に代わる「スレート屋根」と「ガルバリウム屋根」

最近、瓦葺きの屋根が新築されることは少なくなってきました。

瓦葺の屋根の代わりに台頭してきている屋根の代表格が、「スレート屋根」と「ガルバリウム屋根」です。

ガルバリウム屋根については今後の記事で紹介していき、今回はスレート屋根についてご紹介していきます。

現在主流な屋根材の一つ「スレート」って?

「スレート」とは、粘板岩を意味する単語です。

粘板岩とは、高温・高圧の下でのみ生成される、薄くはがれるように割れる性質(へき開性)を持った岩です。

スレートとは本来は、粘板岩を板状に成形したものをさしますが、天然スレートはとても貴重で高価、さらに運搬や加工、施工の際にも熟練の技術が必要なためほとんど普及していません。

そのため、現在ではセメントと繊維を混ぜた化粧スレートが主流です。

ちなみに、天然スレートは東京駅丸の内駅舎保存復原でも屋根材として使われ、その際は既存屋根のスレートを丁寧に剥がして再利用したそうです。

スレート屋根は地震に強い

化粧スレート、つまり現在の屋根素材の主流のスレートには、他の屋根素材と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか?

まず、スレート屋根は瓦に比べて屋根面積あたりの重量が軽く、坪あたりの重量に2.6倍程度の差があります。

一般的に屋根が重たいほど耐震に対する注意がより必要になってきます。

その意味で、スレート屋根は耐震性を確保しやすい屋根素材であり、耐震性を高めるための初期費用を抑える上では有利な選択と言えます。

また、スレート屋根はデザイン性が高く、様々な屋根の形に合わせて柔軟に施工することができます。

カラーは塗装で種類も豊富なので、自由に選ぶことができます。

また、価格も他の屋根素材に比べて安価で、屋根構造も単純なため工期も短く施工費も安く抑えることができます。

スレート屋根の耐久性は?メンテナンスが必要ってホント?

スレート屋根のメリットは先ほどお伝えした通りですが、デメリットはあるのでしょうか?

耐久性

まず、スレート屋根は瓦葺き屋根と比べて、耐久性が低いです。

定期的なメンテナンスが必要で、20〜30年程度で葺き替えが必要になってしまいます。

その一方で、瓦屋根はメンテナンス不要で50年以上持つことが普通です。

メンテナンスの必要性

スレート屋根は定期的なメンテナンスが必要です。

スレートの表面は塗装のため、経年劣化します。

10年以上経った時点で再塗装、その後も定期的な塗装が必要になります。

定期的に塗装メンテナンスをしないと、メンテナンスをするよりも葺き替えまでの期間が短くなってしまいます。

瓦屋根やガルバリウム屋根では、基本的には定期的なメンテナンスは不要です。

強度

また、スレート屋根は軽くて厚みも薄いですが、その分強度はやや劣ります。

強風や地震などの影響で割れやすい素材と言えるでしょう。

現在のスレートは、後述するアスベストを含む製品に比べて強度上は弱くなっています。

スレート屋根にアスベストが含まれているって聞いたけど、大丈夫?

先ほどスレートはセメントと繊維を混ぜて作る、とご紹介しましたが、かつては繊維としてアスベストが用いられていました。

しかし、2004年以降は、石綿を1%以上含む製品の出荷は禁止されていますので、それ以降はアスベストを含むスレートは使われなくなりました。

ですので、家を新築される場合には、スレートにアスベストは含まれていませんので、健康被害の心配はありません。

アスベストが含まれるスレート屋根に住まわれていても、今すぐに健康被害が出るということはありません。

ですが、葺き替え工事をする際にはアスベストが飛散する恐れがあるため、注意が必要です。

施工業者としっかり打ち合わせをして行うようにしましょう。

スレート屋根を選択肢に入れてみよう!

スレートなら、切妻屋根や片流れ屋根など、ほとんどの形状の屋根に合わせることができます。

カラーも豊富でデザイン性の高いスレート屋根、家づくりの選択肢に入れてみましょう。

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