「クローゼット」を設置する時に注意した方がいいことって?

将来的に子供が増えるかも、両親と一緒に住むかも、など様々なライフスタイルの変化を考えると、住宅の中に施工段階からしっかりと「収納」を作っておく必要がありますよね。

そんな収納でも、大容量でコンパクトにスペースを確保してくれる「クローゼット」は、どの家にも必須ではないでしょうか。

しかし、クローゼットも設置する際に気をつけるべきことがいくつかあります。

目的によってクローゼットのタイプを選ぶ

ただ、「広いクローゼットがいいから」とウォークインクローゼットを選んでしまうのはおすすめできません。

というのも、ウォークインクローゼットは”デッドスペース”がどうしてもできてしまうからです。

人が歩く場所には荷物が置けないので、その分、余分なスペースができてしまいます。

よって、クローゼットを設置する前に、洋服を吊すのがメインなのか、他のものを収納するのか、など目的によって選ぶクローゼットは異なってきます。

まずは、何を収納したいのかのリストアップを行い、空間を有効活用できるようにしましょう。

奥行きを取りすぎていないか

「せっかくクローゼットを作るなら大容量がいい!」と、奥行きを持たせる人も多くいるようですが、実はこれもまたデットスペースを生んでしまう原因の一つ。

収納ケースや棚、タンスなどを置いた場合、その前後に物を収納することができません。

よって、欲張って奥行きを取りすぎてデットスペースを作ってしまうよりかは、収納するものを予め把握しておいて、しっかりとクローゼットの大きさを設計することで、空間をより効率的に使うことができます。

カビや結露対策を行っているか

クローゼットに限った話ではないものの、やはりクローゼットのようなスペースは湿気がたまりやすいものです。

せっかく大切な服を収納しておいても、湿気やカビで台無しになったらショックですよね。

対策としては、防湿機能があるものや、防虫効果のあるクローゼット専用の内装材も販売されています。

内装に工夫するのも一つですが、換気がしやすい場所にクローゼットを設置することもおすすめです。

施工段階からこのような施策を打っておくのも、後々後悔しないための手段として有効です。

扉にも注意

壁面クローゼットで気をつけるべきことで意外と盲点なのが「扉」です。

クローゼットの扉には、「開き戸」「引き戸」「折れ戸」「鏡張り」「鏡がないもの」などがあります。

この時、「開き戸」を設置すると、クローゼットの直前は扉用にスペースをあけておかなければならないなど、使えないスペースが生まれてしまうことに注意しなければなりません。

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