木造・鉄骨造・RC造それぞれの細分化 家づくりの工法のまとめ

木造・鉄骨造・RC造など様々な住宅工法のまとめ

リガードの過去の記事で、家づくりの様々な工法についてご紹介して来ました。

・モノコック構造が強いのはなぜ? SW工法の家を建てるなら知っておこう

・軸組工法の「筋交い」って知ってる?住宅の耐震性を実現する技術について

・オランダ生まれの新工法、構造と内装を分離するスケルトン・インフィル住宅のメリットとは?

・2×4工法(ツーバイフォー工法)の押さえておきたいメリットとデメリット

今回の記事では、それぞれの工法がどのような関係にあるのか、概観を与えることを目的とします。

木造住宅の工法の種類

住宅の構造は、大きく分けて木造・鉄骨造・RC造の3種類ですが、これをさらに細分化することが可能です。

まず、木造住宅について詳しく見ていきましょう。

木造住宅には、軸組工法と壁式工法があります。

木造軸組工法

木造軸組構法は、日本の伝統的な工法で、在来工法と呼ばれることもあります。

柱や梁などを組み合わせて骨組みを構成するため、比較的自由度の高い設計が可能です。

耐震性を高める工夫は、「筋交い」を入れることが多いです。

「筋交い」については以下の記事で詳しく説明しています。

・軸組工法の「筋交い」って知ってる?住宅の耐震性を実現する技術について

木造軸組パネル工法

最近では木造軸組パネル工法という、従来の木造軸組に耐震壁パネルを組み合わせた工法が出てきています。

木造軸組構法の自由度の高い設計を可能にしながら、耐震壁パネルにより、より頑丈で機密性の高い住宅を作ることが可能です。

木造軸組工法とパネル工法の良いところを組み合わせたような工法ですね。

・TRETTIO(商品説明)

2×4工法

2×4工法は2×4インチの基本材料を使って作るパネルを組み合わせて作る工法で、主に北米やヨーロッパで広まった工法です。

枠組み壁工法であるため、一般的に耐震性に優れてると言われている工法です。

2×4工法について詳しくは以下の記事をご覧ください。

・2×4工法(ツーバイフォー工法)の押さえておきたいメリットとデメリット

木質パネル工法は、2×4工法のように壁で建物を支える工法なので、耐震性に優れています。

2×4工法と似ていますが、使用するパネルが異なります。

鉄骨造住宅の工法の種類

一口に木造住宅といっても、様々な工法があることが分かりました。

同様に、鉄骨造住宅、RC造住宅についても詳しく見て見ましょう。

まず、鉄骨造住宅は大きく分けて鉄骨軸組工法(ブレース工法)と、ラーメン工法があります。

鉄骨軸組工法(ブレース工法)

鉄骨軸組工法(ブレース工法)は、木造軸組工法の木材を鉄骨にした工法です。

鉄骨は強度があるため、耐震性は高まりますが、木材に比べて設計の自由度は若干下がってしまう場合があります。

ラーメン工法

ラーメン工法のラーメンとはドイツ語で「枠」を意味します。

ラーメン工法では、長方形の枠組みを接合して構造を組み立てていきます。

RC造住宅の工法の種類

RC造を細分化すると、ラーメン構造、鉄筋コンクリート構造、壁式鉄筋コンクリート構造があります。

ラーメン構造

ラーメン構造は、鉄骨造のラーメン工法と基本的には同じですが、それを鉄骨ではなくコンクリートを利用して組み立てます。

鉄筋コンクリート構造(RC構造)

鉄筋コンクリート構造は、鉄筋を組み立てそこにコンクリートを流し込んで固める工法です。

一般的なRC構造というと、これを指します。

・RC造が強い理由 鉄筋が錆びないのはコンクリートのおかげだった!

壁式鉄筋コンクリート構造

壁式鉄筋コンクリート構造はモノコック構造とも呼ばれています。

壁で支える工法で、空間を広く利用できる、耐震性に優れているというメリットがあります。

リガードの家は木造軸組パネル工法の家

耐震性はもちろんのこと、家全体を高性能パネルですっぽりと包み込む工法で、高い気密性、断熱性を獲得しています。

壁倍率って何?気密性や断熱性ってそんなに大切なの?と思われた方は、ぜひ過去の記事をご覧いただくか、お問い合わせの上、弊社まで直接お越しください。

その大切さがご理解いただけるかと思います。

・耐震等級、耐風等級の計算要素 耐震性に影響する「壁倍率」って?

・高断熱住宅で大切なQ値(熱損失係数)とC値(相当すき間面積)のバランス

・HEAT20が提唱する、ノン・エナジー・ベネフィットの感じられる家とは?

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