三世代住宅の設計 二世帯住宅での介護、親世帯の退居後を見越した間取りって?

二世帯住宅設計の難しさ

二世帯住宅は家族の人数が多いため、家族構成の変動が大きく、長く活用するための設計が難しい住宅です。新しい家族の誕生や、親世帯のご家族の介護、退去によって刻々と変わりゆく家族構成に、どのように対応していくかが課題となります。
この記事では、「介護」と「親世帯の退居後」という二つの観点から、二世帯住宅の設計についてご紹介します。

二世帯住宅に必要な、介護を見越した住宅設計と間取り

二世帯住宅を建てる動機として、「将来の介護が楽になるから」という方が多くいらっしゃいます。
確かに、離れたところに暮らすご両親のことを常に考慮して生活し、電話一本で駆けつけなくてはならない介護生活を想像すれば、同じ屋根の下で暮らしている状況は魅力的ですよね。

「介護が楽になる」というメリットを最大化するには、親世帯の生活圏(日常生活空間)に関してはバリアフリーの間取りとするのが良いでしょう。
また、間取り上注意せねばならないのは、分離の度合いをどうするかということです。
これはなかなかイメージが難しいですが、例えば、「排泄介助をすることになった時、手洗い場や洗濯機などは分けた方が良いですか?」と具体例を挙げられるとイメージがしやすいかと思います。
この質問をすることで、手や衣服が汚れてしまいがちな「介護のための空間」と、清潔さを保つべき「子育てのための空間」を分離すべき、という意見が初めて浮き彫りになることもあります。
バリアフリー設計にして、足が悪くなっても対応できる家にしても、介護の問題はそれだけではありません。排泄の問題、食事の問題、お風呂の問題など、要介護者の状態によって様々な問題が生じます。
様々なケースを想定して、「介護のための空間」と「子育てのための空間」がどの程度分かれていた方が良いか、設計段階できちんと想像していただくべきなのです。

親世帯のご家族が亡くなった後の暮らし

一般論として、親世帯のご家族は子世帯よりも先に旅立たれることになります。いざその時になって見て、親世帯の生活スペースを活用できずに困ってしまうという子世帯が後を絶ちません。
もちろん、次の世代へと家を引き継いでいくことができれば理想的です。しかし、仮にそのように計画を立てたとしても、新しい命の誕生が関わることですし、子供さん自身の気持ちもありますから、思い描いたようにうまくことが運ぶかどうかは誰にもわかりません。

直裁な言い方ではありますが、子世帯のお施主様の中には、「二世帯住宅 親の死後」等と検索して調べる方もいるくらいです。親世帯にとっては寂しい話ではありますが、子世帯のお施主様がこの調べ物をする時は、相当に悩まれていることでしょう。子世帯の晩年まで、またその次の世代まで…と長く家の価値を保つためには必要不可欠な検討ですから、協力的に接することが必要でしょう。

完全分離型二世帯住宅の隠れたメリット

完全分離型二世帯住宅は、共有型二世帯住宅に比べてコストが高くなるのが難点ですが、一つのアイデアとして、将来は片方の世帯を賃貸住宅として貸し出すことを視野に入れる方もおります。こうすることで、コストが高くなるというデメリットを解消できるわけですね。
賃貸を視野に入れるならば、設計段階で賃貸としての資産価値を高める工夫をすると、借り手がつきやすくなり、家賃も高く貸し出すことができます。防音性を高めたり、左右分離型の二世帯住宅をいわゆるメゾネット(複数階層のある賃貸住宅)として貸し出すなどです。選択肢の一つとして、視野に入れておいてみてください。

ずっと活用出来る二世帯住宅ならリガードへ

リガードでは、お施主様のご家族が永きにわたって、一番幸せに暮らすことができる住宅の提案をしております。家づくりに関わる主体が多いので、意見のまとまりにくい三世代住宅。「家族の間でまだ意見がまとまっていない。」という段階でもリガードでは家づくりをサポートしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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