観葉植物に虫(コバエ等)が湧かないようにするための知識

観葉植物を飾る際は「コバエ」に要注意

部屋に観葉植物を飾ると、グリーンの癒し効果で落ち着いたり、部屋をオシャレに彩ったりすることができますが、その際に注意しなければならないことがあります。

それは、植物に発生するコバエなどの虫たちです。

せっかく緑を増やして素敵な空間を作ろうとおいた観葉植物がコバエを引き寄せてしまい、部屋が一変くつろげない空間になってしまう事態は、何としても避けたいところですよね。

このような厄介ごとを招かないためにも、今回は「コバエ対策に必要な知識」をまとめています。

コバエは「土」にも寄ってくる

コバエは観葉植物の「葉」(植物そのもの)に寄ってくるのではなく、植物の「土」に寄ってくる場合もあります。
キノコバエ類は、観葉植物の有機用土に含まれる成分を餌とするため、土に寄ってくるのです。

また、チョウバエ類は水に寄ってくる性質があるため、観葉植物の受け皿に水が溜まっているとそこから発生してしまう場合があります。

このように、コバエの種類によって発生する場所は異なります。それぞれの種類にあった対策が必要になります。
コバエは湿気を好み、一度発生してしまうと卵を産んで駆除してもまた発生してしまう…の繰り返しになってしまうので、発生させないように予防をすることが大切です。

コバエの駆除や予防の対処法には、薬剤を使う方法と、使わない方法があります。

薬剤(忌避剤)を使う? 使わない?

コバエの対策や予防に、薬剤(忌避剤)を使えば成虫も幼虫も駆除することができるので、何度も虫に悩まされないですむようになります。しかし、小さなお子様やペットがいるご家庭では薬剤を使用するのは不安が伴いますよね。

忌避剤にも様々な種類があり、土の上に撒くタイプは小さなお子様やペットが誤飲の恐れがありますが、水に溶かして利用するタイプなら、誤飲の心配はありません。室内で使っても安心な匂いの少ないタイプもあるので、そのようなタイプを選ぶと良いでしょう。

薬剤を使用しない方法としては、木酢液を希釈したものを植物にかける方法があります。ただ、特有の匂いがあるので注意しましょう。
キノコバエ類は有機用土に寄ってくるため、無機質の土や化学肥料を利用することで予防することができます。また、水受けの水にもハエが寄ってくるので定期的に交換するようにするなど、観葉植物の周りを常に綺麗に保つことも大切です。

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