障子の張替えを理解する②障子を張り替える

障子枠の外し方

障子紙は陽に当たったり毎日の生活で破いてしまったりで傷んでしまうものです。
特に小さなお子様やペットがいるご家庭では毎日の生活で破れてしまうシーンも多いことでしょう。

障子紙が破れていなくても、日焼けなどの経年劣化もあるため年に一度は張り替えるとキレイさを保つことができます。

DIYで簡単にできるのでそろそろ障子紙も傷んできたかな・・・と思っている方は是非チャレンジしてみてくださいね。

障子を張り替える際には、まずは障子の枠を外す必要があります。
障子枠は基本的に襖などと同じように下側から引っ張るような形で持ち上げて取り外します。

しかし、古くなっている場合などまれに引っかかって抜けにくい場合があります。
そう言う場合は「テコの原理」を利用します。
敷居にマイナスドライバーを差し込んで持ち上げるようにします。

あまり力任せに動かすと破損の原因となるため注意しましょう。

障子の張り方、剥がし方

障子の枠を外したら、今ある障子紙を剥がして新しい障子紙を張っていくことになりますが、まずはこの作業をやるために必要な道具を用意しておく必要があります。

スムーズに作業を進められるように、まずは道具のチェックから始めましょう。

・障子紙
・障子のり
・のり刷毛
・霧吹き
・障子紙用カッター
・ものさし

また、張替えは雨の日や雨の翌日がベストと言われています。
湿気の多い日に張替えをすると、障子紙が湿気を吸い込んだ状態で張ることになるため、晴れた日に障子紙がピンと伸びて仕上がりがキレイになると言われています。

では、まずは障子を剥がしていきます。
霧吹きや水を含ませたスポンジ等で障子のりのついている枠を湿らせて5〜10分程度なじませます。
そうすると障子紙が剥がれる状態になるため、端からゆっくりと剥がしていきます。
剥がれにくい場合は水分をさらに含ませましょう。

古い障子紙を剥がしたら、新しい障子紙を張る準備です。

新しい紙を貼る前に、枠を十分乾かして、ホコリ等もしっかりと拭き取っておきましょう。

まず付属のテープやマスキングテープで枠に仮止めして上を揃え、障子紙を広げて枠の大きさより少し大きめにカットします。

カットが終わったら糊付けです。
仮止めはそのままにして、のりを枠に均等に塗っていきます。

均一にのりを塗ったら、仮止めの場所から引っ張るようにしてたわまないように丁寧に障子紙を張っていきます。

貼り終わったら余分な障子紙をカットして完成です!

張り方はあくまで一例であり、はけを使用しない障子のり、のりが不要の障子紙なども出回っているため、実行されるときは商品の説明をしっかりと読むようにしましょう。

障子の張り替えで部屋をよりキレイに

家は住んでいると経年劣化が生じてくるもの。
障子紙も経年劣化するものなので、定期的に張り替えてキレイをキープするようにしましょう。

障子については以下の記事もご覧ください。

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