施工者の良し悪しをどうやって見分ける?プロが見るポイントとは

建築現場ではプロはどんなところを見ているの?

施工者がハウスメーカーだろうと工務店だろうと、実際に家づくりを任せるのは現場の大工さんです。

ハウスメーカーや工務店がどんなに良い会社でも、現場の大工さんに問題があっては、良い家は建ちませんよね。

ここでは、実際に建設現場を見に行った時、プロが見ているポイントをご紹介します。

施工現場で見るべきポイントは?

プロが注目するのは、現場における土の管理です。

土が現場の外に流出して、道路を汚してしまっているような現場はとてもレベルが低いと言えるでしょう。

道路を汚すということは、近隣の住民の方々にも迷惑をかけてしまいます。

住む前から工事で近所に迷惑という印象を持たれてしまっては、住んでからも大変です。

次に、資材の管理ですが、資材は養生シートに包んでおくのが基本です。

特に、断熱材は雨ざらしにすると、断熱効果が全くなくなってしまうものもあります。

ガラスウール系の断熱材はその代表です。

木材は雨に濡れても問題がないものが多いですが、基本的に資材は全て養生しておくのが基本です。

そして、大事なのは現場が整理整頓されているかということです。

いくら物の出入りが激しいからといって、玄関や土間が散らかっていたり、工具をまたいで通らないといけなかったりする現場はNGです。

オフィスでも、デスクの整理整頓ができていない人が、仕事ができるイメージってないですよね。

建築現場でも同じです。

構造見学会・完成見学会に参加してみよう

住宅展示場を見て、ハウスメーカーや工務店を決める方が多いと思いますが、住宅展示場はあくまで一つの検討材料にすぎません。

住宅展示場では、より良く見せるために、グレードの高い材料を使用していたり、家具や小物、照明などで演出が施されています。

施工者の実態をよりよく見ることができるのは、構造見学会や完成見学会といった、実際に建てている、もしくは建てた家を見学するイベントです。

このようなイベントでは、実際に別のお客様が建てている/建てた家を見学できるため、リアルな状態の家を見ることができるのです。

このようなイベントに積極的に参加して、施工者を見極める材料にすると良いでしょう。