東京23区内・外の待機児童にまつわる調査〜国分寺を例に〜

引っ越す際に気になる「待機児童」の問題

小さなお子様がいらっしゃるご家族が引越しを考える際に気になるのが、引越し先の「待機児童問題」でしょう。
共働き家庭が増えている現在、「保育園に入れるかどうか」は切実な問題です。
「保活」という言葉があるくらい、保育園に入るために事前準備が欠かせない地域もあります。

引っ越しをしてから保育園が見つからず、仕事に就けない、復帰ができないとなってしまっては大変ですから、引っ越しをする前にしっかりとチェックしておきたいところですよね。

東京23区内・外の待機児童について

保育所に関する状況については、厚生労働省が公開している資料から読み解く事ができます。ぜひ、本記事と併せてお読みください。

・保育所等関連状況取りまとめ(平成29年4月1日)

この資料の15ページ目、全国待機児童マップ(都道府県別)を見てみると、東京都の待機児童数はダントツで多く、16ページ目の待機児童数50人以上の市区町村にも東京都内の市区町村が多くランクインしていますね。

世田谷区は全国1位で861人、3位に目黒区、5位に大田区、9〜12位は全て東京の地域で江戸川区、府中市、中野区、足立区と続いています。
沖縄県や大阪府など別の府県も上位にランクインしておりますが、18〜22位はまた東京都がランクインし、江東区、調布市、三鷹し、渋谷区、日野市と続きます。

「待機児童の対策」をしている東京の地域とは

東京都内の自治体ではかなり多くの待機児童がいるという事がわかりましたが、この状況を改善しようと努力している地域も見受けられます。
それは先ほどの厚生労働省の資料7ページ目、「定員数が100人以上増加した地方自治体」で確認する事ができます。
これらの地域では、待機児童を意識して保育所の定員を増やして待機児童を減らそうとしていると考えられます。
東京都内では3位に世田谷区、4位に杉並区と続き前年比2000人以上の増加、11位板橋区、14位江東区、22位品川区、25位練馬区、28大田区、29位渋谷区、36位豊島区、37位新宿区とランクインしています。

国分寺の待機児童を例に

では、リガードの所在する国分寺市はどうでしょうか?
16ページ目の資料5、「待機児童数50人以上の市区町村」を見てみると、75位にランクインし、待機児童数は92人、前年の人数は102人だったという事がわかります。

では、7ページの資料1―1、「定員数が100人以上増加した地方自治体」も見てみましょう。
国分寺市は93位にランクインし、定員が302人増えたという事がわかります。

定員は302人と大きく増えましたが、待機児童数は前年に比べてわずか10人の減少です。
保育所の定員を増やして待機児童対策をしているものの、現状では規模の拡大に間に合っていないという状況が数字から見て取れますね。

このように資料を読み解く事で、候補地の待機児童の状況を見る事ができます。

リガードの家づくりは「土地探しから」も可能

リガードでは家づくりにおいて「土地探し」の段階もサポートいたします。
土地探しにおいては治安や利便性のほか、待機児童数といった「地域性」なども考慮するといいでしょう。
建築家の中には景観などを考慮してプレゼンする者もいます。
家づくりにおいてこだわりはお施主様それぞれ違いますが、家づくりにおいてはこのような資料を読み解く力も土地探しの段階では非常に有用です。
リガードでは地元ならではの地域の情報もしっかりとご説明いたしますので、国分寺周辺で家づくりをお考えなら、ぜひ一度ご相談ください。