「神」と離れた今だから仏壇と神棚を飾る。

そもそも仏壇と神棚の違いとは?

昔は家に仏壇と神棚を設置し、それぞれをきちんと祀りきちんと毎日手を合わ
せてお祈りをすることが日常的に行われていました。
しかし、生活が欧米化してきた昨今は家に神棚も置かないし、核家族化で仏壇
も置いていないという家が増えてきています。
「和室」のない家が増えてきたため、家に置く場所がないことも原因の一つに
挙げられます。
なので神棚や仏壇に触れる機会が少ないため、その違いをよく知らないという
方も増えています。

まず、神棚はその名の通り神様をお祀りする場所です。
小さな御社に伊勢神宮や氏神様のお札を祀る、小さな神社のようなものです。
一方、仏壇はご先祖様、つまり仏様を祀る場所です。
故人の御位牌、宗派の御本尊をお祀りする、家の中のお墓のような場所です。

仏壇と神棚は喧嘩するのか

初詣は神社に、お盆やお彼岸にはお墓まいりにと、普段は神社とお墓は一緒に
お参りすることはありませんよね。
室内の神棚と仏壇は設置場所が限られてしまいますが、同じ部屋に置くことは

可能なのでしょうか?
結論、できます。
昔は仏間がある家が多かったので、仏壇は仏間に設置をするため神棚とは別の
部屋に設置することが多かったのですが、現在はリビングや居間にどちらも設
置する場合が多く、部屋数の関係もあり同じ部屋に祀っている場合も多く、問
題ありません。
しかし、同じ部屋に設置をするにあたって注意する点もあります。

向かい合わせに祀る

向かい合わせに設置をしてしまうと、どちらかに手を合わせている際に、もう
一方にはお尻を向けてしまうことになってしまうためタブーとされています。
このような祀り方は「対立祀り」と呼ばれ、凶だと言われています。

上下に祀る

上下に設置してしまうと、どちらに手を合わせているのかわからなくなってし
まいます。
また、神棚が仏壇を踏んでしまうような配置となってしまうために失礼に当た
ります。
2階に仏壇、その真下に神棚も同じように神棚を仏壇が踏んでしまう形になる
ため、階が変わっても上下にならないように注意しましょう。

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