揺らめく炎に心安らぐ。囲炉裏のある家づくり

囲炉裏の香りや音って、なんだか心がやすらぎますよね。自宅に囲炉裏があれば、まるで温泉宿にいるかのようにゆったりリラックスできます。囲炉裏を囲んで焼き物をしたり、囲炉裏端で暖まったりと、家族や友だちとの団らんの場としてさまざまな楽しみ方があります。そこで今回は、囲炉裏のある家づくりについてご紹介します。

囲炉裏のメリット

囲炉裏のメリットは、なんといっても炎の癒し効果。炎の揺らめきには「1/fゆらぎ」というリズムが含まれており、このリズムを見たり聴いたりすることで、気分が落ち着いて心地よくなる効果があるそうです。薪を燃やしておけばかなり暖かくなるので、寒い季節は暖房としても活躍します。また、鍋や焼き物など炉端料理を楽しめるのもうれしいポイント。気心知れた仲間と囲炉裏を囲みながら、おいしい炉端料理で身も心も温まる。自宅に囲炉裏があれば、そんな贅沢な時間を気軽に楽しめます。

囲炉裏のある家づくりのポイント

昔は一般的だった囲炉裏ですが、現代の家にはなかなかないもの。だからこそ、家づくりで囲炉裏を取り入れるにはどうしたら良いのか悩みますよね。ここでは、囲炉裏のある家づくりのポイントをご紹介します。

和モダンな雰囲気にするなら「掘りごたつ式」を

「囲炉裏はつくりたいけど、和風すぎる雰囲気にはしたくない」そんな方におすすめなのが、掘りごたつ式の囲炉裏です。実用性はもちろんのこと、和モダンな雰囲気でインテリアの主役になってくれます。可動式のものなら、床に埋め込むタイプとして使ったり、普通のテーブルとして使ったりすることもできます。

フタ付きなら汚れを防いで使い道が広がる

囲炉裏を使う上で心配なのが、灰の飛び散りや汚れですよね。灰は軽くて少しの風でも舞い散ってしまうので、使っていない間もむき出しだと「せっかく掃除したのにすぐに囲炉裏周辺が灰だらけ…」なんてことも。そこでおすすめなのが、フタ付きの囲炉裏。灰が汚れたり飛び散ったりする心配がないため、ペットや小さなお子様のいるご家庭でも囲炉裏を取り入れやすいです。さらに囲炉裏を使わない季節は、テーブルなどを置いて空間の使い道が広がります。

囲炉裏の座をつくれば掃除が楽ちん

掃除を楽ちんにしたいなら、囲炉裏の周囲に木の板を張って「座」をつくるのがおすすめです。囲炉裏の周りがすぐ畳だと、灰や湯が飛び散ったときの掃除が大変。板の幅を広く取って座をつくることで、灰や湯が畳まで飛び散って汚れることはほとんどなく、掃除の手間を省けます。また炉端料理を楽しむときも、道具や食材、食器類を安定して置きやすいので、囲炉裏の機能性がさらにアップ。畳の厚みに合わせてフラットな座にしておけば、つまづくこともなく安全でしょう。

「囲炉裏」のある暮らしで和を楽しむ

今回は、囲炉裏のある家づくりについてご紹介します。炎を見てリラックスするのはもちろん、炉端料理や暖房として……さまざまな楽しみ方のある囲炉裏は、まさに大人の遊び道具。家族や友だちも巻き込んで、いつまでも楽しめます。囲炉裏のある家づくりをするなら、ぜひリガードへご相談ください。ご施主様のライフスタイルやご希望に合わせた間取り、取り入れ方を、経験豊富なアトリエ建築家がご提案いたします。