話題の「リビング学習」の効果とは?メリット・デメリット

コロナの影響でオンライン授業の機会が増えた今、お子様の学習環境に悩むご家庭は多いのではないでしょうか。そこで注目が高まっているのが「リビング学習」です。集中しやすく成績が上がるとさまざまなメリットがあるとされるリビング学習ですが、デメリットもあります。そこで今回は、リビング学習のメリット・デメリット双方についてご紹介していきます。

リビング学習とは?

リビング学習とは、その名の通り自分の部屋ではなくリビングで勉強をすることです。「東大に入る子はリビングで学習していることが多い」とメディアに取り上げられたことで注目を集めています。

リビング学習のメリット

リビング学習のメリットは、集中しやすい環境になることです。「リビングだと気が散って集中できないのでは?」と心配になるかもしれませんが、実は人間は音が全くない方が集中できなくなることが分かっています。多少ザワザワしている環境の方が、目の前の作業に集中しやすくなるのです。リビングで学習することで、他の家族の話し声や家事をする音など、適度な騒音が集中力を高めてくれます。

また、すぐに周りの大人に質問をすることができるのもメリットです。自分の部屋で勉強していると、分からないことをそのままにしてしまいます。するとどこでつまずいたのか不明確になるので、気づいたときには「分からないことが分からない」状態になりがちです。リビングだとつまずいた時点で質問できるので、分からないことをそのままにせず、成績アップにつながります。

リビング学習のデメリット

リビング学習のデメリットは、リビングがいつまでも片付かずごちゃごちゃしてしまうことです。子供部屋なら、多少教科書や文房具などが散乱していても気にならないかもしれません。しかし家族が普段過ごすリビングだと嫌でも目についてしまいます。リビングに勉強道具を収納するスペースを設けたり、勉強後の片づけを習慣化したりすることでスッキリしたリビングを保ちましょう。

すぐに質問できることはリビング学習の大きな魅力ですが、その分親子の距離が縮まり叱ってしまう機会が増えるリスクもあります。親にとっても子にとってもストレスになるので、適度な距離感を保って勉強を見守ることも重要です。

お子様に合った学習環境を選ぼう

今回は、リビング学習のメリット・デメリットについてご紹介しました。集中しやすい環境で、すぐに大人に質問できるリビング学習は、成績を上げる上で理にかなった学習方法です。とはいえデメリットもあるため、すべてのお子様に合うわけではありません。一度試してみて、お子様に合った学習環境を選ぶことで学習意欲を高めましょう。

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