新年に幸福を呼び込む!正月飾りの意味と飾り方

今年もあっという間に年の瀬。お正月の準備を進める時期となりました。毎年の習慣でお正月飾りを準備していても、「正月飾りって何のためにあるの?」「正しく飾れてるのかな」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、正月飾りの意味と飾り方について解説します。

お正月飾りの意味

お正月飾りにはさまざまな種類がありますが、代表的なものは「門松」「しめ飾り」「鏡餅」の3つです。

門松は、年神様が家々に降臨するときの目印となります。冬にも緑を失わず長寿、繁栄を表す松と、成長が早く生命力の強い竹、年始にふさわしい梅の3つの縁起物が用いられます。

家の門や玄関に飾るしめ飾りは、神社のしめ縄と同じように、神様が宿る神聖な場所の印です。神域と現世をへだてる結界として、災厄を払う役割も持ちます。

鏡餅は、年神様へのお供えものでもあり、神様が宿る依り代です。伝統的な飾り方は餅の上に橙、串に刺された干し柿を乗せて、それぞれを青銅鏡、玉、剣と三種の神器に見立てていました。近年では干し柿を省いたり、橙をみかんで代用したりと多様な飾り方に変化しています。

お正月飾りの飾り方

では、お正月飾りはいつから、どのように飾るのが正しいのでしょうか。飾り始める日は明確に決まっておらず、「正月事始め」と言われる12月13日以降ならいつでも大丈夫です。しかし、「二重苦」につながる12月29日、「一夜飾り」となり縁起が悪いとされる12月31日は避けましょう。

片づける時期は、「松の内」が過ぎてからです。松の内の期間は地域によって異なり、東北、関東、九州などでは1月7日、関西地方では1月15日とされています。地域の習慣に合わせて片づけましょう。

正しい正月飾りで良い新年のスタートを

今回は、正月飾りの意味と飾り方について解説しました。毎年なんとなく飾っている正月飾りには、それぞれきちんと意味があります。正しい飾り方で神様をお迎えし、良い新年のスタートを切りましょう。

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