高気密住宅こそ気を付けたい!窓の結露対策

寒い日の朝、カーテンを開けると結露で窓がビショビショに……なんてことよくありますよね。近年注目が高まっている「高気密住宅」は、外気を遮って室内を暖かく保てる反面、室内と屋外の気温差が大きくなり結露が発生しやすくなります。そこで今回は、高気密住宅こそ気をつけたい窓の結露対策についてご紹介します。

換気を徹底

結露が発生する大きな原因は、室内と屋外との気温差です。 室内の暖かく湿った空気が、窓の外の冷たい空気で冷やされることで、結露が発生します。結露を防ぐには、換気を徹底して室内の湿度がこもらないようにするのが効果的です。1回10分程度を目安に、対角線上にある窓を2ヶ所開けて換気しましょう。サーキュレーターで空気を循環させると、より効率よく空気を入れ替えられます。

市販の結露防止グッズを使う

結露防止シートや断熱シートなど、市販の結露対策グッズを活用するのも良いでしょう。商品によっては、景観を損ねないデザインのものや一度貼ったら10年ほどは交換不要のものなどもあります。

「もっと気軽に対策したい」という方は、結露防止スプレーもおすすめです。水気を拭き取った窓にスプレーを吹きかけるだけで結露が発生しにくくなります。家であるもので代用することも可能です。水100mlに対して台所用中性洗剤10mlを混ぜて、スプレーボトルに入れてよく振ったら完成です。市販のスプレーと同じように吹きかけましょう。

住宅設備を整える

結露の原因を根本から取り除くには、住宅設備を整えることが重要です。家全体を除湿できるように、外部断熱の設備を取り入れましょう。 外壁と内壁の間にも断熱材を入れ、さらに気密シートを張ることで、壁に浸透してきた湿気が壁内部の奥まで入り込みません。防湿効果の高い断熱材を使うとより効果的です。

結露対策を徹底して快適な家づくりを

今回は、高気密住宅こそ気をつけたい窓の結露対策についてご紹介しました。結露をそのまま放置していると、床材やカーテンなどの劣化を早めたりカビが発生したりすることも。 黒カビはぜんそくやアレルギーの原因にもなります。家族の健康を守るためにも、結露は早めに対策しておきましょう。

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