内藤社長 代 表 挨 拶 第二次ベビーブームのど真ん中で出生した私たち、団塊ジュニア世代は、早いもので40歳を越えた。私の父も言葉通り、昭和20年生まれのまさしく団塊世代である。学生運動、高度経済成長から現在に至るまで、とてつもないパワーと存在感を放ち、紛れもなく日本を支えてきた世代である。日本の歴史上、出生数が200万人を上回ったのは、この団塊世代と団塊ジュニア世代しかない。今では、毎年出生数が100万人を上回るのがやっとで、人口減少が止まらない時代へと既に突入している。今後の日本は、これまでに前例のないスピードで国そのものが衰退していくのを否応なしに経験することになる。40歳を越えた今、心から社会貢献し、衰退期に入った日本経済を盛り上げていかなければならないと真剣に考えるようになった。 目の前の仕事にふと目をやると、そんな大口を叩けるようなスケールの仕事は、到底出来ていない。40代前半、30代、20代とバブル景気を体験していない世代には、堅実な生き方をする人が多いと言われるが、私もその例外ではないであろう。他人様から見える、私のスケールや器を気にすると、見栄を張ってでも無理したくなるが、時代と世代がそれを許さない。 潰れない会社、生き残れる会社を作るしかない。人口が減り、需要が減り、お客様の絶対数も減るが、それでも数ある競合他社の中で、選んで頂けるような会社になるしかない。本物になるしかない。良いサービス、良い品質、そして圧倒的な満足感を提供出来る会社に必ずなる。そんな思いを決して諦めずに、打ちのめされても這い上がって、必ずたどり着きたい。 寿司業界は、もはや大手回転寿司チェーン店か予約のなかなか取れない名店しかなくなりつつある。住宅業界も例外ではなく、薄利多売の大手かブランド力のある大手ハウスメーカー、もしくは一握りの町場の名店とされる工務店しか生き残れない時代が、もうすぐやってくるであろう。一人ひとりのお客様を大事に、一つひとつの仕事を大切にして、一手間かかることをこだわってやる、一手間工務店として努力し続けることで、最後には、やはりリガードにする。リガードを紹介する。と選んで頂けるよう、正道を一直線に全力疾走して、社員一同邁進していきます。その先が、日本経済の更なる発展に通ずる事を信じて。
Tomoaki Naito