マイホームはいつ建てたらよい?(第1回)

現在賃貸に住む人であれば、「このまま70歳、80歳になっても家賃を払い続けられるかな?」「老後になっても家を貸してくれるかな?」「やっぱりマイホームを手に入れて安心して暮らしたい」「でも今は買い時なのかわからない」と考えることもあるでしょう。
本記事では、いつマイホームを買うのがよいかを考えていきたいと思います。

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リガードさん、人生100年時代などと世間では言われていて、このまま100歳まで生きるとしたらずっと賃貸で暮らしていてよいか悩んでいます。今37歳で家も手狭になってきたし、マイホームは欲しいのですが、金利や土地のことなど、分からないことが多いです。一体いつ頃に買うのがよいのか相談に乗ってくれますか?

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もちろんです! 100歳まで生きるとなると老後の時間も長くなりますしね。そういった中で賃貸にするか、マイホームにするか悩みどころだと思います。ひとつひとつ一緒に考えていきましょう。

100歳まで賃貸で暮らせる?

例えば、家賃9万円の賃貸に37歳から100歳まで暮らすとしたら、63年間で単純に6,804万円かかります。70歳を定年として6万円の賃貸に引っ越したとしても、70歳までに3,564万円、70歳から100歳までに2,160万円。合計で4,536万円です。ここに更新料や引っ越し代など諸費用を加えると更に高額になる計算です。

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高齢になると、定年退職をされて年金での生活になっている場合がほとんどです。年金での生活は十分な収入が見込みづらく、貸主(オーナー)側としては不安に思うポイントとなります。年金以外の収入や貯蓄、家賃保証会社の利用などで不安の解消ができない場合は断られる要因となることが多いです。

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70歳で定年になったら収入も大幅に落ちますし、高齢者だと大家さんも入居を渋りそうですし、不安が残りますね。
ではマイホームを買った場合はどうなのでしょうか?頭金は貯めてからの方がよいですか?

頭金や積立金は貯めた方がいい?

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住宅ローンの一般的な最長の借入期間は35年となっています。
37歳の段階で35年ローンを組むと72歳で完済といった形になりますね。一般的には75~80歳までに完済するのが通常です。長期ローンを組むためのリミットとしては45歳ぐらいまでとなりますね。

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リミットまでは少し余裕がありますね。ローンの返済は大変だから頭金を積み立てて貯めようと考えていますが、このあたりはどうでしょうか?貯めてからの方がいいのでしょうか?

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ある程度の頭金はあるに越したことはないのですが、積み立てている間の家賃が絡んできますので以下に積立金を貯めた場合と、いますぐ買った場合とで比較をしてみました。

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今すぐ購入した時の方がローンの残債が少ないですね。

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はい。3年分の家賃の支払い分をそのままローン返済に当てられるので結果的に安く買えるという結果になります。

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なるほど!家賃がかからない分、貯金をしていた時と比べてローンの残債が減るんですね。

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そうなんです。ローンを35年で組めば月々の返済負担も少なくなりますし、仮に75歳まで完済にかかったとしてもそこで終わります。老後になっても家賃を支払い続けることを考えるといった心理的な負担は少なくなります。

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確かに。いつ病気になるかといった心配は歳を取るにつれ大きくなりますしね。

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はい。健康リスクがあるとローンを組むために必要な団体信用生命保険に加入できなくなり、借り入れそのものができなくなる可能性があるので、現在健康であるなら、家の購入は先延ばしにしない方が安心です。

住宅購入には不動産会社に支払う仲介手数料やローン保証料、各種税金、引っ越し代などさまざまな費用としてある程度まとまった資金が必要になります。
こういった諸費用も含め、安心して家づくりをしていただくようリガードでは資金相談会を開催しています。
弊社のファイナンシャルプランナーがご夫婦やご家族のライフプランシュミレーションを行います。もちろん無料ですのでいつでもお申込みください。

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住宅ローンが破綻しないための「正しい」資金計画相談会

団体信用生命保険(団信)について教えて下さい!

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リガードさん、ずばり聞きたいのですが、「団体信用生命保険(団信)」って何ですか?

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団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者に万が一のことがあったときに、家族や家を守ることができる保険です。省略して「団信」と呼ばれることが多いです。
シンプルな特約なしの団信から、がんを罹患したらローンが0円になるがん団信や、疾病保障付き団信など色んな種類があります。

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なるほど。家族に万が一のことがあった時に保険がおりてローン残債が0円になるんですね。あと、団信にも色々あるんですね。勉強になりました!
団信の注意点などはありますか?

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団信は保険になりますので、健康であることが重要ですね。基本的には告知書での申請になりますが、場合によっては健康診断書の提出などを求められる場合もあります。また、告知に虚偽があったことが発覚すると、団信を解除される可能性があります。年齢が上がるにつれて健康リスクも高くなりますから、お家を建てたい方は健康なうちに是非ご相談ください。

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団信は健康なうちに入らないといけないんですね。団信に入れない場合はどうしたらよいですか?

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何らかの理由があって加入が難しい場合は、団信が必須ではないフラット35に加入できる金融機関に住宅ローンを申し込むなど、別の選択肢があります。とはいえ保険には入っておきたいところだと思いますので別途何かしらの保険への加入は必要になってくるかと思います。

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わかりました!家を建てるなら健康なうちにってことですね!

団体信用生命保険は、万が一に備えるための大切な安全装置です。団信の加入の際に既に入っている生命保険の見直しを行う方も多いです。
リガードにはファイナンシャルプランナーが在籍していますので是非ご相談ください。

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第二回「土地について」はこちら