家に帰ると漂う「臭い」… 実は排水管が原因?

一日家を空けて帰ってくると…

「ただいま〜!」
一日の仕事が終わり、玄関の扉を開けた瞬間の安心感は毎日味わっていても感慨深いものです。
しかし、扉を開けた際に部屋の中がなんか臭うな?と感じることはありませんか?

そうなってしまうとせっかくの安心感は薄れてしまいます。

そのにおいの原因は実は部屋が臭いのではなく、下水道から逆流してきたにおいが原因という場合が多いです。
においの原因がわかれば対処もしやすいものです。
今回は、夏場に広まりやすい下水道からの臭いの対策をご紹介します。

夏は臭いが広まりやすい?!

夏場は特に湿度が高いことにより臭い分子が空気中にとどまりやすくなっているため、嫌な匂いを感じやすい季節と言えます。気温も高くなることから、揮発性も上がるため、匂い分子が広がりやすいという面もあります。

この夏場はにおいが広がりやすく、留まりやすいという性質から、涼しい時期には気にならなかった場所もにおいが気になるようになってしまう場合があるのです。

では、においが発生するポイントについて詳しくみていきましょう。

封水とは

基本的に下水管はS時カーブを描いています。カーブを描くことでカーブ内に水が溜まり、下水道から上に臭いが逆流しないようになっているのです。これを封水と言います。
しかし、蒸発するなどで封水がなくなってしまうと臭いが逆流してしまうことがあります。

水を流して封水がたまればこの臭いは解消することができます。
また、排水溝にそのまま流すジェルタイプの溶剤を使用して洗浄するとより効果的です。

下水周り

定期的に水を流していて封水が切れていないのに臭う場合は、排水溝の入り口付近に溜まった汚れが原因のパターンもあります。
普段目につかないような奥までブラシでこすって掃除をしてみると良いでしょう。

快適な暮らしには綺麗な空気が必要

綺麗な空気は健康な暮らしに不可欠です。
臭いのある部屋は気分が悪くなるだけでなく、実際に住む人の健康を害してしまいます。
特に、アレルギーや喘息の方などは注意が必要です。

次回は、「空気の汚れ」について紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。

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