住宅設計のキーポイントがてんこ盛り!施主にも知ってほしい建築確認申請の項目

工事の着工前に必ず行う建築確認申請

マイホームを建てたいなら、着工前に「建築確認申請」を建築確認検査機関に提出し、建築物が建築基準法や建築協定などに適合しているかの確認を受ける必要があります。

申請から許可が下りるまでには2週間から1ヶ月ほどが必要で、許可が下りるまでは工事を開始することができません。

住宅の建築確認申請では、建築基準法を満たしているかがチェックされますが、その確認項目は住宅設計のキーポイントがてんこ盛りです。

ここでは、建築確認申請の項目についてご紹介します。

集団規定と単体規定

集団規定とは、地域全体が守っていなければ他の敷地や建物に迷惑を与えるような規定のことで、単体規定とは個々の建物が対象の規定のことです。

確認申請ではどちらかというと、集団規定の審査が中心となっています。

では、どのような項目があるのでしょうか。

建築確認申請の項目については、過去に詳説しています。

気になったキーワードがあれば、下記のリンクから是非詳細をご覧になって下さい。

建築確認申請のチェック項目

住宅が建てられる用途地域である

・用途地域制限

接道等の規定

・前面道路の幅員、接道長さ(接道義務)

道路斜線、日影規制、北側斜線の規定

・道路斜線
・北側斜線
・日影規制

耐火建築物・準耐火建築物・防火構造であることの確認

・耐火建築物・準耐火建築物・防火構造

建物の大きさに関する規定

・建築面積
・延べ床面積
・外壁後退
・建築協定
・絶対高さ

換気・採光などの住環境

・天井高さ
・24時間換気
・自然換気
・自然採光

階段、落下防止、火気使用など危険個所の安全確保

・階段の安全性

湿気対策、床下換気など建物の耐久性

・湿気対策、床下換気

建物の構造計算

・構造計算書の提出(4号特例が適用されない場合)
・必要壁量など簡易的な安全性チェック(4号特例が適用される場合)

まとめ

マイホームを建てたいなら、着工前に「建築確認申請」を提出する必要があります。

チェック項目について理解して、快適に暮らせる住まいづくりを実現しましょう。