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建築確認申請や住宅性能表示で出て来る「性能規定」「仕様規定」って何?
仕様規定・性能規定、聞いた事ありますか?
建築基準法を満たすかどうかを確認する建築確認申請や、より高いレベルの性能を保証する住宅性能表示(品格法)について見ていると、「仕様規定と性能規定」という言葉がよく出てきます。
両者の言葉にはどんな意味の違いがあるのでしょうか?
性能規定と仕様規定ってどう違うの?
「規定」とは、家の性能を保証するため、建築物に対して課される決まりのことです。
例えば、高断熱住宅の断熱性能や省エネ基準を測るときに用いられます。
「仕様規定」は「屋根にこのぐらい、開口部にこのぐらい、外壁にこのぐらい」と部位毎に規定を設けます。
「性能規定」は、最新のものではQA値と呼ばれる指標を使い、「住宅全体でこのぐらい」という規定を設けます。
歴史的には、まず仕様規定が主流でした。
最近の法改正で、性能規定化が推し進められています。
性能規定とは、「耐震性や断熱性といった住まいのパフォーマンスに直結する性能が結局どのぐらいなのか、客観的な数値によって評価できるようにする」ための測り方を定めたものだといえます。
仕様規定のように「この材料を使いなさい、この部分をこれぐらい断熱しなさい」という指定が無く、代わりに評価者(行政機関、第三者機関など)は住宅全体の性能を評価してくれるため、自社特有の家づくりを柔軟に追求したい施工者にとっては、こちらの方が則りやすい規定ともいえるのです。
まとめ
建築確認申請や住宅性能表示では、仕様規定と性能規定の両方が使われています。
仕様規定と性能規定の違いについて理解して、快適に暮らせる住まいづくりを実現しましょう。
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