こんなに違う!海外と日本の住宅事情

異なる文化を持つ海外では、住宅事情も日本とは大きな違いがあります。日本では当たり前の感覚が、実は海外では珍しいことも。これから家づくりを検討するなら、海外の住宅の良いところを知って活かしていきたいですよね。そこで今回は、海外と日本の住宅事情の違いについてご紹介します。

日本の住宅は耐用年数が短い!?

家づくりを考えるとき、日本では多くの人が「長期間のローンを組んで新築の戸建てを購入する」「子どもの世代はその家を引き継がず、また新たな新築の戸建てを購入する」といったサイクルをイメージするのではないでしょうか。まだまだ住める家が空き家になることも珍しくありません。しかしこのサイクルは、海外では珍しいケースなんです。

家の平均寿命を海外と比較すると、イギリスは約80年、アメリカは約65年であるのに対して、日本は約30年と半分以下程度の結果となります。イギリスやドイツでは築100年以上の住宅も珍しくなく、次の世代へと引き継がれた後も修繕を繰り返し大切に住まれています。

日本の住宅は耐用年数が短く、子ども以外に家を引き継ぐ市場が確率されていないことから、いわば「使い捨て」のようになってしまっているのが現状です。

なぜ違いが生まれたか

では、なぜこのような違いが生まれたのでしょうか。戦後の復興を目指し、高度成長期を迎えた時代、日本では安価で施工しやすい材料を使った「質より量」な家づくりが進められていました。またライフスタイルの変化に対応できる家ではなかったことから、次の世代に引き継がれず、建て替えせざるを得ないケースも多々あります。建物より土地の価値が重視されたことも要因のひとつです。

これからの住まいは「量」より「質」

日本の住宅も、他の先進国のように「量より質」を重視しなければいけない時期がきています。一世代のみ暮らして使い捨てにするのではなく、次の世代へと引き継いでも快適に暮らせる「長寿命化」な家づくりが今後は重視されるでしょう。

リガードでは、高気密・高品質な家づくりに力を入れており、冬は暖かく、夏は涼しく快適に暮らせます。使い捨てではなく、長く快適に暮らせる家づくりをしたい方は、ぜひリガードへご相談ください。ご施主様とご家族のライフスタイルに合わせて、経験豊富なアトリエ建築家がご提案いたします。