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住宅の断熱性能や家電の省エネに関わるトップランナー制度って?
省エネ住宅や家電で見かける「トップランナー基準」って?
省エネ住宅や省エネができる家電製品、また省エネ法と断熱等対策等級などといった関連制度について調べてみると、「トップランナー基準」という言葉を見かけることがあります。
トップランナーは、日本語にすると「首位走者」となり、マラソンのトップを走るランナーのイメージになりますね。
これは一体何なのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
トップランナー制度で省エネ対策
トップランナーとは、運輸・建築・機械器具といった産業の特定の分野で、もっとも優れた性能をもつ製品を指します。
家づくりの場合ですと、「建築」と「機械器具(家電など)」について調べている時によく見かけることになるでしょう。
トップランナー制度の骨子は、住宅供給車や機械器具のメーカーに対し、最も優れた性能を持つ製品を参考にした「トップランナー基準」を設け、その基準の達成を促すことです。
つまり、「これぐらいの性能を実現出来ている企業があるから、他の企業も同じくらいの性能を達成出来るように頑張ってね」という努力目標の定め方を、トップランナー基準と呼ぶわけです。
高い品質の機械器具や建築資材を供給するモチベーションを与えることで、住宅のエネルギーコストを抑える役目を果たしています。
すでに、トップランナー制度の導入により、多くの対象機器が当初の見込み以上の省エネ効果が得られています。
建築におけるトップランナー基準
建築分野においては、省エネ法の中で、断熱性能についてトップランナー基準が設けられています。
H21年度に設けられたトップランナー基準では、当時の一般的な住宅に比べ、一次エネルギー消費量を10%削減する住宅として定義されました。
一次エネルギー消費量については、以下の記事を参照にしてください。
・省エネ基準にある「一次エネルギー消費量」って何?どうして重要?
このトップランナー制度を、土台の一部にして作られたのが、最新のH25年省エネ基準です。
この基準では、平成11年の「次世代省エネ基準」を満たし、さらに一次エネルギー消費量を、2008年時点の一般的な住宅よりおよそ10%削減する機能や性能を要求しており、さらに厳しい条件となっています。
・最新の断熱基準「平成25年省エネ基準」における、断熱性能の測り方
最新の省エネ基準によって、住んでいる地域の気候に合った性能の住宅が建てられるようになり、よりエネルギー消費の少なく、エネルギー効率の良い家を建てられるようになりました。
近年、旧宅関連でトップランナー制度が導入された設備には、エコキュート、複合機、プリンター、LED電球、断熱材・窓などの建築資材があります。
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