電気を使わない冷房 夏の風物詩「風鈴」の力

あの音だけで涼しくなる?

夏の暑い日に窓辺に吊るした風鈴が風をうけ、「ちりりん」となるのを聴くとなんだか少し涼しい風が吹いてきたような感じがしませんか?

これにはちゃんと理由があり、この音を聴くと、脳が風が吹いたから涼しいと勘違いをして、体感温度が下がるそうです。水の流れる音を聴くと涼しく感じるのも同じ脳の勘違いから起こる現象です。

しかし、全ての人に効果があるわけではありません。
例えば、風鈴に馴染みのない海外の方は風鈴=夏の風物詩というイメージもありませんので、風鈴の音を聞いても涼しく感じることはないそうです。古くから風鈴に親しんでいる日本人ならではの感覚なんですね。

実は森林浴と同じ効果も

風鈴といっても様々な材質のものがあります。
ガラス製のもの、金属製のもの、陶器製のものなど、素材によって音色も違うので、様々な風鈴の音を聞いてお気に入りを見つけると良いでしょう。

数ある風鈴の中でも、メジャーなものはガラス製ではないでしょうか?
ガラスの透明感がより涼しさを演出してくれます。
ガラス製の風鈴は江戸風鈴とも呼ばれており、口の下の部分は軽く削っただけのギザギザの状態になっており、そこにガラスの舌(紐の下に付いている棒の部分)が触れると、”1/f揺らぎ”というリラックス効果のあるリズムを刻んでくれるとも。

「1/fゆらぎ」とは、人間が心地よいと感じる揺らぎの一種とされています。規則的なものと不規則的なものが調和している状態の象徴とも言われています。
音では小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、波の音など、その他にも炎の揺れや電車の揺れ、森林なども1/fゆらぎだそうで、人体のリズムも1/fゆらぎだそうです。

つまり、森林浴と同じ1/fゆらぎの風鈴の音は、森林浴と同じようなリラックス効果を得ることができるのです。

たまには自然の風でひと涼み

実は、風鈴は風水的にも邪気を払う効果があります。
窓辺や家の東側に飾ると良いとされています。

外に風が吹いている時は、たまにはエアコンではなく自然の力で涼んで見るのも気持ちの良いものです。

もし、「風通しの良い家」が欲しいと思ったときは、
国分寺の工務店・リガードに相談にいらしてみてください。