大地震後の「家での暮らし」 停電時の生活と住宅設備を考える

地震からの停電、非常時の暮らしをどうする?

大きな震災から身を守ることができ、家もそのまま使える状態であったとしても、ライフラインの復旧までは日常生活を取り戻すことができません。

熊本地震では、停電が4日間続いた地域もあるようで、ガスに至っては復旧まで2週間ほどかかったそうです。

もし真夏に地震が起きて停電してしまった場合、クーラーが使えず熱中症になってしまうなど二次被害が拡大してしまう恐れがあります。
冷蔵庫も使用できなくなってしまうため、庫内の食材を計画的に食べていかなければなりません。
しかし、ガスも水道も止まってしまう場合が多いので、調理もできない可能性もあります。

在宅介護や障害者などで、呼吸器など電源の必要な医療機器を利用している場合は命に関わることも・・・

地震から家族と家を守ることはもちろん、その後の生活を立て直して行くこともとても重要な課題なのです。

太陽光発電で電力危機回避という選択肢

地震によってライフラインが断絶されてしまうということは防ぐことができませんが、電気の場合は「太陽光発電システム導入」によって自宅の電気を賄うことができるかもしれません。

ただ、災害時に自宅のソーラーパネルで発電した電気を使う場合、一緒に蓄電池も導入する必要があります。
蓄電池があれば、昼間に発電しておいた電気を夜にも使用することが可能です。
震災でもしソーラーで発電できなくなってしまったとしても、蓄電池に電力が溜まっていればその分は使用することができます。

備えておくと便利なシステムですが、導入にはそれなりのコストがかかります。
自治体によっては購入費用の補助がある場合もあるので、お住いの地域に相談してみると良いかもしれませんね。

「地震に強い家」は復旧までの生活も視野に

リガードでは、構造計算の必要がない木造2階建て以下の建物でも全て構造計算を行い、「耐震等級3」相当の家づくりを行なっておりますが、家そのものが倒壊せずに住み続けられたとしても、ライフラインの断絶により生活が脅かされることは十分に考えられます。
災害時には想定外の出来事がたくさん起きてしまいます。
災害時のあらゆるリスクを想定した家づくりで、大切な家族や家を守りたいですよね。

そんな時はぜひ家づくりのプロにご相談ください。
リガードはプロならではの視点で、お施主様の疑問に納得のいくまでお答えいたします。

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