旬の野菜を楽しむ。ぬか漬けのある暮らし

日本の家庭で古くから親しまれる「ぬか漬け」。最近は発酵ブームもあり、手軽に始められるキットを使いぬか漬けを楽しんでいるというご家庭も多いかもしれません。手間はかかりますが、自分でじっくり時間をかけて育てたぬか漬けのおいしさはひとしお。今回は、ぬか漬けのある暮らしについてご紹介します。

ぬか漬けの作り方

「ぬか漬けを作るのは難しそう…」と思うかもしれませんが、方法は意外と簡単。基本的には糠と塩と水の3つさえあれば、ぬか床をつくることができます。手順は以下の通りです。

  1. 米ぬかに塩水を加え、全体的に重たくなり、味噌のようにぼてっと握れるくらいになるまで混ぜる
  2. ベースができたら保存容器に移し、大根の葉っぱなどの捨て野菜を入れる
  3. 表面を軽くならし、手のひらできゅっと表面を押し付けて空気を抜く
  4. 保存容器の側面などは清潔なふきんで常にきれいにふきとり、蓋をする

捨て野菜とは、ぬか床が発酵するための栄養分と水分を補うために必要なもの。捨てて、漬けてを繰り返しながら、ぬか床を育てていきます。2週間ほど繰り返せば、酸味がしっかり出ておいしいぬか床のできあがり。ご家族や知人に昔からぬか床を育てている方がいれば、少し分けてもらって、加えると良いぬか床に仕上がります。

ぬか床ができたら、いよいよ本漬け。茄子やキュウリなど好きな野菜を漬けていきます。ぬか床は直射日光の当たらないなるべく涼しい場所で保管し、できるだけ毎日かき混ぜましょう。旅行や外出などでかき混ぜられないときは、冷蔵庫に入れておくと発酵が鈍くなるのでおすすめです。

ぬか漬けのある暮らしを楽しもう

今回は、ぬか漬けのある暮らしについてご紹介しました。ぬか漬けは「生き物」なので、毎日手をかけて育てる必要があります。少し手間はかかりますが、土地や気温、入れるものによって風味が変わり、その家ならではの味が出てくるのはおもしろいもの。

ぬか漬けの保管場所は、冷暗所、出来るだけ涼しい床下などが適しています。新築時にそういった場所に収納を作っておけば、ぬか漬けはもちろん保存食を楽しみたいときにも便利です。食卓を豊かにしてくれます。キッチンについてのご要望があれば、ぜひリガードへご相談ください。リガードでは、ご施主様とご家族のライフスタイルに合わせて、理想を叶える家づくりをサポートいたします。