リガードの基礎工事
~前半~

遣り方(やりかた)◆実際の建築物の位置・高さ・水平の基準となる重要な工程です。


杭(くい)を打ち、杭に対して貫板(ぬきいた)を均一の高さに固定します。

Point 貫板の天端(てんば)高さは、基礎工事が終わるまで使用する高さの基準となるので、慎重に行います。

配置図から建物の位置を貫板に書き写します。
矩出し(かねだし)専用巻き尺、水糸を使って、正確に出した基礎の芯を、貫板に書き写していきます。

上記によって出した、建物の配置・高さ・カネ(90度)を基準として基礎を作っていきます。

根伐(ねぎり)◆基礎を地面の下に埋めずに、建物を安全に建設する為の工程です。

遣り方が終わった後は、重機を使い、貫板に張った水糸を目安にしながら、根伐り底まで掘ります。

(建物の配置 高さにあわせて地盤を削っていきます)

Point 建物芯から外側に200㎜余裕をもって掘ります。
そうすることで、根伐後の基礎工事の作業効率を上げることができます。

砕石転圧◆地盤に上から力を加え高さを均一にし、地盤を締め固める工程です。

まず、根伐り底にRC砕石を敷いて、表面が均一になるよう、厚み50mmになるまでランマーで転圧します。

Point このように転圧を行うことで、地盤がより安定化し、地盤沈下防ぐことができます。

防湿フィルム◆地面からの湿気が建物に入り込むのを防ぐ為に行う工程です

まず、底盤部を覆うように防湿シートを敷きます。(シートは厚手の0.2㎜)

隙間ができないように、シートどうしの端を200㎜以上重ね、継ぎ目をテープで貼り合わせます。

Point 穴が開いている部分は、気密テープなどで塞ぎます。
コンクリから湿気が上がった場合は、土台や床板にカビが発生してします。

捨てコン打設◆配筋の高さの基準となり、かつ基礎の枠を固定する事を目的とした工程です。

配置図に記載されているKBM(設計GLの基準)を確認し、捨てコンの高さの基準を出します。

ミキサー車が到着し、捨てコンクリートの打設が始まります。

その目印に捨てコンを打設し、表面が平らになるようコテでならしていきます。

Point 捨てコンの施工を省略する現場もありますが、精度の高い基礎を作るためには、絶対に省略してはいけません。

リガードの基礎工事 ~前半~ まとめ

基礎工事は、土台となる非常に重要となる工事です。
リガードでは当たり前のことに徹底的にこだわり、全現場丁寧に工事を進めています。
基礎工事後半の記事に続きます…