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住むコトブログHOUSE BLOG
リガードの基礎工事 vol.2 後編①~配筋~
前回までの記事リガードの基礎工事 vol.1 ~前編~はコチラ
ここからは、配筋工事がスタートします!
★配筋の手順
①ステコンが固まったら、基礎がくる位置に墨出しをし、その墨出しした線(基礎芯)を元に底盤部、立ち上がり部の順番で配筋していきます。
②結束線で鉄筋どうしを緊結します。
③鉄筋と地面の隙間確保のため、スペーサーブロックを1000mmピッチ程度で鉄筋の下に配置します。
④12㎜と16㎜のアンカーボルトを配置します。
12㎜のボルトは、基礎と柱
16㎜のボルトは、基礎と土台
を緊結する部材です。
また、16㎜のアンカーボルトは、地震などの力が加わった時に、柱が引き抜かれてしまう力から耐えるための大切な部材です。
タイミングとしては、鉄筋工事完了から立上りのコンクリート打設前までの間になります。
12㎜のボルトは、基礎と柱
16㎜のボルトは、基礎と土台
を緊結する部材です。
また、16㎜のアンカーボルトは、地震などの力が加わった時に、柱が引き抜かれてしまう力から耐えるための大切な部材です。
タイミングとしては、鉄筋工事完了から立上りのコンクリート打設前までの間になります。
⑤最後に確認作業を行います。
基礎断面図を見ながら現場監督が確認していきます。
その後は、インスペクターのチェックを受け、合格をもらいます。
基礎断面図を見ながら現場監督が確認していきます。
その後は、インスペクターのチェックを受け、合格をもらいます。
★特に注意して確認すべき事項
①鉄筋同士の重ね継ぎ手(40d)、コーナー補強筋(35d)が確保されているか確認します。
例えば13mmの鉄筋が重なる場合、40×30(d)=520mm以上重ねる必要があります。
例えば13mmの鉄筋が重なる場合、40×30(d)=520mm以上重ねる必要があります。
②スラブ筋の継手は、(40d)の2分の1以上ずらす必要があります。
ずらす理由としては、次の工程でコンクリートを敷いた後、
クラックが入らないようにする為です。
例えば13mmの鉄筋をずらして配筋する場合、520÷2=260mm以上ずらして配筋する必要があります。
ずらす理由としては、次の工程でコンクリートを敷いた後、
クラックが入らないようにする為です。
例えば13mmの鉄筋をずらして配筋する場合、520÷2=260mm以上ずらして配筋する必要があります。
③人通口の補強筋確認
強度を保つ為の立ち上がりの主筋と同じ太さ(13mm)の鉄筋が、切断の末端部分とその隣に組まれているか確認します。
強度を保つ為の立ち上がりの主筋と同じ太さ(13mm)の鉄筋が、切断の末端部分とその隣に組まれているか確認します。
④かぶり厚を確認
立ち上がりの場合は、土の接する部分は60㎜
そうでない部分は40mm、基礎のコンクリートから離れたところに鉄筋が来ているか
立ち上がりの場合は、土の接する部分は60㎜
そうでない部分は40mm、基礎のコンクリートから離れたところに鉄筋が来ているか
スラブ下は60mm以上砕石から離れたところに配筋してあるかを確認します。
⑤角(コーナー筋)の定着長さの確認
一本の鉄筋はMAX6mあります。角で鉄筋を繋ぐ場合はスラブと同様、定着長さ(重なり長さ)が必要になってきます。
主筋と腹筋が40×鉄筋の太さが基本です。左の写真の場合40×13=520mm以上 取れているか確認します。
一本の鉄筋はMAX6mあります。角で鉄筋を繋ぐ場合はスラブと同様、定着長さ(重なり長さ)が必要になってきます。
主筋と腹筋が40×鉄筋の太さが基本です。左の写真の場合40×13=520mm以上 取れているか確認します。
リガードの基礎工事後編① ~配筋~ まとめ
これで配筋は完了です。
基礎の配筋は、地震などの力に耐える為に重要な工程です。
このあとは、耐圧部にコンクリートを打設するために、外周の枠組みが建てられていきます。
『鉄筋がどんな力に耐えることができる部材か』についての説明は次の記事に続きます…
続きはコチラ
リガードの基礎工事 vol.3 ~鉄筋~
リガードの基礎工事 後編② vol.4 ~配筋後~
リガードの基礎工事 vol.5~土台敷き~
リガードの基礎工事 vol.6~上棟~
リガードの基礎工事 vol.7~土台パッキン(床下について)~