リガードの基礎工事 vol.3 ~鉄筋~

リガードの基礎工事 鉄筋編

前回までの記事はコチラ
リガードの基礎工事 vol.1 ~前編~

リガードの基礎工事 vol.2 後編①~配筋~

★鉄筋の説明

上主筋・腹筋・縦筋・スラブ筋・下主筋

画像①

主筋 腹筋 縦筋

画像①※横から見た断面図

リガードは、画像①のように鉄筋が家の外周部に組まれています。

◆主筋について

主筋は「上主筋」と「下主筋」の2つに分けられます。どちらも柱からの鉛直荷重と耐力壁からくる水平力に耐える部材です。
柱からつたわる鉛直荷重

画像②

上主筋」は上からの応力(鉛直荷重)をダイレクトに耐える役割。
下主筋」は上からの応力に反発して、地面からの反力に耐える役割。
⇒力は釣り合っていないと、大きな力に耐えることができない為、上主筋下主筋釣り合いを取り建物を支える役割を担っています。

●鉛直荷重について

地震の揺れをノボパンで吸収

画像③

建物が揺れた時に、基礎から浮いてしまわないように、構造計算を行い、必要な場所にホールダウンが付けられます。(構造用金物)これがしっかり取り付けられることにより、縦の力に耐えることができます。
ホールダウンは基礎に直結している為、配筋との関わりも密接になります。

●水平力について

画像③のように、地面の揺れ(水平力)を面(構造用面材ノボパン)で吸収し、水平力を耐えています。

◆縦筋

せん断力に耐える部材です。

◆腹筋

縦筋の位置を決める(とめる)役割になる部材です。

◆スラブ筋

スラブ筋

画像④

建物の重さを地面に伝える為の部材です。(鉛直荷重のみ)
コンクリートのみだと脆く壊れてしまう為、設置圧に耐えられる強度を保つためにスラブ筋が大切になってきます。
均等に力を分散し、その力を地面に上手く伝えることで、安全な家を建てることができます。

配筋完了です!
これで配筋の説明は以上になります。
次は、土台敷きが始まります。
ここから一気に家の形が見えてくるので楽しみですね!

続きはコチラ
リガードの基礎工事 後編② vol.4 ~配筋後~
リガードの基礎工事           vol.5~土台敷き~
リガードの基礎工事           vol.6~上棟~
リガードの基礎工事           vol.7~土台パッキン(床下について)~