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お引き渡しに向けて(7)
住宅の建築が完了し、お客様へのお引渡しの時期が近づくと、現場には特有の緊張感が漂います。何ヶ月もの間、多くの職人や業者が関わってきた建築物を、お客様に心からご満足いただける状態で引き渡すため、最終的な工程が始まります。
1. クリーニング作業
まずは、建築中に発生した汚れやほこりを徹底的に取り除きます。これはお客様が新しい住まいに入居する際の第一印象を良くするだけでなく、健康的な生活を始めるための重要なステップです。
2. 監督検査
次に、現場監督による検査が行われます。建築中の各工程でのチェックとは異なり、全体的な仕上がりや機能性を確認する工程です。図面通りに仕上がっているか、設備が問題なく動作するかを細かくチェックし、お客様が住み始めてから不便やトラブルが起きないよう徹底します。
3. 社内検査
リガードでは、監督検査に加えて「社内検査」も実施します。これは品質管理の観点から、もう一度全体を確認する独自の工程です。二重、三重のチェックを行うことで、お客様にさらなる安心感を提供します。
4. お施主様との立ち合い
最終段階として、お施主様に立ち会っていただき、完成した住まいを一緒に確認します。この時には、お客様の視点で細部まで確認し、必要があればその場で調整や修正を行います。こうして、満足度の高い住まいが完成します。
お引渡しは、リガードとしての責任を果たす最終的なステップであり、同時に誇りでもあります。
引き渡し式 〜一つの物語の結末〜
初めての出会い。お客様の瞳には夢と期待が輝いていました。それは、家族の未来を描く一歩の始まりでした。リガードとして、その夢を共有し、一緒に歩むことを誓った瞬間でもあります。
家づくりの道のりは、まるで一冊の小説のよう。打ち合わせでの熱い議論、現場での予期せぬトラブル…。喜びや悩みを乗り越えるたびに、私たちとお客様の絆は深まっていきました。
そして迎えた「引き渡し式」。この日のために、どれほどの努力と汗と涙を積み重ねてきたことでしょう。新しい家の鍵をお渡しする瞬間、会場には静寂が広がり、お客様の目には涙がこぼれました。それは、感謝と喜び、そして新しい未来への期待の涙でした。
また、私たちからのささやかな贈り物として、竣工写真を一冊のフォトブックにまとめてお渡ししています。家づくりの思い出や、完成した住まいの姿を大切に残し、これからの生活の中でいつでも振り返っていただけるようにとの想いを込めて。
リガードにとって引き渡し式は「終わり」ではなく「新しい物語の始まり」です。これからその家で育まれる日々の暮らし、家族の笑顔と幸せを思い描きながら、私たちはまた次の出会いを心待ちにしています。
リガードが大切にしている工事工程の流れ・プロセスはこちらから
着工前から地盤改良工事までの流れと大切にしていること(1)
基礎工事から上棟までの流れと大切にしていること(2)
大工工事本格スタートから建物の性能が決まるまでの最重要工程(3)
屋根・外壁工事で大切にしていること(4)
仕上げ段階で大切にしていること(5)
外構工事で大切にしていること(6)
お引き渡しに向けて(7)