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リガードの基礎工事 vol.6 ~上棟〜
前回までの記事はコチラ
リガードの基礎工事 vol.1 ~前編~
リガードの基礎工事 vol.2 後編①~配筋~
リガードの基礎工事 vol.3 ~鉄筋~
リガードの基礎工事 vol.4 後編②~配筋後~
リガードの基礎工事 vol.5~土台敷き~
こちらの記事では家の骨組みが完成するまで(棟木が上がるまで)の工程を追っていきます。
大体25坪~30坪で半日、40坪~50坪で1日で完成します。
大まかな流れとしては、土台のほぞ穴に柱を順々に建てていき、梁・桁をかけ渡して繋いでいきます。
順序
①1階の柱を、プレカット会社で番付された通りに並べていき、柱を建てていきます。
②柱の建て込みが終わると、横架材(梁・桁・胴差しなど、木造建築の軸組みにおいて水平方向に渡された部材)の架け渡しが行われます。
*POINT*
梁は基本4m以下の材料で構成されていて特注で6mまで対応できます。
③1階の桁(1階の天井及び2階床下になる部分)まで進んだ後は、1階部分に仮筋交いを建てていきます。
この仮筋交いは筋交いを入れるまで固定しておきます。
左記写真のような、下げ振りと屋起こしという道具を使用し、柱の垂直を確認、調整して仮筋を固定していきます。
④2階の合板(フローリングの下にある板)を張り、2階の柱などの建て込みが始まります。
この合板は水平変形を抑える役割があり、91㎝間隔で、普通の釘より太い釘(N75)で固定していきます。
⑤2階の柱の建て込みと、梁を架け終わったあとは、1階同様仮筋交いを建てていきます。
⑥小屋組みの組み立てを行います。
まず小屋束をたてて、母屋を組み、最後、軸組の最上部に棟木が入って、上棟の工事は終わりです。
*POINT*
母屋は、垂木が来るところに加工(台形で、垂木欠き)がされているので、地震が来ても加工していない時と比べ、ずれる心配が減ります。
⑦上棟が終わったら、垂木を固定し(約45㎝間隔)、組み終わってから野地板を貼ります。
*POINT*
リガードでは、耐震等級3をとっています。
そのうえで、屋根で水平構面をとっているため変形しにくい構造にしています。
※水平構面とは:地震力、風圧力を各耐力壁に分配、分散させるために必要な、水平面や勾配面のこと。
また、壁と屋根と床を強くしないといけない為、屋根内でも水平構面がとれるような検討も行っています。
続きはコチラ
リガードの基礎工事 vol.2 後編①~配筋~
リガードの基礎工事 vol.3 ~鉄筋~
リガードの基礎工事 後編② vol.4 ~配筋後~
リガードの基礎工事 vol.5~土台敷き~
リガードの基礎工事 vol.6~上棟~
リガードの基礎工事 vol.7~土台パッキン(床下について)~