澄家は、床から呼吸する換気システム

お手入れの話に入る前に、澄家がどうやって住まいの空気を守っているかを少しだけ。仕組みが分かると、「なぜここを掃除するのか」がすっと腑に落ちます。

澄家は、外の新鮮な空気を取り込み(給気)、室内の汚れた空気を外へ出す(排気)を、24時間休まず続けている換気システムです。本体は床下に設置され、室内側の排気口は床面にあります。ホコリや花粉は空気より重く、床の近くにたまりやすい──だから足元から吸い込むこの構造は、汚れの回収がとても得意です。

澄家の、ここがすごい

熱を捨てない「全熱交換」

排気する空気から熱と湿気を回収し、取り込む外気に移してから室内へ。冷暖房でつくった快適な室温を大きく損なわずに、空気だけを入れ替えます。

ホコリを、足元からキャッチ

ホコリや花粉は床の近くにたまります。床面から排気する澄家は、汚れた空気を足元から効率よく回収。空気の通り道が、お掃除しやすい場所にあります。

給気ダクトレスで、清潔

一般的な天井ダクト式と違い、給気にダクトを使わない設計。ダクト内部の汚れを心配する必要がなく、専門業者による定期清掃もいりません。

お手入れは、脚立いらず

排気口は床、給気フィルターは屋外の壁面、リモコンは室内の壁。天井を見上げてフィルターを外す作業がなく、日常のお手入れが安全に完結します。

この記事の対象

この記事は、澄家を設置しているお住まいのオーナーさま向けです。床に丸い排気口(ガラリ)があり、壁に「MAHBEX」ロゴのリモコンがあれば澄家です。ご自宅の換気システムが分からないときは、担当のグループLINEでお気軽にお尋ねください。

24時間換気は、止めないのが基本

2003年の建築基準法改正により、住宅には24時間換気が義務づけられています。換気を止めると、湿気や汚れた空気が室内にたまり、結露やカビの原因にもなります。旅行に行く際なども止めず、一年を通して運転したままにしてください。

お手入れの時期は、リモコンが教えてくれる(動画①)

「いつ掃除すればいいの?」の答えは、シンプルです。リモコンのお知らせが出たら、それが合図。澄家のリモコンは、前回のお掃除からの日数をカウントしていて、時期が来るとお知らせしてくれます。

壁のリモコンで、お手入れ時期の表示を渡部が確認していきます

表示のしかたは、リモコンの機種によって少しずつ異なります。まずは動画と同じように、ご自宅のリモコンの表示をのぞいてみてください。動画と表示が違っていても、あわてなくて大丈夫。分からないときは、リモコンの写真を撮ってグループLINEにお送りください。

リモコンは、ここにあります

澄家のリモコンは、洗面所や廊下など室内の壁に付いています。目印は「MAHBEX」のロゴ。浴室乾燥機など、ほかの設備のスイッチと上下に並んでいることもあるので、ロゴで見分けてください。

室内の排気口をお掃除する(動画②)

室内側のお手入れは、床にある丸い排気口(ガラリ)がすべて。工具なしで外せて、たまったホコリを掃除機で吸い取るだけです。

用意するもの

掃除機(ブラシやすき間ノズルがあると便利)

床の排気口を外して、ホコリを掃除機で吸い取っていきます

  1. ステップ1:

    床のガラリを外す

    床にある丸い排気口のガラリを、手で外します(外し方は動画をご覧ください)。工具は不要です。お住まいには複数の排気口があるので、順番にまわっていきます。

  2. ステップ2:

    ホコリを掃除機で吸い取る

    ガラリと、内側のフィルターにたまったホコリを掃除機で吸い取ります。ブラシノズルがあると、目に詰まったホコリもかき出しやすいです。外している間、開口部の中に小物を落とさないよう気をつけてください。

  3. ステップ3:

    元どおりに戻す

    フィルターとガラリを元の位置に戻して完了です。がたつきがないか、軽く確認してください。

ふだんの掃除機がけの「ついで」が効く

お知らせが出ていなくても、ふだんの掃除機がけのついでにガラリの上からサッと吸っておくだけで、ホコリのたまり方がぐっと変わります。がんばらない「ついでお手入れ」、おすすめです。

屋外の給気口をお掃除する(動画③)

新鮮な空気の入口は、外壁にあります。外の空気は、ここのフィルターで花粉や虫、チリをキャッチしてから室内へ。だから、お手入れも屋外で完結して、汚れを室内に持ち込みません。

外壁の給気口の場所と、カバーの開け方・フィルターの外し方を渡部が実演します

  1. ステップ1:

    給気口のカバーを開ける

    外壁にある給気口のカバーを開けます(開け方は動画をご覧ください)。給気口の場所が分からないときは、グループLINEでお尋ねください。

  2. ステップ2:

    フィルターを外して、ぬるま湯で洗う

    フィルターを取り外し、ぬるま湯でやさしく洗って、ホコリ・花粉・虫などを落とします。屋外での作業なので、汚れを室内に持ち込みません。

  3. ステップ3:

    乾かしてから、元に戻す

    洗ったフィルターは、しっかり乾かしてから元どおりにセットします。カバーを閉めたら完了です。

フィルターは消耗品です

お手入れを重ねるうちに、破れ・型崩れ・落ちない汚れが出てきたら、交換のタイミングです。交換用フィルターの入手方法は、リガードにお気軽にご相談ください。

お掃除のあとは、リモコンの操作を忘れずに(動画④)

お掃除が終わったら、最後にリモコンで「お手入れ完了」を伝えます。リセット操作で日数のカウントが振り出しに戻り、次のお手入れ時期をまた教えてくれるようになります。

お掃除のあとのリセット操作を、渡部が実演します

この操作をしないと、お掃除が済んでいてもお知らせが表示されたままになります。ボタンの名前や押し方はリモコンの機種によって少し異なるので、動画を見ながら操作してみてください。

最後に、運転中であることを確認

お手入れのために運転を止めた場合は、運転の再開を忘れずに。リモコンのランプや表示で「運転中」になっていることを確かめたら、すべて完了です。おつかれさまでした。

こんなときどうする?|Q&A

オーナーさまからよくいただくご質問をまとめました。気になるものから、タップで開いてご覧ください。

お掃除の頻度は、どれくらいがいいの?

基本の合図は、リモコンのお知らせです。前回のお掃除からの日数をリモコンがカウントしていて、時期が来ると教えてくれます。

汚れ方は、お住まいの環境(交通量の多い道路沿い、花粉の時期など)によって変わります。お知らせを待たずに、ふだんの掃除機がけのついでにガラリの上から吸っておくのもおすすめです。

フィルターの洗い方は?水洗いしてもいい?

場所によって違います。室内の排気口のフィルターは、掃除機でホコリを吸い取るのが基本です(動画②で実演しています)。

屋外の給気口のフィルターは、ぬるま湯で洗ってください。洗ったあとは、しっかり乾かしてから戻すのがポイントです。破れや型崩れ、落ちない汚れが出てきたフィルターは交換のタイミングなので、リガードにご相談ください。

24時間換気は、止めてもいい?(旅行のとき・冬の寒いとき)

止めないのが基本です。2003年の建築基準法改正により、住宅には24時間換気が義務づけられています。換気を止めると湿気や汚れた空気が室内にたまり、結露やカビの原因になります。

澄家は排気する空気から熱を回収する全熱交換型なので、冬に運転していても室温を大きく損ないません。ご旅行などで長く家を空けるときも、運転したままにしておくのが基本です。

リモコンの表示が消えない・見慣れない表示が出た

お掃除のあとにリセット操作をすると、お知らせ表示は消えます(操作は動画④をご覧ください)。

リセットしても表示が消えない、見慣れない表示が出ている──そんなときは、無理に操作を続けず、リモコンの表示を写真に撮って、担当のグループLINEへお送りください。状況を確認してご案内します。

床下の本体や、熱交換の部分はお手入れしなくていいの?

日常のお手入れは、この記事でご紹介した「排気口」「給気口」の2か所で十分です。まずはここを習慣にしてください。

床下の本体(熱交換の部分)も、お手入れしやすいつくりになっていますが、今回の動画では扱っていません。気になるときや、におい・音など「いつもと違う」と感じたときは、ご自分で開ける前に、リガードにご相談ください。

リガードから一言

空気は、家族がいちばん多く「口にする」もの

毎日体に取り込むものの中で、いちばん量が多いのは、食べものでも水でもなく空気だと言われます。だからリガードは、断熱や気密と同じくらい、換気を大切に設計しています。

気密性能の高い住まいは、すき間風まかせではなく、計画どおりに空気が流れるのが強みです。その流れの入口と出口にあるのが、今回お伝えしたフィルターたち。ここを整えておくことが、設計どおりの空気の質を保ついちばんの近道です。

リガードは「人が、まんなか。」をブランドの軸に、家づくりをしています。目に見えない空気のことこそ、遠慮なく頼ってください。お手入れの合間の「これで合ってる?」の一言も、いつでも歓迎です。

まとめ

この記事のポイント
  • 澄家は24時間全熱交換型の第一種換気システム。床下に本体、床面から排気する構造で、熱を捨てずに空気を入れ替える
  • お手入れの合図はリモコンのお知らせ。前回のお掃除からの日数をカウントして教えてくれる
  • 室内は床の排気口(ガラリ)。手で外して、ホコリを掃除機で吸うだけ。脚立も工具もいらない
  • 屋外は給気口のフィルター。ぬるま湯で洗い、しっかり乾かしてから戻す。お手入れは屋外で完結
  • お掃除のあとはリモコンでリセット。運転が再開されていることも確認する
  • 24時間換気は止めないのが基本。旅行中も、冬も、回したままで
  • 実演は渡部の動画4本で。分からないこと・フィルターの交換は、リガードのグループLINEへ

換気システムのお手入れは、一度やってみると「なんだ、これだけか」と感じるはずです。リモコンのお知らせが出たら、動画を見ながら10分ほど。それだけで、家族が毎日吸う空気の質が保たれます。

「これで合ってるかな?」という途中経過でも構いません。いつでもリガードにお声がけください。一緒に、長く心地よい住まいを保っていきましょう。

換気システムのお手入れや、リモコンの表示のことで、気になることはありませんか?

リガードでは、オーナーさまへの引渡し後のサポートも大切にしています。

担当者のグループLINEに、お写真や短い動画、メッセージをお送りください。些細なことでも、お気軽にご相談いただけます。