賢い家づくりブログ
20坪以下の狭小地で「暮らしの広さ」を最大化する設計術

廊下をなくす、玄関を多機能化する。東京・千葉・埼玉の注文住宅リガードの設計思想
「希望のエリアで見つけた土地が、思っていたより狭い」
「変形地だけれど、本当に理想の暮らしは叶うのだろうか」
東京・千葉・埼玉といった都市部で注文住宅を考えるとき、土地の広さや形状にまつわる悩みは尽きません。けれども、私たちリガードの建築家がまずお伝えしたいのは、「土地の広さ」と「暮らしの広さ」は別物だということです。
20坪以下の狭小地でも、変形地でも、設計の力で「数字以上の豊かさ」を生み出すことはできます。本記事では、リガードが大切にしている「ひとつをマルチに」という設計思想を軸に、限られた敷地で暮らしの広さを最大化する具体的な設計術をご紹介します。

結論:狭小住宅で広さを生むのは「面積」ではなく「役割の重ね合わせ」
20坪前後の狭小地で広く暮らすために最も重要なのは、新たな面積を捻出することではありません。ひとつの空間に、2つ・3つの役割を重ね合わせる「空間の多機能化」です。
廊下を「ただ歩くだけの通路」から「収納と動線を兼ねた働く廊下」へ。玄関を「靴を脱ぐだけの場所」から「土間・パントリー・趣味の場」へ。デッドスペースを徹底的に排除し、すべての面積に意味を持たせる――これがリガードの設計思想です。

なぜ「土地の広さ」が「暮らしの広さ」と一致しないのか
規格化された大手ハウスメーカーのプランでは、20坪の土地と30坪の土地で「できること」が大きく変わってしまいます。間取りが既存のパッケージに当てはめられているからです。
一方、リガードのような注文住宅・建築家設計の場合、土地の形・大きさ・周辺環境を読み解いたうえで、その敷地にしかない最適解を一から組み立てます。だからこそ、20坪以下でも30坪相当の体感を生むことができるのです。
「面積が足りないから諦める」ではなく、「面積が限られているからこそ、密度の高い暮らしを設計する」。この発想の転換こそが、狭小住宅・変形地で成功する注文住宅の出発点になります。
玄関を「ただ通る場所」から「家の中で最も働く場所」へ
狭小住宅において、玄関は意外にも「広さを生む鍵」となる場所です。役割を増やすことで、家全体のゆとりが大きく変わります。
土間×パントリー×キッチンの回遊動線
玄関を開けてすぐ土間がキッチンへとつながる回遊動線。この土間は、単なる入口ではなく以下の役割を兼ねます。
- 買い出し後の荷物をそのまま置ける「パントリーの延長」
- ベビーカーやキャンプ用品をしまえる「外部収納」
- 泥や水を気にせず作業できる「家事ワークスペース」
「玄関→廊下→キッチン」と分断するのではなく、「玄関=家事の起点」と捉え直すことで、生活の効率も空間の体感も大きく変わります。

視線を抜く「浮遊する収納」で奥行きを演出する
狭さを感じさせないコツは、床面をどれだけ長く見せられるかにあります。床に物を置かず、壁面と天井近くを活用する「浮遊する収納」を採用することで、視線が奥まで抜け、玄関がリビングの延長のような広がりを持ちはじめます。
シューズボックスを床から浮かせる、吊り戸棚を天井いっぱいまで伸ばす、間接照明で足元を抜く――こうした小さな工夫の積み重ねが、20坪以下の敷地でも開放感を生む決定打になります。

「廊下をなくす」もしくは「働く廊下に変える」
都市部の注文住宅で、最も贅沢に面積を消費しているスペースは、実は「ただ歩くだけの廊下」です。狭小住宅では、この廊下をどう扱うかでLDKの広さが大きく変わります。
廊下兼ファミリークロークという発想
リガードでよく採用するのが、廊下そのものを収納空間にしてしまう設計です。通り道の壁面にクローゼットや棚を組み込めば、「収納のために別の部屋へ行く」という動作そのものが不要になります。移動の”ついで”に片付けが完了する――それだけで、面積以上の時間的ゆとりが生まれます。

キッチン・洗面・ランドリーを一直線につなぐ家事動線
キッチン、洗面、ランドリーを一直線に配置し、その通路に「畳む・しまう」機能を付加した間取り。家事は「分断された作業」ではなく、「ひとつの流れ」へと変わります。
毎日繰り返される家事のストレスを設計で軽減する――これは、狭小住宅だからこそ価値が際立つアプローチです。

階段下・変形地の角――「デッドスペース」を個性に変える
三角形の変形地、旗竿地、階段の下。一般的に「使いにくい」とされる場所こそ、リガードにとっては設計の腕の見せどころです。
- 階段下 → 集中できるテレワーク用のヌック(小さな書斎)
- 廊下の壁面 → 天井まで届く大容量のライブラリー
- 玄関脇のニッチ → 趣味道具や器を飾るギャラリー
ひとつをマルチに使いこなすことで、30坪の家にも引けを取らない「高密度で豊かな暮らし」が立ち上がります。


リガードが考える「ひとつをマルチに」
私たちリガードは、東京・千葉・埼玉エリアで建築家とともに注文住宅をつくる工務店です。狭小地・変形地・住宅密集地での設計実績を多数持ち、「土地の制約を、その家の個性に変える」ことを得意としています。
私たちが大切にしているのは、面積を増やすことではなく、暮らしの密度を整え、ライフサイクルコスト(LCC)を最適化すること。デザイン性・性能・施工品質の3つを高い水準で両立させながら、お客さま一人ひとりのライフスタイルに最適な「マルチ空間」を形にしていきます。
「任せて安全、頼んで安心」と思っていただける家づくりを、一貫した責任を持ってお届けします。
よくあるご質問
Q. 20坪以下の狭小地でも3LDKや4LDKは可能ですか?
可能です。リガードでは、廊下をなくす設計や、階段室まわりに収納・書斎を組み込む手法によって、20坪以下でも3LDK・4LDKを実現した実例が多数あります。家族構成や暮らし方を丁寧にヒアリングしたうえで、必要な部屋数を確保するプランをご提案します。
Q. 変形地は通常の土地より建築費が割高になりますか?
設計の自由度や基礎工事の内容によって変動はありますが、変形地は土地そのものの価格が抑えられるケースも多く、「土地+建物」のトータルコストで見ると割安になることも珍しくありません。資金計画もあわせてご相談いただけます。
Q. 廊下をなくすと、プライバシーや音の問題は大丈夫ですか?
ゾーニング(パブリック空間とプライベート空間の分け方)と建具・断熱仕様を適切に設計することで、廊下がなくてもプライバシーと静けさは十分に確保できます。
まとめ:坪数ではなく「使い方」で、暮らしは変わる
「狭いから仕方ない」「変形地だから無理」と諦める前に、その土地のポテンシャルをぜひ一度、設計のプロに見せてください。
20坪以下の狭小地でも、変形地でも、設計の考え方ひとつで暮らしは大きく変わります。リガードでは、東京・千葉・埼玉エリアの注文住宅を数多く手がけてきた建築家が、お客さまの土地が持つ可能性を最大限に引き出します。


