こんにちは、調湿にうるさい女、白井です。
椅子やドライヤーを買うのに3ヶ月くらい調査や比較検討をしているのが面白い、ということで──もう夏の暑さも落ち着いて季節はずれになってしまいましたが、今回は除湿機のお話をします。
はじめにお伝えしておくと、私の住まいは特に高性能住宅ではありません。築30年ほどの、単板ガラス・アルミサッシのマンションです。UA値やC値は、正直だいぶ残念な感じ。だからこそ、湿度とは長いつき合いになっています。
きっかけは、エアコンが古くなって、除湿機能を使うとなぜか必ず水漏れするようになったこと。「じゃあ除湿機を別で買おう」という流れでした。電気屋さんの除湿機コーナーに行ってみたら、思ったより種類があったので、どれがわが家に合うのか、そこそこ調べることにしました。

売られている除湿機は、大きく分けてコンプレッサー式・デシカント式(ゼオライト式)・ハイブリッド式の3つ。動作のしくみがそれぞれ違います。ざっくりいうと、コンプレッサー式は夏向け、デシカント式は冬向け、ハイブリッド式は通年向けとして並んでいます。
コンプレッサー式 夏向け
空気を冷やして結露させ、水分を取り除く方式。排熱や消費電力は少なめです。
△ 稼働音がやや大きい/本体が大きく重め/室温の低い冬は除湿量が落ちる
デシカント式(ゼオライト式) 冬向け
ゼオライトという乾燥剤に水分を吸着させて除湿。吸った水分をヒーターで温めてから冷やし、水滴に変えるので、年間を通して使えます。
△ ヒーターを使うぶん消費電力が高め/室温が上がりやすく夏場は注意
ハイブリッド式 通年
コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた、いいとこ取りの方式。一年を通して効率よく除湿できます。
△ 本体・価格帯ともに高め
※このほかにペルチェ式という小型タイプもありますが、除湿できる範囲が狭いので、今回は除外します。除湿機は、おおむねこの3タイプに絞られてきます。
種類がわかったら、次は自分の家の湿度環境です。わが家は大雑把に言うと、夏と雨の日は湿度が高く、冬はぐっと低い。部屋に湿度計を置いているので、これはあらかじめわかっていました。冬は20%くらいまで下がります。
わが家の湿度のめやす
- 梅雨〜夏場/雨の日の部屋65〜70%前後
- 台風・嵐の日の部屋70〜80%
- 冬・エアコン使用時20%(乾燥注意)
70%を超えると「蒸しているな」と感じます。逆に冬は湿度が低すぎるのか、結露は起きません。バスタオルを干しても2時間で乾く環境なので、むしろ加湿が必要なくらい。つまり、わが家で除湿が要るのは夏場だけということになります。

というわけで、わが家はコンプレッサー式に絞りました。最終的にはサイズでシャープのCV-S71に決めましたが、部屋の広さ・除湿タンクの容量・ホースをつないで連続排水できるか、といった点で比べるのもよいと思います。
冷房は28度のまま、快適に
湿度が高いことと暑いことは、本当は別のこと。でもつい混同しがちで、以前はエアコンの設定温度を下げすぎて体調を崩したりしていました。いまは除湿のおかげで、冷房28度のままでも快適に過ごせています。
衣類乾燥がとにかく優秀
買った当初は「おまけ程度かな」と思っていた機能なのですが、夏の部屋干しでとても活躍しました。除湿しながら風をあてて、洗濯物を乾かしてくれます。ここ数日は雨続きでしたが、私は気にせず毎日洗濯して、衣類乾燥で乾かしていました。たいていの除湿機についている機能なので、部屋干しの乾き具合に悩んでいる方には、ぜひおすすめしたいです。

家電を選ぶときって、つい「評判のいいもの」「売れているもの」に手が伸びがちですが、除湿機にかぎってはまず自分の家の湿度を知ることが、いちばんの近道だと思います。種類の向き不向きがはっきりしているぶん、わが家の傾向さえわかれば、選ぶべき1台は自然と絞られてきます。
住まいの性能や環境によって、ちょうどいい付き合い方は変わります。もし「わが家はどうだろう?」と気になったら、まずは湿度計をひとつ置いてみるところから。意外な発見があるかもしれません。
マーケティング課 白井

