I様ご夫婦は、 お子様やご家族様のマイホームに対する夢や憧れを叶えるため、家づくりをスタートされました。 リガードの他にも、ハウスメーカーを中心に、5社ほど検討されていました。 その中でも、リガードを選ばれた決め手は、ご夫婦それぞれのイメージや希望がリガードのインスタなどを見てから一致し始めていたことや、 営業担当・社員の人柄、統一性のある心待ち、打ち合わせ場所などの雰囲気などから、今後家づくりを進めていく上で信頼をおけると思われたそうです。

近隣挨拶~地鎮祭

近隣挨拶

担当工事監督が建築現場の近隣住民への挨拶を行います。
I様邸では、前面道路の道幅にそこまでの広さがなく作業時、道をふさいでしまうことが懸念点の1つでした。 近隣挨拶は、工事を行う側と近隣住民との間に信頼関係を築く第一歩となります。挨拶をすることで、工事の内容や期間、工事中の注意点などを伝えることができ、近隣住民の不安や疑問を解消することができます。また、挨拶を通じてお互いの顔を知ることで、万が一のトラブルが発生した際の対応もスムーズに行うことができます。 上記のような深い意味の込められた近隣挨拶を行うことにより、I様邸でも作業することについての承諾を得ることができていたので、工事期間中は、作業車等の近隣トラブルもなくスムーズに進みました。 もちろん、工事が終われば、お施主様が入居されます。我々の工事期間の態度がお施主様のお引渡し後の近隣環境にも影響すると考えています。 I様邸は、商店街のお近くであったことから、I様が入居されたあとの生活をイメージし、お互いが快適に生活できるようにということを念頭に置き、工事部としても基本的なマナーはもちろんのこと、ご挨拶の徹底や不快要素への配慮などから信頼関係を築きながら、作業を進めていきました。

地鎮祭

地鎮祭は、建築工事の安全や成功を祈願するための儀式です。この儀式を行うことで、工事関係者や近隣住民との関係を深めるとともに、工事の進行に対する神聖な意識を持つことができます。
奥様、ご主人様、お子様、お母様と、ご参加いただき、終始和やかな雰囲気で執り行われました。

鎮め物

これからの工事の安全、完成してからのお施主様の生活を見守ってくださいます。

着工前(配筋検査・コンクリート打設)

配筋検査

図面通りに鉄筋が正しく配置されているかどうかを、第三者であるJIOの検査員が確認する検査のこと
基礎の鉄筋の太さや間隔などを細かくチェックします。 第三者が工事のチェックすることによって工事のミスが少なくなることがメリットとして挙げられます。 JIOによる細部までの確認はもちろん、リガード工事部としても安心の家づくりのため、指摘を受ける前にチェックを徹底的に行います。

コンクリート打設

コンクリートの打設後、一定期間養生が行われます。
養生とは、コンクリートが十分な強度を持つまでの時間を確保するための作業です。

養生期間中は、コンクリートが乾燥しないように、シートで覆ったり、水をまく作業が行われます。 強度に必要な養生期間は季節や天候によって変わります。コンクリート打設時に大雨などが降ると、工程がずれてしまうので、天気の確認や、余裕を持たせた工程のスケジューリングが重要となります。I様邸は夏場に養生(期間:3日~4日)だったため、基本的に工程通りに進められました。 万が一天気の変動で大雨に降られるときは、事前にブルーシートで養生するなど臨機応変に進めていきます。

上棟

上棟を行う際は、レッカー上棟(レッカー車から荷物を吊り上げ)と手起こし上棟(レッカーを使わず人力)の2種類があります。
どちらもメリット・デメリットがありますが、レッカー上棟は前面道路にある程度の幅がないとレッカー車が入れないため、I様邸では手起こし上棟という大工さんが直接材料を持ち上げる方法で上棟を行いました。上棟は1日で一気に構造材を組み上げます。夏場は、熱中症のリスクもあるため、現場監督は塩分タブレットやスポーツドリンクなどを用意するなどし、現場の事故防止に配慮します。  

躯体検査

第三者であるJIOの検査員による上棟後の構造、躯体(柱、筋交い、梁、金物等)の検査のこと。

大工工事本格スタート~建物のハコとしての性能が決まる最重要工程

木造住宅の建築における木工事は、その後の住宅の安全性や耐久性、さらには住み心地に大きく影響する重要な工程です。

気密検査

住宅の性能を大きく左右する気密について、気密検査をリガードでは全棟実施しています。 リガードでは、気密性を表すC値0.4以下をお約束しています。 また、社内でも全スタッフへ物件ごとの気密値が共有される仕組みもあり、部署等問わずリガードメンバー全員が気密値へ高い意識を持ち業務に取り組んでおります。 気密は、簡単に例えると家の隙間の大きさです。気密性を表すC値。数値が小さいほどすきまが小さくなり高性能となります。 一般的に開口部が多いと、気密性能も低くなると考えられます。 I様邸は、玄関、勝手口、外からの外部収納といった、外に面する部分が多いお家のため、条件的には良い数値が出ないような間取りでした。

外部収納


とはいえ、お家の住み心地に直結する部分なので、現場では大工さん、現場監督と、現場にいる全員が一丸となり徹底的に隙間をなくしていくことで、数値を0.32まで抑えることができました。 リガードでは、気密性を表すC値0.4以下をお約束しているため、この想いに共感いただける職人さんのみと日々リガードの家づくりを行っています。どの物件も気密測定はお客様の安心快適な住まいのため、その場にいる全員が良い数値を目指し一丸となっています。 微量な風を察知、あらゆる角度から隙間を探し、徹底的にウレタンで埋めていく工程は、大工さんの頑張り。日々の努力の賜物により、C値0.4以下を実現しています。

こだわりポイント

≪小上がり≫


畳の下はご希望に合わせ全て収納に。
寸法が少しでも狂えば、形が変わってしまうため、大工さん、現場監督ともに寸法を書き起こす際は、かなりシビアな作業となりましたが、ご希望に沿った仕上がりとなりました。

≪框下収納≫


玄関下収納のご希望を叶えるため、框下に収納スペースを設けました。
このようなスペースがあることで、いつでもスッキリ快適な玄関スペースとなります。

≪R垂れ壁≫


Rの垂れ壁は高度な施工技術が必要と言われていますが、熟練の大工さんの腕により、かなり綺麗な下地が造られました。
同様にその後のクロス仕上げも高度な技術が必要となりますが、前述の綺麗な下地の仕上がりから、うまく引き継ぐことができ、大工さん×クロス職人さんの高度な職人技により、I様のご希望であったRの垂れ壁を叶え、ご満足いただける仕上がりとなりました。

≪まとめ≫


注文住宅づくりの現場では、それぞれの仕事がリレーのようにつながり、連携することで1軒の住宅ができあがります。
このように、大工さん⇔職人さんといった友好な関係性も、リガードの高性能なお家づくりに繋がっていきます。

屋根・外壁工事

≪屋根≫


リガードではお客様のご要望に合わせ、ガルバリウム鋼板、サイディング、サイディング塗装(吹付)、モルタル仕上げなどの施工を行っています。I様邸は、ガルバリウム鋼板を採用されました。

こだわりポイント

≪外壁 貼り分け≫


外壁は4面それぞれ別の外壁を採用されました。 4面全て別の外壁はリガードでも珍しい事例でしたが職人さんと一つ一つ確認しながら進めていきました。特に、取り合いの部分(重なりあう部分どちらを優先させどちらのおさめにするか)という工程は難易度の高いものでしたが、現場でも試行錯誤し、I様にもご確認いただいたうえで、進めていきました。 完成後のお写真は後日UP予定なので、お楽しみに。

≪上棟後の現場対応≫


I様からInstagramで拝見された雨だれ防止を取り入れられるかといったご相談がありました。
雨だれ防止によりサッシの汚れを防ぐことや金額面や施工可能かの判断をすぐにご連絡しました。このようなご相談等に対し迅速な対応を心がけることで、信頼関係を築いていきました。結果的にI様邸では全箇所に雨だれ防止を取り入れられました。


≪まとめ≫


上記、外壁の貼り分けの確認等、上棟後にも作業の工程をI様に確認していただきながら工事を進めていきました。I様には、実際に現場へ足を運んでいただく際に直接目で見ていただくことが多かったです。(2週間に1回ほど)
また、LINEでも密な連絡を取り合っていたため、現場の工程が遅れることもなくスムーズに進行していきました。

仕上げ段階

仕上げ段階の工事は、住宅建築における最終的なフェーズとして、住まい手の生活を直接左右する部分です。この段階での工事の質やデザインの選択は、住まい手の快適さや生活の質に大きく影響します。

こだわりポイント

≪2階トイレ クロス≫


全体として、クロスはシックでマットなテイストが奥様の好みでした。 2階トイレクロスについても、全面ブラックを奥様がご希望だったため、全面ブラックにて施工しました。 ※リガードとしては、トイレクロスがシックな色味だとリモコンが反射式のため、反応しにくいという事例が過去にあり、難しいご要望ではありましたが、その点も加味された上での強いご希望だったので、ブラックのクロスにて施工しました。結果的には、手洗い器の白にリモコンが反応し手直しなく済みご希望を叶えることができました。
完成後のお写真は後日UP予定なので、お楽しみに。

≪まとめ≫


このようにリガードでは、難しいご要望にもできる限りお応えします。(すべてのご要望にお応えできるわけではありません。)  

外構工事

住宅の完成は、建物が完成しただけではありません。外構、つまり家の周りの環境も、住まいの快適さや機能性、そして美しさに大きく影響します。外構工事は、家の顔とも言える部分であり、住まい手のライフスタイルや価値観を反映する大切な要素です。
I様邸の外構担当の職人さんは、実は、リガードのお施主様であったことから、I様⇔職人さんの会話の入口は、リガードの魅力についてなど、良い雰囲気の中、工事が進行していきました。

お引渡しに向けて

住宅の建築が完了し、お客様へのお引渡しの時期が近づくと、緊張感が増してきます。何ヶ月もの間、多くの職人や業者が関わってきた建築物を、お客様に満足していただける状態で引き渡すための最終的な工程が始まります。

こだわりポイント

≪お施主様支給のテレビ台≫


I様邸のテレビ台は、お施主様支給のもの、取り付けはリガードでした。 当初、どこのメーカーのテレビ台を採用されるか分からなかったため、どんなものにも対応できるよう リガードでは、多めに下地を入れていました。 結果、かなり重さのあるピッタラの取り付けも無事に完了させることができました。

≪まとめ≫

フロートおさめのテレビ台の場合、下地がしっかり入っていないと支えきれないため、 万が一、下地が入っていないと張り直しとなり、引き渡し後の残工事になる可能性もあります。 I様邸では、このような現場監督の先を見越した配慮もあり、対応することができました。
完成後のお写真は後日UP予定なので、お楽しみに。

お引渡し式

お引渡し式の様子

式の場には、初めての出会いから共に歩んできた多くの仲間たちが集まりました。監督、営業、設計、そして何よりもお客様。 一つ一つの表情には、この長い旅路での喜怒哀楽が刻まれています。新しい家の鍵を手渡すその瞬間、時間が止まったかのような静寂が広がりました。そして、感極まり涙がこぼれ落ちました。それは、感謝と喜び、そして新しい未来への期待の涙でした。リガードとして、この引き渡し式はただの終わりではありません。新しい物語の始まりです。お客様の家族がこの家で過ごす日々、その笑顔と幸せを想像しながら、私たちは再び新しい出会いを心待ちにしております。

I様からのメッセージ

≪職人さんへ≫


外壁屋さんはすごく丁寧に仕上げてくださっているように感じました。 エンシェントブリックの塗り目などがとてもなだらかで、家の顔にもなる正面の仕上げとして大満足でした。


≪現場監督へ≫


我が家が初のご兄弟での担当とのことで、勝手に親近感もあり、笑 家のこと以外にも話すことができて、気兼ねなく現場に足を運ぶことができました。日程の変更や、小物取り付けでも大変お手数お掛けしたのですが、嫌な顔せずいつも気さくにご対応いただけて、信頼できました。 また、LINEでのやりとりで特に返信を早くいただいた印象があり、子育て中の限られた時間の中ですぐにやりとりできるありがたさがありました。

I様からの心のこもった贈り物

りがまるの焼印されたどら焼きをいただきました。
このような素敵なお心遣い大変うれしく恐縮しつつも、おいしくいただきました。
手書きのメッセージ
一人一人へこのような手書きのメッセージ感謝します。我々としても、I様とのお家づくりの思い出を振り返ることができ、胸がいっぱいになりました。

現場監督からのメッセージ

工事の着工~完成まで、リガード、大工さん、職方さんと三位一体となり、愛情をこめて建物を作らせていただきました。素敵なお家をわが子のように愛情込めて育ててください。そして、素敵な思い出を沢山作ってください。何かありましたら、すぐに駆け付けますのでご連絡ください。新居のご完成誠におめでとうございます。
工事部:渡部