ベタ基礎が布基礎より人気の理由 不同沈下防止と床下防湿の二つを押さえよう

基礎が劣化して住めなくなる家は多い

家が施工されると、基礎を目にする機会は無くなります。床下が木造の場合、木材の腐朽やシロアリの発生を防いで床下の環境を守ることは、住宅の寿命に直結しています。床下に湿気が充満して換気による抜け道がないと、基礎が真っ先に劣化して住めなくなってしまうからです。床下の環境づくりの基本は湿気を防ぐことですが、基礎の種類によって湿気のたまるスピードが変わるってご存知でしたか?ここでは、ベタ基礎が布基礎より人気の理由について、二つのポイントをご紹介したいと思います。

布基礎とベタ基礎の構造の違いって何?

基礎にはおおまかに、布基礎とベタ基礎があります。ベタ基礎とは、建物の底板一面を鉄筋コンクリートで支える基礎のことです。布基礎とは、Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが連続して設けられた基礎のことです。昔の木造建築では布基礎が主流でしたが、今ではベタ基礎が主流となっており、それには二つの理由があります。

理由1 ベタ基礎は不同沈下を起こしにくい

理由2 ベタ基礎は地盤からの湿気を伝えにくい

ベタ基礎は、家の荷重を底板全体で受け止めて建物を支えるため、負荷が分散して安定性に優れており、湿気のたまるスピードが遅いというメリットがあります。

ベタ基礎や床下防湿のことならプロに相談しよう

床下は基礎の上に組まれますが、基礎の種類によって湿気のたまるスピードが異なります。木造でもRC造でも、床下は木造であることが多いので、床下防湿を施して木材の腐食やシロアリ被害などを防ぐようにしましょう。布基礎よりベタ基礎の方が防湿や強度に優れていますが、適切な地盤改良を行われている場合には、布基礎であっても問題はないでしょう。ベタ基礎や布基礎に関しては専門的な知識が必要ですから、住宅のプロに相談することができます。床下防湿のことなら、セミオーダー住宅のプロ・リガードに気軽にご相談ください。

まとめ

基礎の種類によって、湿気のたまるスピードが異なっています。見えない場所だからこそ確かな技術で、安心して暮らせる家づくりを実現しましょう。