T様は、 お子様のご成長とともに、ご自宅が手狭になってきたこと、住居費の支払いへのもったいないというお考えをきっかけに、家づくりをスタートされました。 リガードを選ばれた理由は、営業担当の人柄、モデルルーム見学にて「こんな素敵なお家に住みたい」と感じられたこと、支払いできる範囲内でリガードの注文住宅を建てられることが分かったことが決め手となったようです。

着工前~地縄張り・地鎮祭・地縄承認

近隣挨拶

担当工事監督が建築現場の近隣住民への挨拶を行います。
近隣挨拶と建築工事の重要性:近隣挨拶は、建築工事を進める上での基本的なマナーとして認識されていますが、その背後には、実は深い意味が込められています。
T様邸は、分譲地であったため、近隣住民への挨拶は行いませんでしたが、分譲地の他の区間で作業を進められる他社の職人さんへの挨拶、また上棟日や生コンクリート打設日、トラック等の搬入時のスケジュールの共有を行いました。以下は、リガードの一般的な施工・工事スタッフの視点から近隣挨拶の重要性とその効果について詳しく解説します。

1. 信頼関係の構築

近隣挨拶は、工事を行う側と近隣住民との間に信頼関係を築く第一歩となります。挨拶をすることで、工事の内容や期間、工事中の注意点などを伝えることができ、近隣住民の不安や疑問を解消することができます。また、挨拶を通じてお互いの顔を知ることで、万が一のトラブルが発生した際の対応もスムーズに行うことができます。工事が終われば、お施主様が入居されます。我々の工事期間の態度がお施主様のお引渡し後の近隣環境にも影響すると考えています。

2. 工事の円滑な進行

近隣挨拶を行うことで、工事に関する情報を事前に共有することができます。これにより、近隣住民が工事の進行を理解し、協力的になってくださることも期待されます。例えば、工事車両の通行や騒音に対する理解を得ることができれば、工事の進行がスムーズになります。

3. トラブルの予防

工事中には、騒音や振動、埃などの影響が避けられない場合があります。しかし、近隣挨拶を行うことで、これらの影響を最小限に抑える対策を講じることができます。また、近隣住民からの要望や提案を受け入れることで、トラブルを未然に防ぐこともあります。

4. 着工前の現地調査の重要性

近隣挨拶を行う際には、現地の状況を十分に把握することが重要です。付近の交通事情や道路の状態、近隣の建物や植樹などの状況を確認することで、工事の計画をより具体的に進めることができます。また、現地調査を入念に行うことで、工事中のリスクを事前に把握し、適切な対策を講じることができます。

5. 協力業者との連携

近隣挨拶を行うことで、協力業者との連携もスムーズに行うことができます。協力業者に対して、近隣の状況や要望を伝えることで、工事の進行を円滑に進めることができます。また、協力業者も近隣住民との関係を重視することで、より質の高い工事を行うことができます。

6. まとめ

近隣挨拶は、建築工事を進める上での基本的なマナーであると同時に、工事の成功を左右する重要な要素となります。工事を行う側としては、近隣住民との良好な関係を築くことを最優先に考え、適切な挨拶と情報共有を行うことが求められるとリガードの施工・工事スタッフでは考えております。

地縄張り・地鎮祭・地縄承認

地縄張りは、建物の配置や形状を実際の土地上で確認するための作業です。この作業を行うことで、設計図面と実際の土地との間にズレがないか、また土地の形状や地形に合わせて最適な配置ができているかを確認することができます。
また、地縄張りを行うことで、建物の大きさや形状、方位などを具体的にイメージすることができ、後の工事の進行に役立てることができます。この作業は現場監督が建設予定地で行います。

敷地に設置されている「境界プレート」「境界杭」

敷地に設置されている「境界プレート」

敷地に設置されている「境界プレート」「境界杭」(写真の赤い矢印)を元に敷地の形を正確に測定します。
目に見えない土地と土地の境目を正確に測定していく作業な為、正確に慎重に作業していきます。

近隣との境界にあるブロックを利用して、完成後の土地の高さのイメージも確認します。 地鎮祭は、建築工事の安全や成功を祈願するための儀式です。この儀式を行うことで、工事関係者や近隣住民との関係を深めるとともに、工事の進行に対する神聖な意識を持つことができます。
ご家族皆様に、ご参加いただき、終始和やかな雰囲気で執り行われました。 ほほえましい姿に、参列者もニッコリする場面が多くありました。
地鎮祭は、ご家族様にとって、お家が完成した後も記憶に残る貴重なイベントのひとつです。
地縄張りは、家づくりのプロセスにおいて非常に重要な工程となります。この工程は、建物の配置や形状を正確に決定するためのものであり、後の工事の基盤となる部分です。以下に、地縄張り・地鎮祭・地縄承認の詳細な解説を行います。

1. 地縄張りの意義

地縄張りは、建物の配置や形状を実際の土地上で確認するための作業です。この作業を行うことで、設計図面と実際の土地との間にズレがないか、また土地の形状や地形に合わせて最適な配置ができているかを確認することができます。また、地縄張りを行うことで、建物の大きさや形状、方位などを具体的にイメージすることができ、後の工事の進行に役立てることができます。

2. 地縄張りの手順

地縄張りは、以下の手順で行われます。
現地調査:まず、建築予定地の地形や地質、隣接する建物や道路の状況などを詳しく調査します。
縄張り:設計図面を元に、建築予定地に縄を張ります。このとき、建物の角や中心点などを正確に示すための杭を打ち込むことが多いです。
確認:縄張りが終わったら、その位置や形状が設計図面通りであるか、また実際の土地の条件に合わせて適切な配置になっているかを確認します。

3. 地鎮祭の意義

地鎮祭は、建築工事の安全や成功を祈願するための儀式です。この儀式を行うことで、工事関係者や近隣住民との関係を深めるとともに、工事の進行に対する神聖な意識を持つことができます。

4. 地縄承認の重要性

地縄承認は、地縄張り後にお客様に現地を確認してもらい、建物の配置や形状、方位などを最終的に承認してもらう工程です。この工程を行うことで、お客様の意向を正確に反映した上で、工事を進めることができます。

5. リガード新築注文住宅工事部の役割

地縄張りや地鎮祭、地縄承認の各工程において、工務の役割は非常に大きいです。専門家は、設計図面と実際の土地との間にズレがないかを確認するとともに、土地の条件やお客様の要望に合わせて最適な配置を提案することが求められます。また、地鎮祭では、工事の安全や成功を祈願するとともに、工事関係者との関係を深める役割も果たします。

まとめ

地縄張り・地鎮祭・地縄承認は、家づくりの初期段階で行われる重要な工程です。これらの工程を正確に行うことで、後の工事の進行をスムーズに進めることができ、お客様の満足度も高まります。リガードの施工・工事スタッフでは、これらの工程に細心の注意を払い、お客様の要望や土地の条件を十分に考慮した上で、最適な提案を行うよう努めております。

基礎工事~上棟

家を建てる際の工程は、その安全性や耐久性、さらには住み心地に大きく影響します。

着工(配筋検査・コンクリート打設・断熱工事)

配筋検査

図面通りに鉄筋が正しく配置されているかどうかを、第三者であるJIOの検査員が確認する検査のこと
基礎の鉄筋の太さや間隔などを細かくチェックします。 第三者が工事のチェックすることによって工事のミスが少なくなることがメリットとして挙げられます。 JIOによる細部までの確認はもちろん、リガード工事部としても安心の家づくりのため、指摘を受ける前にチェックを徹底的に行います。

コンクリート打設

コンクリートの打設後、一定期間養生が行われます。
養生とは、コンクリートが十分な強度を持つまでの時間を確保するための作業です。

養生期間中は、コンクリートが乾燥しないように、シートで覆ったり、水をまく作業が行われます。 強度に必要な養生期間は季節や天候によって変わります。コンクリート打設時に大雨などが降ると、工程がずれてしまうので、天気の確認や、余裕を持たせた工程のスケジューリングが重要となります。T様邸は、天候にも恵まれスムーズに進行しました。 万が一天気の変動で大雨に降られるときは、事前にブルーシートで養生するなど臨機応変に進めていきます。

断熱工事

土台敷きのタイミングで、基礎内の断熱工事も実施されます。リガードの施工方法では、床面に断熱材を敷くいわゆる床断熱方式ではなく、基礎の外周部分に断熱材を配置します。これにより、床下も室内空間の一部として考え、外気の侵入を防ぐことができます。この断熱工事は、冬の寒さや夏の暑さから室内を守るために非常に重要です。

基礎の断熱には、『ミラフォーム』という断熱材を、基礎の立ち上がり部分100mm・底版に50mm使用しています。吸水・吸湿性がほとんどなく、断熱性能の劣化を防ぎます。更に、ホルムアルデヒドを含んでいないので、人や地球にやさしく、安全性に優れています。

 

躯体検査

第三者であるJIOの検査員による上棟後の構造、躯体(柱、筋交い、梁、金物等)の検査のこと。

上棟(棟上げ・建前)

土台が完成したら、次に上棟作業が行われます。この工程では、土台の上に柱や横架材(梁など)を組み立てていきます。大勢の職人さんたちが一日で屋根まで組み立てるため、現場監督は各作業が滞りなく進むように全体を監督します。

上棟を行う際は、レッカー上棟(レッカー車から荷物を吊り上げ)と手起こし上棟(レッカーを使わず人力)の2種類があります。
どちらもメリット・デメリットがありますが、T様邸では、レッカー上棟により一気に構造材を組み上げました。

大工工事本格スタート~建物のハコとしての性能が決まる最重要工程

木造住宅の建築における木工事は、その後の住宅の安全性や耐久性、さらには住み心地に大きく影響する重要な工程です。

気密処理

土台の外周部分や配管の周りにも、コーキングを使用して気密処理を行います。これにより、外部からの冷気や暖気の侵入を防ぐことができ、室内の温度を一定に保つことができます。高い気密性能は、快適な室内環境を保つために不可欠です。

気密検査

住宅の性能を大きく左右する気密について、気密検査をリガードでは全棟実施しています。 リガードでは、気密性を表すC値0.4以下をお約束しています。 また、社内でも全スタッフへ物件ごとの気密値が共有される仕組みもあり、部署等問わずリガードメンバー全員が気密値へ高い意識を持ち業務に取り組んでおります。 気密は、簡単に例えると家の隙間の大きさです。気密性を表すC値。数値が小さいほどすきまが小さくなり高性能となります。 一般的に開口部が多いと、気密性能も低くなると考えられます。 お家の住み心地に直結する部分のため、現場では大工さんが特にサッシ周りなどの隙間が出やすい部分へウレタン吹付やコーキングを四方に徹底していきます。T様邸では数値を0.03まで抑えることができました。 リガードでは、気密性を表すC値0.4以下をお約束しているため、この想いに共感いただける職人さんのみと日々リガードの家づくりを行っています。気密はお客様の安心快適な住まいへ直結する重要な部分です。リガードでは、一人一人が気密へ高い志を持ち、一丸となり取り組むことで全棟C値0.4以下を実現しています。

こだわりポイント

≪バルコニー≫

床材×軒天を木目で統一したお洒落なバルコニー。床材はリクシルのレストステージ クリエモカ、床面はFRP防水仕上げ。軒天に用いたアルテザートはウォルナットナチュラルを採用されました。

≪SCL≫

SCL内、下足箱は9枚の可動棚が付いた大容量収納に加え、クロスは消臭機能付のものを採用されました。ちょっとした工夫により、いつでもスッキリとクリーンな空間が叶います。

≪階段≫

限られたスペースの中での施工の為、踏板の材料の切り方や取り付け方を始め一つ一つ、大工さん×メーカーご担当者×現場監督で何度も打合せを重ね、確認作業を徹底し、図面通りの仕上がりとなりました。

≪階段下収納≫

デッドスペースとなりがちな、階段下は収納として有効活用しています。

≪R垂れ壁≫

Rの垂れ壁は高度な施工技術が必要と言われていますが、熟練の大工さんの腕により、かなり綺麗な下地が造られました。
同様にその後のクロス仕上げも高度な技術が必要となりますが、前述の綺麗な下地の仕上がりから、うまく引き継ぐことができ、大工さん×クロス職人さんの高度な職人技により、ご満足いただける仕上がりとなりました。

≪まとめ≫


注文住宅づくりの現場では、それぞれの仕事がリレーのようにつながり、連携することで1軒の住宅ができあがります。
このように、大工さん⇔職人さんといった友好な関係性も、リガードの高性能なお家づくりに繋がっていきます。

屋根工事

≪屋根≫

建物の外壁と屋根は、外観や耐久性を向上させ、気候条件から建物を保護するための重要な工程です。 ガルバリウム鋼板とは、表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンのめっき(膜)を施した薄い鉄板です。 金属製によるメリットの耐水性、防水性だけでなく軽量であることも特徴です。 一般的には、建物の最上部である屋根の重量が軽い事は地震による揺れの影響を軽減します。 リガードではお客様のご要望に合わせ、ガルバリウム鋼板、サイディング、サイディング塗装(吹付)、モルタル仕上げなどの施工を行っています。T様邸は、ガルバリウム鋼板を採用されました。

お引渡しに向けて

住宅の建築が完了し、お客様へのお引渡しの時期が近づくと、緊張感が増してきます。何ヶ月もの間、多くの職人や業者が関わってきた建築物を、お客様に満足していただける状態で引き渡すための最終的な工程が始まります。

≪上棟後の現場対応≫

ワークスペースの一部に図面と相違があるという事象が発生しましたが、ただちに直しました。

before

after


ワークスペースは階段下にありますが、意匠的にも違和感のない仕上がりとなりました。


≪まとめ≫

現場の進捗状況含め、作業の工程をT様に確認していただきながら工事を進めていきました。T様には、実際に現場へ足を運んでいただく際に直接目で見ていただくことが多かったです。(1週間に1回ほど)
また、LINEでも密な連絡を取り合っていたため、現場の工程が遅れることもなくスムーズに進行していきました。

T様と現場監督のLINE

お引渡し式

お引渡し式の様子

営業担当から花束の贈呈

現場監督よりキーボックスのお渡し

これまでのお家づくりの思い出が詰まったお引渡しムービーの上映

お引渡し式 式の場には、初めての出会いから共に歩んできた多くの仲間たちが集まりました。監督、営業、設計、そして何よりもお客様。 一つ一つの表情には、この長い旅路での喜怒哀楽が刻まれています。新しい家の鍵を手渡すその瞬間、時間が止まったかのような静寂が広がりました。そして、感極まり涙がこぼれ落ちました。それは、感謝と喜び、そして新しい未来への期待の涙でした。リガードとして、この引き渡し式はただの終わりではありません。新しい物語の始まりです。お客様の家族がこの家で過ごす日々、その笑顔と幸せを想像しながら、私たちは再び新しい出会いを心待ちにしております。

現場監督からのメッセージ

工事の着工~完成まで、リガード、大工さん、職方さんと三位一体となり、愛情をこめて建物を作らせていただきました。素敵なお家をわが子のように愛情込めて育ててください。そして、素敵な思い出を沢山作ってください。何かありましたら、すぐに駆け付けますのでご連絡ください。新居のご完成誠におめでとうございます。
工事部:藤井