男前インテリアの代表格。インダストリアルインテリアの歴史と特徴

今注目の男前インテリア、「インダストリアル」は外せない

最近は「男前インテリア」がブームですが、その中でも特に注目されているのが「インダストリアルインテリア」です。

インダストリアル(industrial)とは「工業的な」という意味。

その通り、工業製品のデザインなどを指す言葉でもありますが、ここでは家づくりのスタイルを指します。

日本には近年取り入れられ始めた考え方ですが、海外では実に100年以上の歴史があるインテリアスタイルです。

 インダストリアルデザインの歴史「form follows function」

インダストリアルデザインの起源は、90年代初頭のアメリカに遡ります。

その根底にあるのは、ルイス・サリヴァンの言った「形式は機能に従う」という言葉です。

「form follows function」というのが原文で、「形よければ中身よし」など様々な意訳があるようですが、機能に従ったデザインを象徴する言葉です。

例えば、のちに機関車や船のボディに用いられるストリームライン、すなわち流線型が代表的です(クラシックカーも流線型のデザインが多いですね。)

この時代のアメリカは、大量生産・大量消費の時代に移っていく最中でした。

それまでは手作業が中心だった製造業は機械生産に移り、この時代独特のインテリアや建築様式が生み出されました。

それらを象徴して、インダストリアルデザインという言葉が生まれました。

インダストリアルデザインの起こりは1919年と言われていますが、当時大流行したインテリアとしては、現在は新幹線などにみられる流線型(ストリームライン)があります。

ストリームラインは当時、冷蔵庫や鉛筆削りなど、様々なインテリアのデザインにも取り入れられました。

インダストリアルインテリアに合う素材って?

現代におけるインダストリアルインテリアは、当時の家具や建築のテイストを、現代に合うように取り入れたものです。

現在のインダストリアルインテリアの基本はニュートラルな色味と、機能美の演出です。

インダストリアルとは、先述した通り「工業的」を意味しています。そのため、倉庫や工場で使われていそうな配管やレンガ、スチールなどの素材がよく用いられています。このような無機質な素材は、コンクリート壁との相性がとても良いです。

インダストリアルインテリア、基本の素材

インダストリアルインテリアは、工業的で無骨なイメージのインテリアです。そのため、重みのあるレザー、昔の工場の壁のイメージのレンガ、校舎などにありそうな木と鉄を組み合わせた家具などが基本の素材としてよく取り入れられています。

ヴィンテージ家具を取り入れよう

インダストリアルは、20世紀初頭に生まれた歴史の長いインテリアスタイルです。そのため、ヴィンテージ家具との相性がとても良いです。ぜひ取り入れてみましょう。

工業の対極にある、有機的な植物とのコントラスト

無機質で工業的なインテリアの中に、有機的な植物を置くと、無機質な質感と植物の有機的な印象が良いコントラストを生みます。植物の緑は、インダストリアルととても相性が良いのです。

配管(ダクト)とインダストリアルインテリア

男前インテリアの代表格、インダストリアルインテリアでは配管(ダクト)がよく活用されています。

配管のゴツゴツしたイメージを、インテリアの一部として取り入れることができるのです。

インダストリアルな住宅の中には、あえて配管をむき出しにしてオシャレ感を演出している家もあります。

このようなスタイルは、オシャレなカフェなどで見かけたことがあるのではないでしょうか?

また、実際に機能している配管だけでなく、管を使ったインテリアをDIYする人もいます。

管はとても丈夫な素材なので、棚などの家具をDIYするのにピッタリの素材なのですよ。

インダストリアルインテリアに欠かせない煉瓦

煉瓦もインダストリアルな雰囲気に欠かせない素材の一つです。

本物の煉瓦を使用しなくても、煉瓦調の壁紙や、アクセントタイルなどを使用することで、十分に雰囲気を出すことができます。

男前インテリアの代表格「インダストリアルインテリア」ならリガードまで

リガードでは、インダストリアルインテリアを全体的に取り入れた家づくりも承っています。

インダストリアルインテリアは、「男前インテリア」と呼ばれることもあるので、奥様よりも旦那様の方が積極的、というケースが多いですが、リガードでは契約前の段階から、旦那様、奥様両方のご要望をじっくりとヒアリングした上で家づくりを行なっていきます。

夫婦でなかなか考えがまとまらない、という場合でもお気軽にリガードまでご相談ください。